それはまさに大正ロマン?100年以上前の桐箪笥
まぁ、ある意味なんでもありなんですね。
ですが、どうせならあれに入れたいですよね。
古来より着物を収納するために使われてきた伝統的な箪笥。
そう”桐箪笥”です。
軽くて丈夫、そのうえ火に強く水分を吸う性質があるため水没しても木が膨張し中の衣服を浸水から守るという。
昔は女の子が生まれたら庭に桐を植え、育った桐で花嫁道具の桐箪笥を拵えたそうな。
そんな桐箪笥ですが、着物収納どうするかな~と思っていた矢先、いらなくなった桐箪笥が実家にあるから取りに来ないかと連絡が入ったのです!!
これは何たる僥倖か!?
早速、実家に向かい桐箪笥を家まで運んできたのでした。
ででん!!
これが実家に眠っていた桐箪笥。
うん、すげーボr(ゲフンゲフン
すごく趣がある佇まいですよね♪
うちの祖母が大正12年生まれなのでその親や祖母なら明治時代か!?
少なくとも大正時代には実在したであろう桐箪笥です。
色んな意味で歴史の重みを感じますなぁ。
ちなみに最上段は金具は完全に収納され、天板とフラットになるのですが、真ん中と下の段は金具が一部飛び出す形で収納されます。
上の段にはこの一部飛び出した金具を納める穴も空いており、積み重ねたときズレ防止に使えるわけです。
いやー合理的にできておりますな!!
また、こんな感じの鍵も付いており、各引き出し、戸棚はロックがかかります。
最初はわざわざ衣装ケースに鍵をかける必要ある?と思いましたが、ロックを掛けておけば持ち運ぶとき引き出しが飛び出ることを防ぐことができます。
すごく合理的にできてるんですなぁ。
ほんと感心するばかり。
引き出しもちゃんとスライドして変な引っ掛かりなどないし、建付けはよさそうです。
裏板もカビなどで朽ちてませんし、板の張替えなどはしなくてよさそう。
ただ、持ち運ぶときに少し触れただけで手は汚れるわ、服は茶色く染まっちゃいました(笑)
流石にこのまま使うのは難しそうです。
本来、桐箪笥は古くなっても洗い出し、磨き、砥の粉などで表面を塗り直し、金具なども磨くか交換することでリメイクできるのですが。
流石に素人DIYで砥の粉処理まではできません。
今回はサラッと紙やすりで磨いたあと、ぬるま湯なんかでじゃぶじゃぶ水洗いを行い、その後ワトコオイルなどで表面処理しようかなと思ってます。
人によっては桐箪笥にオイルを塗るなんて言語道断!!って人もいるでしょうが、お店に出してリメイクしようとしたら安くて十数万、値が張れば何十万もかかったりするので。
流石にそこまでして今後も使い続けなくていいかなって感じです。
どうせ捨てられてたような箪笥ですしね。
というわけで、ゴールデンウィークは箪笥のリメイクができたらいいですねぇ。
早く着物を収納したいもんですが、また作業についてはブログでも紹介して行こうと思います。
ではでは。
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