2026/09/01

カメラを使わなくなったから「防湿庫」を考えるVol.2 防湿庫選びは「容量」から考える


前回は、なぜ今になって防湿庫を買うことにしたのかを書きました。


以前はカメラを持って出掛けることが多かった私ですが、今では使わない時間のほうが長くなりました。


だからこそ、使っていない間の保管環境をきちんと整えたい。


そう考えて、防湿庫を購入することにしました。


では、実際に防湿庫を選ぶとなったら、何を基準にすればいいのでしょうか。


私がまず考えたのは、やはり容量でした。


防湿庫の場合、機能や価格ももちろん大切ですが、そもそも現在持っている機材が収まらなければ意味がありません。


しかも、ギリギリ入るサイズではなく、ある程度余裕を持たせたい。


そこで今回は、まず自分に必要な容量を決めるところから始めることにしました。


まずは、これだけの機材がある


防湿庫を選ぶ前に、現在持っている機材を一度全部並べてみました。


こうして並べてみると、自分でも思っていた以上にあります。


カメラ本体だけなら、それほど場所を取らないように感じるのですが、レンズまで含めるとかなりの量になります。


さらに、バッテリーやバッテリーグリップ、フィルター、ストラップ、クリーニング用品など、細かなものもあります。


そして、今後さらにレンズが増える可能性もあります。


せっかく防湿庫を買うのなら、現在の機材をギリギリ詰め込むのではなく、多少余裕のあるサイズを選びたい。


そう考えました。


こうして見ると、これをまとめて収納できる防湿庫となると、やはりある程度の容量が必要になりそうです。


私の場合、どのくらいの容量が必要なのか

では、実際に自分の機材を収納するには、どのくらいの容量が必要なのでしょうか。


まずは現在の機材を、防湿庫の収納サイズに置き換えて考えてみます。


現在、標準レンズを装着した状態で収納したいカメラが6台


そこに交換レンズが、


・標準レンズクラス 4本

・中望遠レンズクラス 4本


あります。


もちろん、これ以外にもバッテリーやバッテリーグリップ、フィルターなどの小物があります。


そこで、まずは各メーカーが公開している収納目安や収納例を見ながら、自分に必要な容量を考えてみることにしました。


メーカーが推奨する収納例

防湿庫を選ぶとき、メーカーが公開している収納目安は非常に参考になります。


例えば、HAKUBAのKEDシリーズでは、容量が大きくなるにつれて収納できるカメラの台数も増えていきます。


今回比較したサイズを並べてみると、こんな感じです。



数字だけを見ると、私の機材なら100Lでも入りそうに見えます。


カメラは6台ですから、KED-100の「標準ズーム付き10台」という数字だけを見ると、まだ余裕があるようにも感じます。


でも、ここで一つ気になりました。


「実際に、一つの棚にどれくらいの機材を置けるのだろう?」


 一つの棚に、実際どれくらい置けるのか

カタログに書かれている「○台収納可能」という数字だけでは、実際の収納状態までは分かりません。


同じカメラでも、装着しているレンズによって必要なスペースは大きく変わります。


特に望遠レンズや大型レンズになると、1本だけでもかなりのスペースを使います。


そこで、メーカーの収納例を参考にして、一つの棚にどのくらいの機材を置けるのかを実際の機材サイズに置き換えて考えてみました。



今回は、おおよその目安として、


・標準レンズを装着したカメラ → 1段に2台

・標準レンズ → 1段に4~8本

・中望遠クラス → 1段に4本程度

・70-200mm F2.8や150-500mmクラスなどの大型レンズ → 1段に2本程度


として考えます。


大型レンズは、単純に「レンズ1本」と数えてしまうと、実際の収納量とかなりズレてしまいます。


三脚座が付いた大型望遠レンズなどは、1本でもかなりのスペースを占有します。


そこで今回は、「1段にどれくらい置けるか」を基準にして、自分の機材を当てはめてみました。


私の機材なら、何段必要なのか

まず、標準レンズを装着したカメラが6台。


1段に2台と考えると、これだけで3段必要になります。


次に標準レンズが4本。


こちらは1段に4~8本程度と考えれば、1段で収まりそうです。


そして中望遠クラスが4本。


こちらも1段に4本程度と考えると、さらに1段


ここまでで、


3段+1段+1段=5段


必要になります。


さらに、バッテリーやバッテリーグリップ、フィルター、ストラップ、クリーニング用品などを収納するスペースも欲しい。


そう考えると、機材だけで5段。


小物まで含めれば、6~7段程度の余裕が欲しいという計算になりました。


実際の防湿庫は何段ある?

では、実際の防湿庫にはどのくらいの棚があるのでしょうか。


ここで、先ほどの必要段数と実際の製品を照らし合わせてみます。



100LクラスのHAKUBA KED-100は5枚の棚


一方、150Lクラスになると、より多くの収納スペースを確保できます。


そして約200LのRe:CLEAN RCN-195Dも、複数のスライド棚を備えています。


つまり、


100Lクラスでも、カメラやレンズを収納すること自体はできます。


ただ、私の場合は機材だけで5段程度が必要です。


さらに小物まで入れたい。


そう考えると、5段の100Lではどうしても余裕がありません。


「入るかどうか」だけなら100Lでも何とかなる。


でも、


「余裕を持って収納できるか」


と考えると、話は変わってきます。


そこで、100Lではなく150L以上を選ぶことにしました。


設置場所も考えてみる

容量が決まったところで、もう一つ考えなければならないことがあります。


それが、どこに置くのかです。


防湿庫は一度設置すると、そう頻繁に動かすものではありません。


いくら大容量でも、部屋に置いて邪魔になるようでは困ります。


今回、防湿庫を置こうと考えていたのはこちらの場所です。



テレビボードの横に空いているスペースがあります。


ここなら普段の生活動線を邪魔することもなく、防湿庫を置くことができそうです。


実際に幅を測ってみると、設置スペースにはある程度余裕があります。



ただし、ここで重要なのが横幅と高さのバランスです。


せっかく空いているスペースだからといって、横幅いっぱいまで使ってしまう必要はありません。


それよりも、できるだけ縦方向に収納できる防湿庫のほうが、部屋の空間を有効に使えます。


そこで、防湿庫を選ぶ条件として、


「必要な容量を確保しながら、できるだけ縦方向に収納できること」


も加えることにしました。


メーカーを比較してみる

ここまでで、必要な容量と設置条件がかなり明確になってきました。


私の場合は、


150L以上


できれば200Lクラス


そして、設置場所を考えると縦型が理想です。


そこで、改めて各メーカーを比較してみました。


今回候補にしたのは、


・HAKUBA

・東洋リビング

・HOKUTO

・Re:CLEAN


の4社です。



ここまで見ると、HAKUBAや東洋リビングにも魅力はあります。


東洋リビングには237Lの大型モデルもありますが、こちらは幅840mmのワイドタイプ。


今回の設置スペースを考えると、横方向に大きく広がるタイプは候補から外しました。


HOKUTOとRe:CLEAN、最後に気になった違い

ここまで条件を絞ると、最終的に気になったのがHOKUTOとRe:CLEANでした。


どちらも大容量モデルがあり、ペルチェ式の全自動除湿、デジタルによる湿度管理、LED照明など、基本的な性能は十分です。


つまり、単純に「除湿性能がどちらのほうが上か」という比較では、決め手になりませんでした。


そこで、私が注目したのが棚の構造です。


今回の機材は、カメラ本体だけではありません。


標準レンズを装着したカメラもあれば、小型の交換レンズもある。


さらに、中望遠レンズや大きなLeica Sのレンズもあります。


つまり、収納する機材の大きさがかなりバラバラです。


こうなると、棚をどう使えるかが非常に重要になります。


HOKUTOは棚が固定式になっており、私が確認した範囲では棚板を追加して収納段数を増やすという使い方はできませんでした。


一方、Re:CLEANは棚の高さを調整できるだけでなく、棚を追加して収納スペースを増やせる。


さらに大きな違いが、スライド式の棚です。


棚そのものを手前に引き出せるため、奥に収納した機材にもアクセスしやすい。


防湿庫の奥に入れたレンズを取り出すときも、棚を手前に引き出せば、奥まで手を伸ばす必要がありません。


これは実際に使うことを考えると、かなり便利です。


特に私のように、いろいろなサイズのレンズやカメラを収納する場合には、棚を引き出して機材を確認できるほうが、圧倒的に取り出しやすいと感じました。


収納する機材に合わせてレイアウトできる

例えば、大きなレンズを収納する段は高さを確保する。


小型のレンズを並べる段は、棚の間隔を狭くする。


カメラを収納する段は、レンズを付けた状態で取り出しやすい高さにする。


そんなふうに、収納する機材に合わせて防湿庫の中を自分でレイアウトできるわけです。


今回の私の機材量を考えると、これはかなり魅力的でした。


単純に「195Lあるからたくさん入る」というだけではありません。


195Lの空間を、自分の機材に合わせて効率よく使える。


そして、


必要なときには棚ごと引き出して、機材を取り出しやすい。


ここがRe:CLEANの大きな魅力だと感じました。


そして、Re:CLEANを選んだ

最初は、防湿庫なんて「湿気を取ってくれればいい」と思っていました。


しかし、実際に機材を並べ、必要な容量を計算し、設置場所まで考えていくと、選ぶ基準がかなり明確になりました。


私の場合は、


機材だけで約5段。


小物まで含めれば、6~7段程度の余裕が欲しい。


そのため、100Lではなく150L以上。


さらに、できるだけ縦方向に収納できるもの。


そして最後に、棚の使いやすさ。


HOKUTOも十分魅力的な防湿庫でした。


基本的な除湿性能や湿度管理も十分。


容量も申し分ありません。


それでも、今回の私の機材構成を考えると、


棚を追加できること。


棚を引き出せること。


この2つは大きな違いでした。


機材をただ詰め込むのではなく、種類や大きさに合わせて整理して収納できる。


そして、必要なときには棚を手前に引き出して、機材を取り出しやすい。


この使い勝手まで考えた結果、私はRe:CLEAN RCN-195Dを選ぶことにしました。


容量だけなら、もっと小さい防湿庫でも入ったかもしれません。


しかし、


「入る防湿庫」ではなく、「余裕を持って使える防湿庫」


を選びたかった。


それが、今回約200LクラスのRCN-195Dを選んだ一番の理由です。


次回、実際に使ってみる


こうして、長々と比較した結果、ついに防湿庫を購入しました。


選んだのは、


Re:CLEAN RCN-195D。


約200Lという大容量の防湿庫です。


果たして実物はどのくらい大きいのか。


実際に部屋へ置いてみるとどうなるのか。


そして、これだけのカメラとレンズを収納すると、庫内はどんな状態になるのか。


次回は、いよいよRe:CLEAN RCN-195Dそのものを詳しく紹介していきます。


開封から設置、そして実際の収納まで。


カタログだけでは分からなかった部分も含めて、実際に使ってみた感想を書いていきたいと思います。


ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。