京都に行くなら阪急で
今日は快晴。
・・・という予報だったのですか若干曇り。
真っ青な空ではないですが、見頃の梅を期待して降り立ったのは阪急西院駅。
どうせバスは混むからと今日は早めの時間に到着しました。
歩いておよそ50分。
まぁいい運動です。
今日はいい機会なんで、歩くついでに京都の街を撮っていこうと思います。
ぶらぶら歩きながらのスナップもいいものです。
使用カメラはもちろんライカ M。
フィルムモードは「ヴィヴィッド」。
あとは絞りをF4~F8、シャッタースピード・ISOはオートでの撮影です。
使用レンズはズミルックス 50mm F1.4。
やっぱ50mmはいいですねぇ、広すぎず狭すぎず。
何も考えずに撮るなら35mmや28mmなどの広角の方がいいのでしょうが、はやり撮るって行為に集中する場合、フレームに入れる対象を取捨選択する行為が必要だと思うんですよ。
50mmはその取捨選択のバランスがいいですね。
そういえば京都も路面電車があるんですねぇ。
あまり乗ったこと無いなぁ、路面電車。
そうして道を歩いていると、すんげー車なんかも見つけました!
なんでも結婚式の車のようなのですが、建物自体が黒塗りの壁と屋根だったので、パッと見葬儀場に見えちゃいましたね。
まぁ、墓場に入るという意味では結婚式場も葬儀場も同じようなものなのかも(笑
あとでHPで調べてみたら結構雰囲気いいし、評判も良さげな結婚式場でした。
京都は高低差がないので歩きやすいといえば歩きやすいのですが、道もまっすぐで代わり映えしない風景をずっと歩いていくことを考えるとくねくねした道も悪くないのかしら。
そんなこんなで北野白梅町まで到着。
ここまで来たら北野天満宮までもう後ちょっとって感じですよね。
ようやく目的地が見えてきたところで、少しお遊びでもしてみようかと思います。
ライカ M フィルムモード
上にも書きましたが、私が使っているライカ Mにはフィルムモードというものが搭載されており、JPEGで書き込む際の色味などを変更できます。
デフォルトでは設定が「OFF」になっており、この状態でも彩度、シャープネスなどは自分の好みで選択できます。
あくまでもライカ流現像設定がこのフィルムモードというわけですね。
フィルムモードには「ヴィヴィッド」「スムース」「白黒」です。
なぜ白黒だけモノクロではなく日本語なのかは謎。
「ヴィヴィッド」モードはその名の通りヴィヴィッドでカラフルな画像になります。コントラスト強め、彩度強めで私は晴天下はよくこのモードを多用します。
リバーサルフィルムみたいで深い雰囲気で撮れるのが好きです。
「スムース」モードはヴィヴィッドから彩度を引き、シャープネスを上げた感じでしょうか。落ち着いた色合いですが、コントラストを引き上げ締りのある画像になります。
私は曇天から雨のときなどはこのスムースモードを使用します。
光量が少ないときにとてもシットリとした落ち着いた感じに撮れるのが好きです。
「白黒」モードはその名の通りモノクロの画像になります。
個人的にはモノクロはPC上で編集しても問題ないかなってことで、撮って出しで使うことはまずないですね。
ただこのモードにしてモノクロ世界を覗きながら撮影するのもそれはそれで楽しそうですね。
アナログでは決して味わえないデジタルならではの撮り方です。
モノクロは彩度が内分、明暗差をいかに際だたせるかが鍵になります。
今回はそんなモードから「通常」「ヴィヴィッド」「スムース」がどれだけ写りに差があるか比べてみましょう。
自分でもその差をあまり意識したことがないので、結構楽しみです。
通常
ヴィヴィッド
スムース
どうです?
違いが分かりますか?
真ん中のヴィヴィッドは際立って違うので差が分かりやすいですね。
左側のレンガの建物や後ろの木々がカラフルになり、明暗差もハッキリしてメリハリのある絵になっています。
上と下の通常とスムースは似たような傾向ですが、「止まれ」看板を見ると顕著な差があるのが分かると思います。
スムースの方が止まれ看板が暗いです。
つまり、スムースは彩度は通常と同じだけど、コントラストははやりいじっているっぽいですね。
あと拡大してみたら、後ろの木々の精細さが違っていたりもします。
通常は無難なんですが、個人的にはライカの絵としてははやりヴィヴィッドかスムースの方がそれっぽくて好きです
通常
ヴィヴィッド
スムース
続いてはこちら。
全体的に日陰な画像だと通常とヴィヴィッド&スムースの違いがより明確に分かりますね。
ヴィヴィッドとスムースは完全に影部分が暗くなっています。
個人的には暗いところは暗く、明るいところは明るいメリハリのある絵のほうが好きなのでヴィヴィッドとスムースは私の感性に合っていると思います。
通常
ヴィヴィッド
スムース
これもう北野天満宮の目の前なわけですが、空の色がはなり差がでますね。
ライカのデフォルトって割と彩度低めのあっさりした絵なんですよ。
空の色も鮮やかな青というより少しくすんだブルー・グレーみたいな。
ドイツの気候からするとこんな感じの空のほうがナチュラルに感じれるんでしょうか?
そんな違いが見つかるのも楽しいものです。
というわけで北野天満宮までやってきましたので、次回は北野天満宮の梅苑をどうぞお楽しみに。
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