レリーズケーブルを手に入れる
水郷祭の花火を撮影しにはるばる松江までやって来た今回の旅ですが、実は出かける前から懸念点が一つありました。
それはレリーズケーブルを買い忘れたことです。
買ったことは買ったのですが、型番を間違えてD700で使用できないのを買ってしまったんですよね。
それで松江のキタムラで現地調達しようと行ってみたわけですが・・・。
D700用のこのレリーズケーブルは定価で5,000円以上するわけです。
う~ん、この花火を撮った後いつ使うかわからないようなものに5,000円もかけれるか。
散々迷いに迷った挙句、出した結論はこれでした。
ライカ用のレリーズケーブルを購入し、ライカで花火を撮る!!
これなら1,600円くらいで済みます!!(それでも高い!!Amazonなら1,000円以下です・・・)。
ライカ用のMマウントレンズはElmar 50mm F2.8しか持ってきてませんでしが、ニコンFマウントアダプタは買っておいたので、手持ちのニコンレンズをライカに装着することができます。
ニコンレンズをMFで使用し、超アナログなレリーズケーブルにて花火を撮る。
果たして上手くいくのか…。
ドキドキの花火撮影が始まります。
花火が上がるのを待つ
Leica M(Typ240) + Elmar 50mm F2.8 ISO200 SS 1/500 F/8.0
松江の街を散策した後は17時半頃に場所取りしておいたとろこに戻りました。
花火は20時から始まりますので、2時間以上ありますがとりあえずその間に夕食やトイレなどを済ましておきます。
NIKON D700 + TAMRON 15-30mm F2.8 ISO100 SS 10s F/16.0
そして19時半。
段々と人も集まってきました。
辺りも暗くなり、対岸のマンションの明かりも目立ってきます。
空に浮かぶ月がいい感じですね。
そして待望の花火大会が始まりました。
感動の1時間、大気が震える花火大会
NIKON D700にて
開始時間もどんどん迫りまだかまだかと待っていたら、いきなりドドドン!!っと打ち上げてくれました。
準備できてなかったのでちょっと慌ててシャッターを切ります。
ここから何枚かはNIKON D700にて撮影しました。
NIKON D700 + TAMRON 15-30mm F2.8 ISO100 SS 10s F/16.0
大きな花火は超広角を使っても入り切らないのが凄いです。
フルサイズ換算15mmで撮ってもフレームアウトしてます。
NIKON D700 + TAMRON 15-30mm F2.8 ISO100 SS 10s F/16.0
こちらがオープニングのフィニッシュですねぇ。
アチラコチラにガンガン打ち出していきます。
湖面に反射した花火がとても鮮やかでキレイです。
Leica M(Typ240) にて
さてここからがLeica Mでの撮影です。
最初のD700での撮影はシャッタースピードを4~10秒程度に設定しリモコンでレリーズを切って撮影していました。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 5s F/不明
ちなみに上の写真はピントがうまく合ってなかったですね。
花火撮影やホタル撮影など暗闇での撮影の場合、ピントを合わせることが結構な問題となります。
普通は明るいうちに無限遠でピントを合わせ、絞りをF11~F16程度に合わせておきます。
ただ、今回は途中でLeica Mにチェンジしたため、しばらくはピントが合ってないのに気付かず写真を撮っていました。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 8s F/不明
ある程度絞ればピントは気にならないのですが、上の写真も無限遠にはピントが合っていません。
Leica Mの場合はライブビューも使用できますので、背面液晶で風景を写しながら、今回の場合は対岸のビルの明かりに焦点が合うようピントを調整しました。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 9s F/不明
花火撮影などの長時間露光の場合、ちょっとしたブレも写りに反映しますので、本体のシャッターボタンを押すのでなく、レリーズケーブルやリモコンなどでシャッターを切ることが前提となります。
レリーズケーブルを使用する場合は、バルブモードを使用することで露光時間も自由に設定できますので、花火が上がってから開くまで好みで調整できるのがいいですね。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 8s F/不明
概ね8秒前後で撮影してますね。
数秒露光した場合、長時間ノイズ除去で次の撮影まで時間がかかることになるので、その間に良い花火が上がっちゃったら残念な気分になります。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 12s F/不明
大きな花火は打ち上がるまで時間がかかるので露光時間を長いですね。
この辺りからはちゃんと対岸にピントが合ってます。
中心部をちょっと拡大。
コレだけ暗くてもノイズが少なくてLeicaも進化したなぁと感じる絵です。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 6s F/不明
この辺りからはちゃんと対岸にピントが合ってます。
中心部をちょっと拡大。
コレだけ暗くてもノイズが少なくてLeicaも進化したなぁと感じる絵です。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 6s F/不明
この辺から6秒の露光になってます。
数発いっぺんに上げる場合は、露光しすぎると明るくなりすぎるので注意が必要です。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 7s F/不明
途中、左右に向けて打ち出す場面があるのですが、そうなると広角28mmでは入り切りませんね。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 5s F/不明
途中アップで撮影したところなんて何がなんだか。
やっぱ超広角で撮影したい!
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 4s F/不明
ここでようやく時刻は20時半。
半分のプログラムが終わりましたが、もう左に右に上にと乱れ打ちです。
こっちは撮影して意識しながらの撮影ですが、やっぱ1時間飽きさせないように打ち上げるのも工夫が必要なんですね。
単調に打ち上げるのでなく適度に緩急を付けて上げているのが良く分かりました。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 12s F/不明
空の月がフレーミングする際のいい目安になります。
大きめの花火が複数あがらないと絵的には寂しいです。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 6s F/不明
青い花火は涼しげでいいですね。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 9s F/不明
さてここからはラストスパート。
ドでかい花火が連打されます。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 9s F/不明
盛り上がってきました!
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 9s F/不明
明るすぎると何が何やら。
ここで一旦凄い煙に包まれるのですが、いい感じに風で流れて。
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 9s F/不明
最後は黄金のシャワーからの
Leica M(Typ240) + AF-S Nikkor ED 28-70mm F2.8D ISO200 SS 9s F/不明
大爆発!!
これでフィニッシュです。
いやー、本当に気持ちよかった。
こっから本日泊まる米子まで2時間半かかりましたが、それでも十分行く価値が合ったと思えました。
本来は二日間に分けてやる花火大会も1日に集約すれば大満足なボリュームになります。
来年も準備をしっかりしてチャレンジしてみましょうかね。
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