2017/08/03

カメラ初心者のための三脚選び

いやー毎日暑い日が続きますね。
すっかり夏まっさかりです!!



夏といえば海に山に海外なんかに行くのも良いかもしれません。
山頂でキャンプをして朝日を眺めたり、海に沈む夕日を見たり、夜には花火や星空観察なんかもいいでしょう。

そしてカメラ趣味の方ならそんな素晴らしい景色を、ぜひ自分のカメラで撮影して残したいと思うはず!!
ですが、そんなとき手持ちだとブレブレの写真になってしまうという経験はなかったでしょうか?
日中以外の暗い環境で撮影する場合はシャッタースピードを遅くして撮影する必要が出てくるため、手持ちではどうしても手ブレという問題がついて回ります。

そんなとき役に立つのがこれ。



三脚』です。

私も大学生4年の頃からカメラ趣味を始めましたが、一眼レフを買ってからと言うもの色んなものが撮りたくなったんですよね。
ちょうどそんなとき、大学の友人が地元の花火大会に撮影に行かないか?と誘ってくれたんです。

そして急遽一眼レフが載る大きめの三脚を見繕い(上の写真の左側のやつ)、夕方それを担いで会場まで自転車でいったわけですね。




そのかいあってか、初めてにしてはそれなりの花火撮影もすることができたのですが、やっぱ三脚がないとどうにもなりませんでした。

そしてこの夏!

再び、この花火大会に撮影に行きたいなという思いがふつふつと湧いてきたわけです。
しかし、当時とは装備が全然違う!(大学時代使ってたカメラももう売ってしまいましたしね。)
そこで今年の花火大会は、新しい三脚を購入して挑もうと思ったわけです。


今回のブログではその時色々悩んだポイントなどを紹介しようと思います。
初めて三脚を購入される方などの参考にしていただけたら幸いです。



カメラ初心者のための三脚選び

目次タイトル

  1. 三脚を知ろう
  2. 三脚の重さと大きさにつて
  3. オススメの三脚紹介

1.三脚を知ろう

各部紹介



まず基本的なことですが三脚は「雲台」と「脚部」の2つのパーツに分けられます。
アマチュア用とかは2つセットで販売されていますが、プロ用とかになるとそれぞれ別買いして自分の用途にあった三脚を作るわけですね。


雲台


雲台は主に「3way雲台」と「自由雲台」の2種に分けられます。


3way雲台

三軸それぞれ調整できるのが特徴で、細かい調整に優れています。
風景とか物撮りをする際に細かく微調整することができますが、その分セッティングに時間がかかったりします。
また持ち運びの際、自由雲台に比べ重くかさばります。

メリット
・じっくりと構図の調整が出来る
・水平がとりやすい

デメリット
・大きく重い
・素早くセッティングできない

得意な撮影
・水平を撮る風景撮影
・室内でのマクロ撮影 など


自由雲台

ボールジョイントにより名前の通り自由にセッティングできる雲台です。
ロック部分を緩めるだけでグリグリ自由にカメラを動かせますので素早い調整ができます。
また、3way雲台に比べコンパクトで軽いという特徴もあります。

メリット
・素早い構図の調整が出来る
・軽くコンパクトなので持ち運びも楽

デメリット
・水平を撮るのが苦手
・微妙な調整がしずらい

得意な撮影
・動きのある動体の撮影
・アウトドアなど屋外での撮影 など


雲台はそれぞれ特徴があり、どちらが優れているなどはありません。
最初はどれを選べば良いのか迷うかもしれませんが、個人的に初心者の方は3way雲台を選んだほうが楽かなとは思います。

結局一番の違いはコンパクト性と素早くセッティング出来るかなんです。
ですが、初心者の方がパパッとセッティングできるかといえばそうではないと思います。
多少時間がかかっても1軸ずつ調整できる3way雲台の方が気楽にセッティングできるのではないでしょうか。



脚部

三脚の「脚部」ですが脚部は素材・太さ・段数などなど比較するところがたくさんあります。
今回は脚のロック方式(ナット式、レバー式)について話をしていきましょう。


上がナット式、下がレバー式


ナット式(ナットロック)
ナット式はネジのように脚の節目の部品を回すことで脚を固定します。

どの方向からも操作できるのが利点ですね。
また機構上シンプルで部品も少なく故障などのトラブルに強い傾向があるそうです。

ただ、安い三脚のナット式は操作性が最悪で私もその時の体験が尾を引きずり、三脚といえばレバー式だろという印象が長らく消えませんでした。

しかし、多少お高めなナット式の三脚を買ったらそんな印象が吹っ飛びました。
驚くべきほどスムーズ!そしてシンプルゆえの頑丈さ!

撮影地にいっても本格的な装備の人は皆このナット式の三脚を持ってきていますね。


レバー式(レバーロック)
ある意味初心者の私にとって画期的すぎたロック方式がこのレバー式。

最初に買った三脚が本当に安物で、ナット式なのはいいのですがナットを回そうとすると三脚の脚まで回ってしまい(高いナット式はそんなことないですからね!)、脚の伸縮がすごくしにくかったんです。

そこで次に買った三脚はこのレバー式にしました。
コレがまた操作しやすい。
伸ばすのなんてワンタッチで各脚のレバーを開放させ、ススッと脚を伸ばすことができます。

安めの三脚なら個人的にはレバー式がおすすめですね。



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2.三脚の重さと大きさについて

三脚を選ぶ上で、重さと大きさはとても重要な要素になってきます。
これを誤ると三脚って何か使いにくいなと誤解してしまったり、最悪の場合は高い機材を壊してしまう可能性もあるので、三脚を選ぶ際にはこの重さと大きさに気をつけて選んでください。



メーカーのHPにいきますと、様々な三脚の情報が載っていますが、今回はその中で耐荷重と足の長さについて説明していきます。


三脚の耐荷重

耐荷重とは三脚にどれだけの重さの機材を載せれるかを示します。
上の商品紹介を例に出すとこの部分です。


ただこの表記が曲者で、何か業界で統一規格があればいいのですがそんなものはなく、あくまでもメーカーが推奨する基準に基づいたスペックなんですよ。

何が言いたいかというと、例えばとあるメーカーは「快適に撮影が行える最大重量」を耐荷重として設定しているかもしれませんし、別のメーカーは「三脚が壊れない最大重量」を耐荷重として設定しているかもしれないのです。

ですので基本的にはメーカー推奨の耐荷重の半分くらいが最適に使用できる重量だと思っておいたほうがいいかもしれません。
上の商品で言えば、カメラボディ+レンズ=1kg前後というわけです。
おおよそ各カメラの目安を書くと使うレンズによりますが、

1kg未満:コンデジ
1kg~1.5kg:ミラーレス一眼、エントリー一眼レフ
1.5kg~2kg:中級一眼レフ
2kg~3kg:ハイエンド一眼レフ

くらいでしょうから、耐荷重2kgならばコンデジ~エントリー一眼レフまでは載せれても、中級一眼レフなどはちょっと厳しいかもしれません。

私はこれまで耐荷重2kgの三脚を使用してきましたが、ハイエンド機を使うようになってからはやはり不安を覚えたので買い換えることにしました。


三脚の足の長さ

三脚の長さは撮影者の身長によって最適なサイズがあります。
基本的にはカメラの位置がアイレベル(目線の高さ)になるサイズが最適と言われています。

上の画像で言うと女性がモデルですが、身長160cmなので目線の高さは概ね155cm程度。
ですので脚を伸ばし、エレベーターを上げその高さまで調整できるなら最適に使用できるでしょう。



上の三脚紹介ページで説明すると脚の最大長が1,353mm、エレベーターを伸ばした全長が1,653mmになります。
ただ、三脚を使用するときはエレベーターを最大まで伸ばせばバランスが悪くなります。
伸ばしても半分程度と覚えておいたほうが良いでしょう。

上の三脚で言えばA:全長ーB:脚最大長=300mmなので半分の長さは150mm。
よって脚最大長1,353mm+150mm=1503mmとなります。
この高さをアイレベルと考えると伸長155cm前後の人が対象となります。

男性の方は出来る限り余裕をもたせた高さの三脚を選ぶことをオススメします。
私は最初に上記にあるような三脚を買ってしまったせいで、中腰でカメラを使用することになってしまいました。

成人男性なら三脚の全長は1700~1800mm程度のものを選べば安心です。



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3.オススメの三脚紹介


三脚には様々なメーカーが有り、それぞれ特徴とかありますが初心者にオススメできるのははやり、

・SLIK(スリック)
・Velbon(ベルボン)

でしょう。
どちらも日本のメーカーで安価な商品からプロ用まで手広く扱っており、コスパに優れていると思います。

あとスタイルで選ぶならイタリアのManfrotto(マンフロット)や本格プロ仕様で選ぶならフランスのGITZO(ジッツオ)などもいいでしょう。
ジッツオは今はマンフロットと同じくイギリスのVitecグループ傘下らしいですが、世界で初めてカーボンファイバー製の三脚を作ったメーカーでもあり、一番安い三脚でも数万はくだりません。
まぁ本格派のお供によく見かけます。


耐荷重2kgまで

SLIK 三脚 スプリント PRO II
by カエレバ

SLIKの三脚はとにかく安いんでいいですね。
耐荷重2kgまでなら4段くらいのがオススメです。
基本段数が増えれば安定性は失われるんですが、雲台の上に構えるカメラ重量が軽いのなら不安定さも軽減できます。
この三脚は新品で買っても1万円前後ですし、収納高が470mmと50cm未満になるのでこれなら中型のバックパックなんかにも付けれます。


Velbon  Sherpa 445 III 

by カエレバ
Velbonも同じようなものがあります。
こちらも4段で軽量かつコンパクト。
レバー式なんでセッティングから片付けも楽にできます。





耐荷重4kgまで

Manfrotto  Befree 
Manfrottoはスタイリッシュな三脚を出しています。
このBefreeはとてもコンパクトにでき、本体重量が1.4kgなのに耐荷重4kgなのは魅力的ですよね。
しかも値段もAmazonの実売価格で2万円以下!!
ただ、その軽さのためか全伸高144cmというのが悩みどころ。
コンパクト製と使い勝手は相反するので仕方ありません。


Manfrotto  190GO!シリーズ 
by カエレバ
上と同じくManfrottoの耐荷重4kgでガッチリホールドしてくれそうなのがこの190 GOシリーズです。
同社の190シリーズを持ち運びしやすいよう軽量かつコンパクトにしたモデルになります。
お値段はAmazonの実売価格で25,000円とやや高めですが、全伸高173cmは魅力的。
また雲台が凄く使いやすそうなんです。
耐荷重4kgのタイプを買うなら私はこれにしようと思ってました。


ザクっと見てみるとこんな感じですね。
上記のは全てアルミ素材のモデルになりますが、これがカーボンとかになると同じ耐荷重でもより軽く振動も直ぐ収まるなどメリットがあります。
ただ値段がほぼ倍程度になるので初心者には少しハードルが高いですね。

今回は本当にザクッとした説明になりましたが、皆さんも三脚を買う時は自分の用途にあった三脚を選びカメラライフを楽しんでみて下さい。


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ゆう
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旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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