季節を彩る小さな光 ホタルを撮りに行こう

ホタル撮影には三脚は必須です

ホタルをまじまじと見たのなんて何年ぶりでしょう。
いつもこの季節は忙しかったり雨が降ったりとなかなか見に行く機会が取れなかったのですが、今年はせっかくなんでホタルを見に行こうと実家から車で40分ほど行ったところにあるとある集落にやってきました。

昔はどこでも見れたんでしょうが、最近はホタルが見れる場所もめっきり減りました。
町おこしなんかでホタルを増やしてる場所もあるそうですがそういう場所は情報があまり発信されていないんですね。

ホタルが飛び交えば飛び交うほど、人がどっと押し寄せてホタルがいなくなるのを危惧するのでホタル情報はどんどん秘匿されていく。
まぁ、そういうときは昔ながらの方法。

足で稼げってことですよね。

今回もひょんなことからこの集落の河川にホタルがいるという情報を聞きつけやってきたわけです。
近くに車を止める場所があり、かといって人混みで溢れているわけでもない。

なかなかいいロケーションです。
ですので、私もこの場所はマル秘とさせていただきますね。

知ってる人は知っている、そんな場所です。

明るいうちに係の人に挨拶し、河川の方をブラブラ歩いていきました。
聞くと今年はもうピークは過ぎたとのこと。

ええ、そういう気はしていましたが。
それでもホタルが見たいので、薄暗くなっていく景色の中光が灯るのをまだかまだかと待っていたら・・・。

ぽぅっと川の上で明かりが灯りました。
上の写真はちょっと明るすぎますね。

実際はこのくらいかももう少し暗いくらいです。
時刻は夜の8時を過ぎた頃。

ようやくホタルのダンスの始まりです。

数は少ないですけど、なんとか見れてよかったです。
私は明るいうちから三脚を取り出しカメラをセット。

あとはスローシャッターでパシャパシャ撮っていました。
途中、近くのおばちゃんから「うまく撮れへんけどちゃんと撮れよる？」と聞かれましたが。

まぁ、スマホでこの明かりを撮るのは難しいでしょうねぇ。
あと撮れないからと行ってフラッシュ炊くのはやめてください・・・。

ホタル観察で絶対してはいけないことは「フラッシュを炊く」こと。
場所によってはスマホなどの液晶が点灯してるだけでぶん殴られますからね。

ちなみに私は10秒ほどのスローシャッターで撮影していました。

まぁ単体の写真だと面白くないので、試しに10枚ほど合成したのがこちら。

ホタルの量が多ければ、写真いっぱいに飛び交う様子が見えるんでしょうけど、数匹でも何枚も写真を組み合わせればそれなりの光の軌跡へとなります。

ちまたに溢れているホタルの写真はほとんど合成したものばかりですからね。

来年はちゃんとしたタイミングで訪れ、いい写真が撮れると良いなぁ。

そこまでガチな人がおらず、かといって閑散と寂しいわけでもない。

なかなかいい場所を見つけました。

また地元の有志の人でしょうが、係の人がはがきを配っており、住所を書いて渡しておくと来年のホタルのピークに家に送ってくれるんだとか。

来年はその葉書が届き次第、駆けつけてみようかしら。

この地区で末永くホタルが見られるよう祈ってます。