2017/08/12
妹からお中元が来た。
届いたのは8月の頭くらいだったが、ようやく包装を空けて中を確認したわけだが。
これまで素麺と言えば揖保乃糸(兵庫県民なんで)だったが、妹のいる奈良ではやはりこの三輪素麺が代表的な素麺なのだろう。
そもそも素麺の起源はこの三輪素麺とされており、この三輪素麺の会社も嘉永三年(1850年)からの創業とあるから中々の会社だ。
揖保乃糸のある揖保川中流域でも1400年頃には寺院日記に素麺の記述があるそうで、こちらも古くから素麺の産地として名を馳せていたのだろう。
立派な桐箱を開けてみると、これもまた立派な素麺が鎮座している。
夏らしくかぼちゃやトマト、オクラなど夏野菜を使った素麺らしく、色はもちろん香りもこの時点でプンプン漂ってくる。
これはなかなか美味しそうな素麺ではないか。
そもそも、素麺というものはそこまでお高い食べ物じゃない。
スーパーなどで5束200円とかでも売られている庶民の食べ物だ。
しかし!揖保乃糸でもそうだが、そんな安物素麺とこういった高級素麺はまさに別物。
普通の素麺がまー素麺だなというレベルなら、高級素麺はナニコレ?!本当にコレが素麺?!という感動を味わえるレベル。
ただ、毎日そんなものを食べたら持たない(主に私の財布が)ので、普段食べるのは安物で十分なのだ。
その代わり、こうやって高級素麺を食べる機会があれば全力で美味しく頂くわけである。
というわけで、暑い部屋の中、汗だくになりながら天ぷらを揚げ、薬味と実家のきゅうりの千切りを用意し、いざご賞味。
ん?んんん???
これは旨い!!
歯ごたえが全然違う!
適度に腰があり、それでいてプツッと切れて喉越しもいい。
また、今回は普通の素麺ひと束にトマト素麺をひと束茹でたのだが、そのトマト素麺の酸味が麺つゆとベストマッチという感じだ。
ちょっと甘辛な麺つゆに、油っぽい天ぷら、それを中和するかのようなひんやりして酸味の効いた麺。
最高の取り合わせだ。
最近はすっかり冷や麦にご熱心な私だが(安物の素麺はコシがないので、少しでも太めの麺を選んでいた)、この素麺なら食べごたえもあり、そして野菜がミックスされていることにより飽きることもないだろう。
ほんと良いものを貰ったものだ。
毎週末、付け合せを考えながらじっくり堪能して食べるとしよう。
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