前回、実家から古い桐箪笥をもらってきたわけですが、このままでは使うことができません。
というのもこの桐箪笥、祖母が使っていたものなのですが部屋に放置され使われなくなってどれだけ時間が立っただろう?というくらいくたびれてます。
実際、実家から家に運んで来るときも触れるたびに茶色の粉が服や手に付き、ちょっとでも触れようものならそこからもげていくんじゃないか?という感じ。
金具が当たる箇所も変色していますし、防虫剤独特の臭いもします。
ただ、引出しや引戸はスルスル稼働し、古いだけで物自体はしっかりしてるなと言う印象。
そこで今回は長年付いた汚れを除去し、新たにオイルで表面処理し、ちょっとお洒落なアンティーク家具として再利用してみようと思います。
桐箪笥の洗い出し
桐自体は水気にも手垢にも日光にも弱く、時間経過とともにくすんでくるわけですが、表面の汚れを洗い出し、削り、補修したら上の写真のようにピカピカになって生まれ変わります。
ただ、これを自宅でしようと思ったら流石に骨です。
作業するスペースも限られますし、最後は砥の粉という石の粉を塗り付けるわけですが、そんな専門的な作業とてもとても・・・。
ちなみに業者に洗い出し作業を依頼したら、うちの6段箪笥だと10万~10数万円程度の費用になると思います。
作業自体はちょっと爪があたっただけで凹むような弱い桐素材の箪笥を丁寧に金具を外し、洗い、補修し、磨き、最後に砥の粉仕上げを行うのでそんなもんかなと思いますが。
正直、実家の箪笥にそこまでお金を掛けて再生しようとも思えません。
これが我が家に代々伝わる現在の価値で百数十万円以上した高級家具だったら、ちょっとお金かけてみようかな・・・と思いますが(笑)
ワトコオイルでオイルフィニッシュ仕上げ
ああ
ワトコオイル W-01 ナチュラル(1L)
posted with カエレバ
桐箪笥は素材に使われている桐自体が呼吸し、箪笥内を適度な湿度に保つ役割があります。
通常のニスや樹脂でのコーティングでは木材の表面を覆ってしまい、木材が呼吸できなくなります。
ですがオイルフィニッシュは木材の調湿効果が保たれます。
また、ワトコオイルは有害な化学物質も含まないため、室内の家具などにも安心して使えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿