2019/02/08

キッチンツールを総入れ替え! ~鳥部製作所 キッチンスパッター ~

さて今回買ったキッチンツールの紹介もこれで終わり。
最後はキッチンバサミの紹介をしていきたいと思います。

キッチンバサミに求めることとは?



さて今使っているキッチンバサミが使いにくくなってから、ずっと買い替えたいと思っていたのですが。
次に買うキッチンバサミはどんなのにしよう?と考えたとき、私は以下のことを踏まえて買うことにしました。

1.オールステンレス
2.丈夫で長く使える
3.メンテナンスしやすい
4.デザインがいい

ざっと考えてこの4点です。
値段についてはそりゃ高いより安い方がありがたいですが、下手に安いのかってすぐ捨てる羽目になるより、良いものを長く使いたいなと思いました。

そんな中で出てきた候補がこちら。


ツヴィリング J.A. ヘンケルス クラシック 料理バサミ


まずはこちら”ツヴィリング J.A. ヘンケルス クラシック 料理バサミ”です。
そもそもキッチンバサミは1938年にツヴィリング J.A. ヘンケルス社が最初に作ったといわれております。

このキッチンバサミは当時から姿かたちが変わらず、今もなお作り続けられているまさに「キッチンバサミの原点」なんです。

ただのハサミ機能だけじゃなく、栓抜き、蓋開けやくるみ割りなどの機能を持たした合理的なデザインと言えます。
今の時代だとそういった機能はあまり使わないと思いますけどね・・・。

ただ流石と言いますか、ツヴィリング J.A. ヘンケルスだからと言いますか、お値段が定価で16,000円、実売1万円前後とすっごくお高いハサミなんですよ。

材質は、特殊ハイカーボンステンレススチールの鍛造で出来ており、熱したあとに急激に冷やす「フリオデュア」と呼ばれる冷硬処理がされているそうで、強度が高く硬い刃をらしいです。

そのため、20年以上一度も研がなくても切れ味が変わらないと言われてるほど、確かな品質と信頼できる性能を持ったハサミなんですね。
プロご用達でもあります。

ただ値段が…。
流石に今回はここまで出せないのでもっとリーズナブルなのを探すことにします。
ですが、今回買ったのが壊れたら今度はこれを検討しても良いかもしれません。

あとはこのクラシックタイプで似たようなものは

パール金属 キッチンバサミ 2000円前後


金鹿工具製作所 みまつ キッチン鋏 1600円前後

などがあります。
どちらも日本のメーカーで2000円未満で買えるリーズナブルなキッチンバサミ。

金鹿工具製作所の方は分解もできるので、メンテナンス性もいいです。
しかしはやりツヴィリングのを見ちゃうと作りの粗さが写真だけ見ても伝わってきます。

十分実用だとは思うんですけど、ずっと使うことを考えるとどうでしょうか・・・。


貝印 KAI 関孫六 キッチンバサミ 4000円前後

個人的にすごく興味が惹かれたのがこちら”貝印 KAI 関孫六 キッチンバサミ”です。
ステンレス製品に迷ったときは流行り安心の「貝印」。
そして貝印の製品でも安定のブランドである関孫六ブランドのキッチンバサミです。

デザインが非常にシンプルなのが良いですね。
持ち手が広く握りやすそうですし、刃先も長く無駄な力をかけずに切れそうです。

また、鍛造により製造されているので大変強度も強いと思われます。
一番最初に紹介したツヴィリングも鍛造で製造されており、更に後処理にも拘っているから高いんですよね。

これはツヴィリング並のコストをかけて製造はされていないでしょうが、それなりの一品と言えるでしょう。


また、ワンタッチで分解して洗えるのもGOOD!
分解できるとかみ合わせがバカになるんじゃないか?って心配もあるありますが、このくらいの価格帯からはちゃんとそのへんの精度もキチッと作り込んでいるでしょう。


湾曲したタイプもあるみたいで、こちらは


素材を持ち上げず切ることが出来るのがメリットなんだとか。
なるほど色々ありますねぇ。

とりあえず、まずはこれを第一候補として考えていたんですけど最終的に買ったのがこちらになります。


使い勝手だけじゃない美しく使えるキッチンバサミ


最終的に私が選んだのがこちら”鳥部製作所 キッチンスパッター ”です。
安心のメイドインジャパン、金属加工で有名な新潟県三条市のメーカーである鳥部製作所のキッチンバサミで、最終工程は1本1本職人さんの手によって調整されています。


これを最初に見たとき「キレイなハサミだなぁ」と思いました。
細部に至るまでのデザインがすごくこだわりを持って作られおり、かといって無駄な装飾などではなく合理性を追求したデザインだなと感じます。

更に分解して洗えるので衛生的にもいいですね。
ちなみに気になるお値段ですが、実は先に紹介した”貝印 KAI 関孫六 キッチンバサミ”よりもお安い3300円前後!!

これにはわけがあって、”貝印 KAI 関孫六 キッチンバサミ”は先に紹介したとおり鍛造によって製造されています。
ですが、この”鳥部製作所 キッチンスパッター ”は鍛造による高コスト、高重量でなく、安く、軽く、そしてデザインのいいハサミを製造することを理念としてプレス加工による製造をしているため、メイドインジャパンでもこの値段なんですよね。

とはいえ、その品質はプロも認める高品質さで、国内のリゾートグループの厨房で使われていたりするようです。
人前で使用しても見栄えするデザインですしね。

ですので、今回は多少丈夫さは追求できませんでしたが、

1.オールステンレス
3.メンテナンスしやすい
4.デザインがいい

に加え、コスパがいいことを吟味し、こちらの商品を選びました。


商品レビュー


それでは商品レビューに移っていきましょう。
まず清潔感あふれるパッケージ、ですがここはもうちょいシックなデザインでもいいかもしれませんね。


箱を開けるとハサミ本体登場!
いやーやっぱりこの姿は惚れ惚れするくらい美しいですねぇ。



ただキッチンに並べているだけでもワクワクできそうなデザインです。
取っ手の部分など、かなりこだわりを持ってデザインされていますが、持った感じは脆さなど一切感じさせないくらい堅牢な仕上がり。

すごく安定感のある作りなんですよね。
さすがは金物加工に定評のある新潟県三条市のメーカーです。



取っ手の内側にはプラスで刻印が掘ってあります。
ちょっとしたこだわりでしょうか。
見ての通り、この取っ手は刃の部分の金属に細い金属棒を曲げて組み合わせてるだけで、接着にネジや接着剤など使用していません。

それでもカチッとくっつき一切のキシミや遊びのない仕上がりは流石と言えるでしょう。
正直こんな作りだと脆いんじゃないの?とか思っちゃいましたが、普通のそのへんに売ってるプラの取っ手のキッチンバサミとは雲泥の差の堅牢さです。



刃を広げるときもスカスカ感も硬さも感じさせない、適度にズーっというトルクを感じさせるかみ合わせです。
キツすぎる緩すぎず、確かな精度で噛み合っている証拠ですね。



こうやって見たら取っ手部分の刃と一体になっている金属板部分は僅かに歪曲しており、これが手にジャストフィットします。
これがおそらく直線的だと変な引っ掛かりになり、使いにくいとなるのでしょうが、そのへんもさすがはプロの仕事と言えますね。



約110°まで開き、真ん中のネジ部分を押し込みながら更に広げると簡単に分解できます。
戻すときはその逆をすれば良いのですが、この分解組み立てのスムーズさ。
これなら安心して分解組み立てを繰り返し行えるなぁと思えるくらい、キチッと動作してくれます。


この部分におそらくスプリングが仕込まれており、押し込んだり、固定したりしてるんでしょうが、そちらの方の強度はどんなものかは気になりますね。
これは分解できる全てのキッチンバサミに言えることでしょうが。

そこまで使用頻度は無いと思うので、長く持ってくれることを期待していますが、そればかりは使っていかないと分かりませんね。



手に持った感じはこんな感じ。
ほんと使いやすいですこのハサミ。

実際にビニール袋とか切ってみると、気持ちいくらいスーっと刃が入っていくんですよ。
まだ、肉や野菜の食材などはカットしたことありませんが、これならそれらの調理なんかも安心して出来そうですよね。

というわけで、今回は”鳥部製作所 キッチンスパッター ”の紹介でした。
このハサミ、ホントおすすめです。
3000円前後で買えるキッチンバサミの中ではピカイチのデザインと性能なんじゃないですかね。

また、機会があったらツヴィリングのハサミなんかも試してみたいですけどね(笑
では今日はこのへんで。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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