CPUを交換しよう
さてMac Proも「メモリ」「ストレージ」と交換してきましたが、最後に交換するのがこちら。
何やら中国から届いた怪しげな小包。
そう「CPU」です。
流石に4コアのままだと能力がかなり貧弱・・・(それでも今使ってるWindowsマシンよりは性能が高いぞ!さすがはMac Proだぞ!!
どれだけの性能差があるかというと、4コアだと一昔前のiMacのCore i5モデルとどっこいどっこいというところ。
この性能だと現行Mac miniのCore i3モデルにも負けそうです。
Mac ProがMac miniに負けるなんて許せないよ!!ってわけでCPUを強化したかったのですが、Mac ProはよくあるCore i○っていうCPUではなくXeonというサーバーとかに使われるような特殊なCPUを使用しているんです。
また、基板の問題で最新版を買ってポン付けなんてことはできず、このMac Proにあったものを選ばないといけないわけで。
とりあえずメルカリやヤフオクなどでは10コアモデルが23,000円ほどで手に入ることが分かりました。
12コアモデルも出てますが30,000円オーバーくらいしてちと高い・・・。
ただ、どうせなら最高スペックの12コアがいいし、でもこれ以上大きな出費は・・・と悩んでいたんですけど。
そうだ!Aliexpressなら安いCPU出てんじゃね?と中華通販サイトのAliexpressを覗いてみると・・・。
なーんと2万円ちょいで12コアが買えちゃうじゃないですか!!
まぁ6年前のCPUですし値下がりもやむ無し?!
でもこの12コア当時20万円以上してたんだよなぁ。
中国からの発送なんで2週間弱待つことになりましたが、ようやく届いたのがこのブログの一番上の画像になるわけです。
ではさっそくCPUを組み込み、Mac Pro改にしちゃいましょう!
まずサクッとボディカバーを外すと。
ネジを取って上部ファンをとりま・・・?!
何この埃!!
届いたときから結構熱持つなぁこのボディ、とか思ってましたがどうやら原因は上部ファンにホコリが溜まって上手く排熱が行われていなかったことが原因っぽい・・・。
しかしこれは気をつけないといけませんね。
定期的な掃除が必要ってことですね。
ここまでの分解事態は簡単なんでコレを機会に覚えていきましょう。
ある意味それが分かっただけでもCPU交換するために分解する価値はありましたね。
しかし何年分のホコリなんだろ?
最高でも2013年から2019年の6年間の使用だと思いますが・・・。
私はこのMac Proは机の上においての運用なので、ここまでホコリは溜まらないと思ってるんですけどどうなんでしょ?
ファンの掃除は後にするとして、あー他の基板とかにも結構ホコリが溜まってますねぇ。
円形基板の裏側もこの通り!
このMac Proは下部と上部に大型ファンを搭載しており、円柱の中央部に放熱板を配置しているレイアウト。
空気の流れが理想的で放熱効率は良いみたいですけど、逆に言うとボディ全体にホコリが溜まっていくということなんですよねぇ。
基板に付いたホコリを逐一払いに行きつつ、ようやくCPUの付いた基板まで到着しました。
CPUを固定している器具を裏側のネジをすべて外して外すと・・・。
ヒートシンクからCPUがベリっと剥がれました!
しかし、このムダのないレイアウト。
ある意味感心してしまいます。
Apple以外にこんなマシン作れるところってないでしょうね。
CPUとヒートシンクについたグリスをきれいに拭います。
元のCPUはXeon 4コア 3.70Ghz、今回交換するのはXeon 12コア 2.7Ghzとなります。
上のベンチマークでいくとコレでほぼ倍のスペックになります。
これで動画編集もサクサク・・・になるはず!
というわけで新たなCPUを装着。
器具で固定し新しいグリスを塗りたくってヒートシンクに接着していきます。
後は元通りに戻したら完成!!
CPUもしっかり読み込めてます。
これで
・CPU 4コア→12コア
・メモリ 12GB→64GB
・ストレージ 250GB→1TB
となりました。
おそらく中古でこのスペックのを買おうとすると25万円くらいはくだらないと思います。
ですが、合計で18万円でお釣りが来る程度で完成できました。
やったぜ!!
わかりにくいですが無料のベンチマークソフトで測ってみると・・・。
スコア上は約2.4倍のスコアに!!
圧倒的じゃないですか!!
また、メモリも12GBのときは動画編集ソフトを使用しているとすぐに9GBや10GBとかメモリを使って他のソフトとの併用は大変きつい感じだったのですが。
64GBに増設したら他のソフトとを併用していても使用メモリ28GB程度とまだ半分以上メモリに余裕がある状態に。
これは作業が捗ります。
またあまり意識してなかったのですが、SSDの書き込みも大幅アップしました!!
SSDの規格って日々進化していき、読み書き速度が上がっていることは知っていましたが・・・。
なんとSSDを交換しただけで
・書き込み 782.2MB/S → 1202.0MB/S
・読み込み 933.8MB/S → 1423.6MB/S
に速度アップ!!
読み書きが約1.5倍になりました。
まぁ、カタログスペック3000MB/s (書込み)、3500MB/s (読込み)のSSDなんでカタログスペックの半分の性能も出せてはいないんですけどね・・・。
ただこれはMac Proが古いモデルで今の高速読み書きに適したハードじゃないからだと思います。
最新式のマザーボードに装着したら恐らくスペック通りの性能を発揮してくれるでしょう。
それでも十分早いんですけどね。
というわけで、私のMac Proはサクサク動くようになり、これで動画編集も完璧だ!!となったわけですが。
しかし、ここで最後の問題が。
一体何のソフトを使って動画を編集する?ってこと。
前に使っていたPowerDirectorはWindows専用ソフトですし、ここで再度動画編集ソフトを選択する必要が出てきました。
次回はこのシリーズの締めくくりとして私がMac環境で動画を編集する際、どの動画編集ソフトを選んだのかを紹介していきます。
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