2016/01/25

高級コンデジ”パナソニック LUMIX DMC-LX100”



というわけで今回は私が今一番欲しいと思っているコンデジ”パナソニック LUMIX DMC-LX100”について話していこうと思う。
このカメラはパナソニックが販売ているハイエンドコンデジLXシリーズの6代目である。
LX1からLX2、LX3、LX5、LX7ときていきなりLX100と番号が飛んだわけだが、それこそパナソニックがこれまでのLXシリーズと全く違った新たなLXということを強調したかったのかもしれない。

これまでも通常のコンデジより大きいセンサーを搭載してパナソニックのハイエンドコンデジを引っ張ってきたLXシリーズだがLX7にて1/1.7型センサーに開放F1.4のライカレンズを搭載し並み居る強豪と張り合ってきた。
 LUMIX DMC-LX7


しかし、そんな中周りの会社のハイエンドコンデジはより大きなセンサーを求め、最近のハイエンドコンデジでは1型センサーが主流になりつつある。
パナソニックもLXシリーズにおいて1型センサーを搭載したハイエンドモデルを出すのかと思ってはいたが、まさか1型センサーを超え出てきたのは「フォーサーズ」センサーを搭載した化物コンデジだとは誰が予想できただろうか。




フォーサーズセンサー搭載ハイスペックコンデジ「LUMIX DMC-LX100」
画素数:1684万画素(有効1280万画素)
画素素子:4/3型(フォーサーズ)MOS
焦点距離:24~75mm
F値:F1.7~F2.8
撮影感度:ISO125~25600(拡張ISO100)
シャッタースピード:60~1/4000秒
最短撮影距離:50cm(標準)・3cm(マクロ)
その他:EVF(276万ドット)搭載、4K動画対応、Wi-Fi、
ボディサイズ:114.8x66.2x55 mm
重量:本体:351g 総重量:393g


先代のLX7と比べるとボディサイズは大きく重くなった。
搭載されているセンサーはパナソニックのミラーレス一眼でも採用されている「4/3型(フォーサーズ)」であり、ある意味このカメラはパナソニックのミラーレス一眼をレンズ固定式にしたものといえるだろう。
実際、サイズを見てみてもパナソニックのファインダー搭載式のコンパクトミラーレスの中ではフラグシップモデルのDMC-GX8とDMC-GM5の間の大きさと重さである。
物によってはLX100よりコンパクトで軽いミラーレス一眼もあるのだが、このカメラが搭載する「24-75mm F1.7-F2.8」を満たすレンズを買おうと思うと10万円以上の費用がかかりそしてそのレンズは当然沈胴ではない。
最初から標準のみにこだわるのであればコンパクトに収まっており値段も安いこのカメラを購入するのも悪くない選択だ。





背面のボタン配置は至ってシンプル。
上部に4つのボタンと右側にジョグダイヤル及び4つのボタンがある。
親指をかけるグリップ部分は適度な大きさで割りと大きめに作られているのでカメラを構えるときも構えやすい。
Fnボタンは全部で3箇所。
それぞれに各機能を割り当てられるが、どの程度使い勝手がいいのかはまだヨドバシカメラで触った限りではわからなかった。
ジョグダイヤルは私が嫌いなユルユルタイプ。
回転部の幅がなくトルク感も薄い。
こういうタイプは回しにくく操作性に劣るのでもっとしっかりしたダイヤルに変えるかいっその事外して欲しい。
ダイヤルの上下左右にも各ボタンが割り当てられているがこれがこのしょぼいジョグダイヤルのために押しやすさが阻害されている。

EVFはサイズも大きく276万ドットと高解像度でコントラストがはっきりした映像が見られる。
EVFは最近の高級コンデジではすっかりお馴染みの存在となったが、はやりこれが有ると無しでは晴天下など明るい環境での撮影に大きく影響する。
ただ、小さすぎるボディでは使い勝手が悪くその恩恵もあまり享受できないのだが、このLX100は適度なサイズでカメラも構いやすくEVFも使いやすい。
ある意味他のカメラと違って本気の撮影が出来そうな機種だ。

一方、背面液晶は3インチ92万ドットと悪くはないがごくごく普通の液晶。
RX100M4などは3インチ122万ドットなのでEVFほどのこだわりは感じられない。
また、タッチパネルやバリアングル液晶でもないためその辺の機能がついたモデルと比べると使い勝手は一弾劣ると言える。
特にタッチパネルは三脚にカメラを構え静物撮りをする際など簡単に思ったところにピントが合わせられるのでないに越したことはない。
その辺全部のせというにはまだ少し物足りない感を残した出来なのは否めないが今後LX100の後継機が出てきた場合はその辺の機能も強化されているであろう。




軍艦部はこれはまたカメラ好きにはたまらない専用機能ダイヤルが2種搭載されている。
1つはシャッタースピードダイヤル。
通常であればモードダイヤルが配置されている位置についており、A(オート)を始めT~1/4000秒までダイヤルで設定できる。
もう一つは露出補正ダイヤル。
最近の高級コンデジでは一般化されつつあるが露出補正が単独ダイヤルで配置されているのだ。
あとは電源レバーにズームレバーとシャッターボタン、フィルターボタンがある。
フィルターボタンはシャッターボタンのすぐ右側にあり、撮影中には一番押しやすい位置ともいえるが正直フィルター要はピクチャースタイルをそこまで頻繁に変更する必要性があるのか疑問である。
通常であればここにもっとよく使うボタンもしくはFnボタンを配置してくれていればいいのだが、ネットでもLX100が持つ欠点の一つとして上げられている。

レンズには手前からアスペクト比変更スイッチ、レンズ横にフォーカスモード変更スイッチ、レンズ中央にコントロールリング、一番外側に絞りリングが搭載されている。

このカメラは先にも説明したがモードダイヤルがない。
通常のコンデジであればモードダイヤルにてP(プログラムオート)、A/Av(絞り優先モード)、S/Tv(シャッター優先モード)、M(マニュアルモード)などを入れ替える。
ではこのカメラはどのようにしてそれらのモードを使うのか。
知ってしまえば簡単でシャッターダイヤルと絞りリングをそれぞれA(オート)に合わせたらフルオートようはP(プログラムオート)モードとなる。
そこから絞りリングを操作し各絞りに設定を変えたらシャッタースピードは自動で合わせることになりA/Av(絞り優先モード)となる。
また逆に、絞りリングをAに合わせシャッター速度を各速度に設定を変えればS/Tv(シャッター優先モード)になるというわけだ。

この半マニュアルのような操作がカメラ好きにはなんとも言えない。
元々フルマニュアルのフィルム機では絞りはレンズ側の絞りダイヤルで、シャッター速度は本体側のシャッター速度ダイヤルでそれぞれ合わせて撮影を行う。
LX100はそんなフィルム機のようなマニュアルの操作性を残しつつ自動モードも使える設定にしているのだ。
ちなみにじっくり撮影するときは各ダイヤルをいじっていればいいが、サッと撮影したいときわざわざ各ダイヤルをAに合わせる必要はない。
電源の横にある「iAボタン」を押すことでワンタッチで「おまかせiAモード」に切り替わり絞りやシャッター速度はもちろんホワイトバランスも含め、その環境に最適の撮影設定を選択してくれるモードとなる。
夕焼けや夜景、料理など撮影設定が難しい環境でも自動でカメラがそれらを識別してくれキレイに撮影してくれるというわけだ。
ちなみに解除も「iAボタン」を押すだけでいいのでこれは大変使い勝手がよさそうだ。






レンズがせり出した状態はこのようになりあまり見栄えはよろしくない。
まぁ撮影中はレンズ部分が撮影者からは見えないのが救いか。
また、このカメラはレンズは常時むき出しで収納時はレンズキャップを装着することとなる。
ただしそれが面倒くさい場合は、レンズのせり出しに伴い自動で開閉するキャップも販売しているのでそちらを買ったほうが使い勝手はいいだろう。





最後にこのカメラはフラッシュは標準搭載されていない。
そのため使用しようと思うと外付けフラッシュを装備する必要がある。
まぁ、私自身あまりフラッシュは使う方ではないのでこれについては特に問題ないが多用する人は買うとき注意が必要だ。


そんなわけでざっとLX100を説明してきたわけだ、私がコンデジの買い替えにあたってこのカメラを選んだわけはずばりこのカメラがもつ”オンリーワン”性である。
RX100は確かに便利なカメラだった。
コンパクトだしズームもそこそこ使え明るいレンズは暗所でも安心して撮影ができる。
しかし、販売された当時ならいざしらず今では他にも1型という大型センサーを搭載したカメラは幾つも出ている。
それらの中でもRX100M4は一歩進んだカメラだと思うが流石に今更サブコンデジに10万を超える金額の投資はできない。
となるとその前機種を買うかと言われたらそれはそれで悩む。
他にも候補がある分余計にだ。

しかし、LX100はまさに他に競合する機種のないまさにオンリーワンのカメラだ。
CANONに1.5型というフォーサーズセンサーよりデカイセンサーを搭載しているコンデジもあるにはあるがあれはでかく重くその上EVFもついていない。
操作性も他のコンデジと変わらずモードダイヤルで撮影モードを選び各設定を行う。
その点LX100の操作は昔のフルマニュアルカメラを彷彿とさせ、フィルムではフルマニュアルしか使用していない私にとってはとても馴染みやすい操作なのだ。

サイズは確かに大きく重さも重い。
しかし別に持ち運べないサイズではないし、ケースに入れかばんに放り込んでおけるクラスのサイズだ。
実際、ヨドバシカメラで実機を触ってもそこまで変な感触はしなかった。
ただし、不満点を上げるとすればズームレバーが小さすぎて構えたままレンズをズームするのがとてもやりにくい。
しかしそれもレンズのコントロールリングをズームに設定すれば問題は対処できる。

値段も出た当初は10万円を超えた価格だったのが今では6万円を切る価格で売っている店も出てきた。
たまたま、Tポイントが4万ポイントも手に入るラッキーな出来事があったためそれを使えば2万円以下で買えちゃうわけで金額の悩みはクリア出来ている。

あとはそのポイントが付与されるのが2月10日ごろなのでその時までにもう一度くらいヨドバシカメラに立ち寄り実機を触って最終確認をしてみたい。

さてさて、次に手元に来るカメラはどんなカメラか。
今から楽しみである。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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