2016/05/20

憧れのフラグシップ ~Canon EOS-1D MARKⅢ レビュー~

Canonのフラグシップモデルの決定版 EOS-1D MARKⅢ


とうとう買ってしまいました。
キヤノンのフラグシップモデル「1D MARKⅢ」です。
なぜキヤノンなのか、なぜフラグシップモデルなのか、なぜいまさら1D MARKⅢ(以降1D3と表記)なのか。
色々疑問もあるかもしれませんが今日は新しく手に入れたカメラについてレビューしていこうと思います。

まずはじめになぜこのカメラを買うことになったのかということ。
元々私はニコン使いで今も普段はフルサイズのD700とAPS-CのD2xを使っています。
かと言ってキヤノンを使ったことがなかったわけでもなく、初めて買った一眼レフ Nikon D90を使ってた頃は親から譲り受けたCanon 20Dなども使っていました。

20Dはなかなか良いカメラで画素数こそ少ないですがこれに28-70mm F2.8 Lをつけていると結構いい感じの色味の絵を吐き出してくれたので気に入ってました。
しかし、当時の私からしたら2つのマウントを維持することは難しくD700を購入し、フルサイズにステップアップする際にD90と20Dは売ってしまいました。

しかし、またキヤノンにも興味が出てきてヤフオクなどを覗いてると、型落ちの1桁機が割と安い価格で出ていることを知ったのです。
どうせ買うならキヤノンで一番いいカメラを買ってやろうと。
もちろん、性能は最新のエントリー機の方がいいんでしょうが造りという点ではフラグシップモデルを越えるものはフラグシップモデルしかありません。
そして私はその造りが写真を撮影する上では割りと重要視していますので、どうせ遊ぶなら一桁機をと思ったわけです。

NikonのD2xは5万円程度で購入しましたが、同時期に発売されていたキヤノンの1D MARKⅡ(以降1D2と表記)は3万円ちょいで買えます。
最初は1D2に安めの単焦点でも買って遊ぼうかなと思っていましたが、1D2とその後継機である1D3では性能に大きく差があり、その差と価格差を考慮しまた迷うことになりました。
1D2は約4万円、1D3は約6万円。
その差は2万円ですね。

1D2と1D3を比べてる記事を読むと、

前モデルのマークII Nからスペックアップ。画素数は820万画素から1010万画素へ、AFクロス測距点は7点から19点へ、連写速度は8.5コマ/秒から10コマ/秒へ、連続撮影枚数はJPEG・Lで48コマから110コマへ、映像エンジンはDIGIC IIIに、高感度画質に優れISO1600が常用に、これだけの進化を遂げながらバッテリー込みで200g以上の軽量化を達成。まさにデジ一眼のフラッグシップである。

とのこと。
個人的に高画素化と高感度の強化は無視できない点ですね。
また、連写速度が10コマ/秒は魅力的です。
今のAPS-C機でもこれを越える機種は少ないのではないでしょうか。
そんなこんなで迷っているとヤフオクでボディ+バッテリーのみの1D3が格安で出ていたのです。
写真を見る限りボディの傷も少なそう。
プロ機である1桁機は酷使されたボディが多く買う時は注意が必要です。

控え目な価格で競り合っているとなんと5万円以下で購入できたではありませんか!
また、ほぼ新品の50mm F1.4 USMのレンズも格安で手に入れることができました。

これでキヤノンの一眼レフをまた楽しむことができる。
私はワクワクしながら商品が届くのを待ったのでした。


各種レビュー

基本スペック
画素数1070万画素(総画素)
1010万画素(有効画素)
画素素子APS-H
28.1mm×18.7mm
CMOS
シャッタースピード1/8000~30 秒連写撮影10 コマ/秒
ファインダー視野率
(上下/左右)
100/100ファインダー倍率0.76 倍
撮影感度標準:ISO50~6400記録フォーマットJPEG/RAW
記録メディアコンパクトフラッシュ
マイクロドライブ
SDHCカード
SDカード
液晶モニター3インチ
23万画素
サイズ・重量
幅x高さx奥行き156x156.6x79.9 mm重量1155 g
発売時期
2007年 5月31日

基本スペックは上記の通り。
このAPS-Hという特殊なセンサーサイズもこのカメラに惹かれた理由の一つ。
キヤノンのフラグシップモデルはAPS-Cよりも少し大きいAPS-Hという素子をこれまで採用していました。
1Dに始まり1D MARKⅡ、、1D MARKⅡN、1D MARKⅢ、1D MARKⅣと進化していきます。
また、フルサイズセンサーを搭載したフラグシップモデルもあり、それは1DsとDの後ろにsが付くモデル名となっています。
ちなみに今は1D系と1Ds系は統合されフルサイズセンサーを搭載した「1D X」として販売されていますね。

APS-Hはフルサイズよりもコストが安く、APS-Cよりも大きいということでキヤノン的には両方の素子のいいとこ取りみたいな位置づけの素子だったのでしょうが、言い換えればフルサイズよりも小さくAPS-Cよりもコストが高い素子なのでどうしても中途半端感が拭えないのですよね。

レンズは35mm換算で1.3倍。
これも望遠を使用する時はAPS-Cより短くなるし、広角を使う時はフルサイズよりも狭くなる。
また、レンズはフルサイズ用しか使用することができないのでレンズのコストとしてはフルサイズ機と変わらないんですよね。
考えれば考える程中途半端な素子サイズです。
でもそんな中途半端さが個人的には気に入ってます。


ではボディを見ていきましょう。
丸みを帯びたボディがキヤノンの一眼レフの特徴ですね。
どちらかというと男性的なシルエットなニコンに対し女性的なシルエットなキヤノンというイメージ。
個人的にはシャッターボタン周りがあっさりし過ぎでそこのところはニコンのほうが好きなのですが、これはこれで美しいボディラインですね。


背面には3インチの液晶にキヤノンの特徴でもある背面ダイヤルがキヤノンらしさを演出してますね。
ニコンとは一味違うインターフェースです。
液晶サイズはやはりこの位大きくないと使いづらいですね。
また、液晶の質もなかなかで逆にキレイに映りすぎるのでPCに取り込んだ後印象が違ってみえてそれはそれでどうなのかと思ったり。
ちなみにD700の液晶は逆にカメラ側の液晶はあっさりし過ぎでカメラで確認した時は味気ない絵なのですがPCに取り込んだ時はいい感じに見えるという感じ。


肩液晶の表示もキヤノンと大きく違います。
液晶もキヤノンのは黄色っぽい液晶ですね。
ニコンのは緑っぽいです。
キヤノンは専用ダイヤルが少なめで基本的な設定は全部ボタン+ダイヤルで行います。
これ離れかもしれませんが、今はまだこの辺の設定はニコンの方が好きです。
単写や連写を切り替える専用ダイヤルやAFポイントの切り替えレバーなど独立したそうだができるニコン機はよく使うその辺の設定が直感的にできますからね。


キヤノンはAF-DRIVEや撮影MODE設定も専用ボタン+ダイヤルで行います。
この辺は本当に慣れなんでしょうね。
慣れてないとどこのボタンがどこにあるのか迷います。


記録メディアはダブルスロットなのは嬉しいですね。
私にとっては初めてのダブルスロットです。
コスト的には安いSDカードに信頼性、書き込み速度の優れるコンパクトフラッシュ。
どちらも使えるのがほんとありがたい。


MENU画面もニコンと大きく違いますね。
この辺も慣れなんでしょう。
色々いじって設定も追い込めるようにしていきたいと思います。


買ったレンズの50mm F1.4 USMもいいですね。
コンパクトでAFも早い。
しかしAF/MF切り替えレバーは使いにくい。
ここはニコンのレンズのほうが操作性は上ですね。


そんなこんなで手に入った1D3。
これからお金に余裕があればキヤノンマウントでしか楽しむことのできないレンズなども集めていこうと思います。

また、AF設定についてはキヤノン公式HPにて
http://cweb.canon.jp/e-support/guide/eosd.html
設定書をダウンロードすることができます。

これは1D3ユーザー必見ですねぇ。
私もダウンロードしてスマホに入れてます。
さて、今年はこの1D3で色んな所を撮影していきたいですね。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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