メインではなく遊び用のサブで始めたキヤノンEFマウント。
大学時代に父親から貰った20Dから始まった私のキヤノンカメラ人生ですが、どうせなら一番いいのを!ということで格安で手に入れたEOS-1D MarkⅢ。
憧れのフラグシップ ~Canon EOS-1D MARKⅢ レビュー~
http://krdayji1988.blogspot.com/2016/05/canon-1d-mark.html
ゆうのひとりごと
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ゆうのひとりごと
どうせ買うなら一番いいものを!
そしてキヤノンにしかないものを!
という理念のもと、ニコンにはないフォーマット「APS-H」フォーマット素子のカメラや85mm F1.2Lという大口径レンズを使ってきたわけでが、とうとう行き着くところまでいっちゃいました。
というわけで、今回は新たに手に入れたカメラ「EOS-1Ds MarkⅢ」を紹介していきます。
Canon最後の1Ds機 EOS-1Ds MARKⅢ
キヤノンのデジタル一眼レフカメラ、そのフラグシップモデルに冠されるのが「1D」というナンバーです。
2001年に発売されたEOS-1DはAPS-H型の素子を搭載し、報道・スポーツ向けのプロモデルとしてプロカメラマンに使用されました。
その翌年、35mmフィルムと同サイズの35mmフルサイズ素子を搭載し、画素数も1Dの2倍以上という高画素モデルが発売されました。
それがキヤノンのフラグシップの中のフラグシップモデルである「EOS-1Ds」です。
EOS-1Dほどの連写速度はありませんが、その高画素センサーを活かし、主にポートレートやスタジオ撮影・風景写真向けとして活躍します。
そしてキヤノンは主に連写を重視するスポーツ向けの機種としてAPS-H型センサーを搭載した「1D系」、三脚なども使用しひたすら高画質な画を求めるフルサイズ型センサーを搭載した「1Ds系」の2機種をフラグシップモデルとして発売してきました。
そして今回購入したのはそんなフルサイズセンサーを搭載する、キヤノンデジタル一眼レフカメラの中でもフラグシップの中のフラグシップカメラ。
その三代目の「EOS-1Ds MarkⅢ」になります。
ちなみにAPS-H型センサー搭載機はEOS-1D MarkⅣまで販売され、その後1Ds系と統合され「EOS-1D X」になります。
1,810万画素の高画素センサーを搭載しながら、12コマ/秒もの連写が可能になったため、わざわざ高速連写モデルと高画質モデルを分ける必要がなくなったんでしょうね。
ただ、画素数だけ見ればこのEOS-1Ds MarkⅢは後継機であるEOS-1D Xよりも大きい2,110万画素のセンサーを搭載しています。
最新フラグシップ機のEOS-1D X MarkⅡでも2,020万画素なので実はそれよりも高画素なんですよね。
まぁ、高感度性能やらAF性能、連射数などは格段に落ちますが写りだけならこのEOS-1Ds MarkⅢでもまだまだ頑張れるはず!
そのせいもあってかなかなか値が落ちないので手に入れるのをためらっていたんですが、夏のボーナスに背中を押されて思わず買っちゃいました。
まぁ相場よりは結構安かったんですけどね。
基本スペック
EOS-1Ds MarkⅢ | EOS-1D MarkⅢ | ||
基本スペック
| 画素数 | 2190万画素(総画素)
2110万画素(有効画素) | 1070万画素(総画素)
1010万画素(有効画素) |
画素素子 | フルサイズ
36mm×24mm CMOS | APS-H
28.1mm×18.7mm CMOS | |
シャッタースピード | 1/8000~30 秒 | 1/8000~30 秒 | |
連写撮影 | 5 コマ/秒 | 10 コマ/秒 | |
ファインダー視野率
(上下/左右) | 100/100 | 100/100 | |
ファインダー倍率 | 0.76 倍 | 0.76 倍 | |
撮影感度 | 標準:ISO50~3200 | 標準:ISO50~6400 | |
記録フォーマット | JPEG/RAW | JPEG/RAW | |
記録メディア | コンパクトフラッシュ マイクロドライブ SDHCカード SDカード | コンパクトフラッシュ マイクロドライブ SDHCカード SDカード | |
液晶モニター | 3インチ
23万画素 | 3インチ
23万画素 | |
サイズ・重量
| 幅x高さx奥行き | 156x156.6x79.9 mm | 156x156.6x79.9 mm |
重量 | 1210 g | 1155 g | |
発売時期 | 2007年11月29日 | 2007年 5月31日 |
EOS-1D MarkⅢとEOS-1Ds MarkⅢの性能を比較してみました。
基本的には同等のスペックなのですが、約1,000万画素のAPS-Hセンサーを搭載しているEOS-1D MarkⅢに比べ、その2倍以上の約2,100万画素フルサイズセンサーを搭載しているEOS-1Ds MarkⅢ。
この違いはかなりデカイですね。
ただお値段もその分かなり差があり、発売時は約45万円程度だったEOS-1D MarkⅢに比べ、EOS-1Ds MarkⅢはその倍の約90万円程度。
当時のキヤノンとしてもかなりセンサー性能に力を入れていたんでしょうね。
ただ、その1年後にはEOS-1Ds MarkⅢと同じ約2,100万画素のフルサイズセンサーを搭載し、コンパクトで軽く動画撮影も可能な5D MarkⅡが約30万円というバーゲンプライスで発売されたため、アマプロ問わずかなりの人がそっちに流れたと聞きます。
実際、EOS-1Ds MarkⅢと5D MarkⅡを比べるとEOS-1Ds MarkⅢが勝っている部分はAF性能とボディの堅牢性程度。
値段も安く、画像エンジンが更新されたため高感度にも強く、更にフルHD動画も撮れる5D MarkⅡはあらゆるカメラマンを虜にしてしまいました。
中古市場を見ても5D MarkⅡの数は結構多いです。
ただ、人気なので値段もあまり落ちませんが・・・。
今回はEOS-1Ds MarkⅢと5D MarkⅡとどっちを購入しようか、最後の最後まで迷いましたが、ここはやはりキヤノンが1Dsシリーズとして最後に作ったカメラの真骨頂を見てみたくEOS-1Ds MarkⅢを購入することにしました。
正面
もはや見慣れた弁当箱スタイルのボディ。
縦グリップはかさばりますが、デカイレンズを付けても重心のバランスが良いんで個人的にはオススメなんですよね。
バッテリーも大容量で何枚とっても減る気がしません。
1世代前のEOS-1Ds MarkⅡはニッケル水素バッテリーを使用しており、重く使い勝手も悪かったそうですが。、EOS-1Ds MarkⅢからはリチウム電池を使用しており軽量化にも貢献しております。
背面
元の値段が値段だけに(販売価格約90万円!!)、使っていたのは金持ちのアマチュアかプロくらいしかおらず、美品を探すのはなかなか困難。
特にグリップが白くなっていたり、ボディが傷だらけだったり、ネームプレートが禿げてたりと中古を探してるとこれだ!って品はなかなか見つかりませんでした。
こちらも背面液晶に大きなキズがあるんですが、まだこの機種は修理可能なんでサービスセンターに持っていって液晶交換をしてもらうのも手かなと思い妥協しました。
液晶の画素数は23万画素とかなり控えめ。
5D MarkⅡは同じ3インチモニターを搭載しながら、92万画素の液晶なので見え方がぜんぜん違うらしいです。
羨ましい。
液晶の画素数は23万画素とかなり控えめ。
5D MarkⅡは同じ3インチモニターを搭載しながら、92万画素の液晶なので見え方がぜんぜん違うらしいです。
羨ましい。
上部
キヤノンフラグシップ機特有のボタン操作。
廉価版は5D系を始め左肩はダイヤル操作なのである意味孤高ですね。
これまでニコンを使ってきたのでニコンの操作系に慣れきってたわけですが、キヤノンの操作系は正直使いにくいですね。
ニコンと全く操作理念が違うみたいです。
ニコンは大きなボタンにボタン+ダイヤルの同時操作を基本としてるのですが、キヤノンは小さなボタンにボタンを押してからのダイヤル操作を基本としています。
ただニコン側は専用操作ダイヤルやレバーが豊富にあり、電源OFF状態でも今の設定がパット見分かるのがいいんです。
キヤノンは右肩の液晶で確認するまで分からないですし、その液晶を見ながら操作するのはちょっと面倒。
ニコンみたいに専用ダイヤルやレバーでDRIVEモードやAF点設定が出来たらいいのにと常々思いますね。
ニコンと違う部分といえばこのシャッターボタンもそう。
ニコンはシャッターボタンの位置に電源レバーがあるためカメラを普通に構えたら人差し指でサッと電源のON/OFFができます。
ですが、この機種は背面にある小さなレバーで電源のON/OFFを行わないといけないのですが、このレバー操作が結構しにくい。
廉価機種は左肩に電源レバーが写りましたが、フラグシップ機の1D X系はまだこの位置に電源レバーがあるので今後もこれが改善されることはないでしょうね。
廉価版は5D系を始め左肩はダイヤル操作なのである意味孤高ですね。
これまでニコンを使ってきたのでニコンの操作系に慣れきってたわけですが、キヤノンの操作系は正直使いにくいですね。
ニコンと全く操作理念が違うみたいです。
ニコンは大きなボタンにボタン+ダイヤルの同時操作を基本としてるのですが、キヤノンは小さなボタンにボタンを押してからのダイヤル操作を基本としています。
ただニコン側は専用操作ダイヤルやレバーが豊富にあり、電源OFF状態でも今の設定がパット見分かるのがいいんです。
キヤノンは右肩の液晶で確認するまで分からないですし、その液晶を見ながら操作するのはちょっと面倒。
ニコンみたいに専用ダイヤルやレバーでDRIVEモードやAF点設定が出来たらいいのにと常々思いますね。
ニコンと違う部分といえばこのシャッターボタンもそう。
ニコンはシャッターボタンの位置に電源レバーがあるためカメラを普通に構えたら人差し指でサッと電源のON/OFFができます。
ですが、この機種は背面にある小さなレバーで電源のON/OFFを行わないといけないのですが、このレバー操作が結構しにくい。
廉価機種は左肩に電源レバーが写りましたが、フラグシップ機の1D X系はまだこの位置に電源レバーがあるので今後もこれが改善されることはないでしょうね。
メモリスロット
メモリスロットはプロ向けらしくダブルスロット。
SDカードにコンパクトフラッシュが使用できます。
これは素直にありがたい。
ニコンの場合、D3からダブルスロットになりましたが、CFのダブルスロットなのでSDカードカードは使えなかったんですよ。
記録スピード考えたらCFの方がいいんでしょうが、廉価で大容量のSDカードが使えるのはありがたい仕様です。
メニューは慣れたら見やすいですね。
細かく分類わけしてあり、これはニコンのメニューよりも探しやすくて○。
背面ダイヤルも適度なクリック感があり操作はしやすいんですよね。
また、背面ダイヤルの中央のSETボタンを押すことでライブビューも使用できるので(AFは使えない)、三脚に構えて構図を決めるときとか楽です。
これは素直にありがたい。
ニコンの場合、D3からダブルスロットになりましたが、CFのダブルスロットなのでSDカードカードは使えなかったんですよ。
記録スピード考えたらCFの方がいいんでしょうが、廉価で大容量のSDカードが使えるのはありがたい仕様です。
背面
メニューは慣れたら見やすいですね。
細かく分類わけしてあり、これはニコンのメニューよりも探しやすくて○。
背面ダイヤルも適度なクリック感があり操作はしやすいんですよね。
また、背面ダイヤルの中央のSETボタンを押すことでライブビューも使用できるので(AFは使えない)、三脚に構えて構図を決めるときとか楽です。
EOS-1D MARKⅢとの違い
というわけで2つ仲良く並べてみましょうかね。
サイズはどっちも同じなので、パッと見外観は変わりません。
Dsの金文字とDの銀文字くらいしか違いが分からないでしょう。
ですが、フルサイズセンサーを搭載することでミラーやファインダー、ペンタプリズムの大きさも大きくなったため軍艦部の出っ張りの形状も少し違うんです。
こうやてみると良くわかりますね。
ホットシューの部分がEOS-1Ds MarkⅢの方が盛り上がっているのがわかります。
まぁ、大きな違いと言えばそのくらいなんですけどね。
あと並べて気が付きましたが、右肩の液晶の色が微妙に違うんですよね。
手前がEOS-1Ds MarkⅢで奥がEOS-1D MarkⅢなんですが、EOS-1Ds MarkⅢの方はオレンジっぽい色なのに対し、EOS-1D MarkⅢの方は緑っぽい色なんです。
ただ、液晶のライトはどっちも青色でした。
これもメーカーによって違っており、ニコンは緑色のライトが点灯します。
そういった違いも実際に使ってみなければ意識できませんよね。
操作感はEOS-1D MarkⅢと同じなのでもはや慣れた操作です。
しかし、そのEOS-1D MarkⅢの約二倍の画素がどのような絵を見せてくれるか今から楽しみです。
とりあえず、まずはキヤノンのサービスセンターに持っていきシャッター数などを確認したいと思います。
EOS-1D MarkⅢはもう修理保証期限も切れており壊れたらおしまいなのですが、このEOS-1Ds MarkⅢは来年2018年の5月まで修理保証があります。
ですので、万が一シャッター数が多くても今ならシャッターユニットの交換なども可能というわけです。
別にメインでガシガシ使っていこうとは思ってないですけど、できるなら長く使っていきたいですからね。
また、背面液晶の傷も気になりますし(使う上では問題ないが…)、それもいくらで交換できるか聞いてきましょう。
ではでは、またこのEOS-1Ds MarkⅢで撮った写真をブログで紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!
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