写真家の信頼に、進化で答える EOS-1D X
ようやく購入したCanon「EOS-1D X」が届いたので早速実機レビューしていきたいと思います。
いやー、それにしても対応が早い業者の方で良かったです。
これをもたもたされて実家に帰ってる途中に発送しましたとかだと、正月の三が日明けないと手にすることができませんでしたしね。
とりあえず、実際に触って見る前に本体スペックを再確認しておきましょう。
本体スペック
- レンズマウント:キヤノンEFマウント
- 画素数:1810万画素(有効画素)
- 撮像素子:フルサイズ 36mm×24mmCMOS
- ローパスフィルター:あり
- 撮影感度:標準ISO100~51200(拡張ISO50、102400、204800)
- 連写撮影:14コマ/秒
- シャッタースピード:1/8000~30秒
- AFセンサー測距点:61点
- 液晶モニター:3.2インチ 104万ドット
- ファインダー形式:ペンタプリズム
- ファインダー倍率:0.76倍
- ファインダー視野率(上下/左右):100/100
- 撮影枚数:ファインダー使用時1120枚、液晶モニタ使用時290枚
- 動画:フルHD 30fps
- サイズ:158×163.6×82.7mm
- 重量:1340g(バッテリー込み1530g)
旧世代機からまさにキャッチコピーの通り、進化で答えたモデルです。
フルサイズ素子を搭載しながら、追従12コマ/秒、最大14コマ/秒の連写は圧巻!!
マシンガンのように繰り出されるシャッター音は驚きを超えてただ唖然とするばかり。
61点のフォーカスポイントは動く被写体をしっかり捉えて離しません。
0.76倍というファインダー倍率も最近の一眼レフの中では最大サイズ(同年代のニコンフラグシップモデルのD4は0.7倍です)。
クリアで広いファインダーは覗くだけで撮影を楽しませてくれます。
本体レビュー
さて早速ですが実機レビューをしていきたいと思います。
前に持っていたEOS-1Ds Mark Ⅲは箱がなかったのですが、今回は箱も付属品も全て揃っているということで。
この真っ黒の箱も雰囲気あって、手にしたときからテンション上がりまくりですね。
付属品など省略させていただきますが、販売時と同じくキチンと梱包されて届きました。
前の所有者は結構几帳面だったのかしら?
私も買ったときの付属品なや本体の梱包材は捨てずに取っておくタイプですが、人によっては箱もすぐ捨てるって方もいるでしょうね。
前面
とてもキレイです。
このEOS-1D Xからネームプレートや本体塗装の使用が変わっており、「X」のエンブレムはシックなシルバーにボディはつや消しのザラザラした塗装に変わっております。
この塗装がいい!
先代機であるEOS-1Ds Mark Ⅲはちょっとテカリのあるフラットな塗装だったんですが、単体でみたらそこまで気にはなりませんでしたが、はやりEOS-1D Xの塗装と比べるとちょっと安っぽく感じたんですよね。
EOS-1Ds Mark Ⅲを持っているとき、何度か修理のために中之島のキヤノンサービスセンターを訪れたことが有りますが、訪れるたびに展示されている「EOS-1D X Mark Ⅱ」を見て「やっぱ塗装が違うなぁ」とか「ボタンもこっちのほうが押しやすいし液晶もキレイだなぁ」とか思っていました。
今回は最新型のMark Ⅱではないですが、仕様はほとんど変わらないEOS-1D Xを購入できて、ようやく念願が叶いましたね。
絞り込みボタン/マルチファンクションボタン
EOS-1Ds Mark Ⅲには付いていなかった前面のマルチファンクションボタン。
今はどの機能を当てるとか決めてませんが、絞り込みボタンも含めカスタマイズで好きな機能を当てられるので使っていくうちにすぐさま操作したい機能を見つけていきたいです。
こうやってカメラを自分好みにカスタマイズするのも楽しいですよね。
EOS-1Ds Mark Ⅲは3インチ 23万ドットの背面液晶だったのが3.2インチ 104万ドットになり、とても見やすくなりました。
液晶サイズ自体は0.2インチしか変わってませんがドット数は約5倍と精細さが全く違いますね。
EOS-1Ds Mark Ⅲは背面液晶の出来がよくなく、その点はかなり不満でした。
EOS-1D Xの背面液晶は大変見やすくこれなら現地でも撮った画像をしっかり確認することができそうです。
あとサブダイヤルの回しやすさが向上しましたね。
一見すると先代機と変わりないのですが、機械的な接点を排除し静電気容量センサーを導入することで耐久性が向上しています。
EOS-1Ds Mark Ⅲなんかはダイヤルを回すと真ん中のSETボタンも一緒に回ってなんとも不格好だったんですが、セットボタンはきっちり固定されるようになったので押しやすさも変わった印象です。
今はどの機能を当てるとか決めてませんが、絞り込みボタンも含めカスタマイズで好きな機能を当てられるので使っていくうちにすぐさま操作したい機能を見つけていきたいです。
こうやってカメラを自分好みにカスタマイズするのも楽しいですよね。
背面
EOS-1Ds Mark Ⅲは3インチ 23万ドットの背面液晶だったのが3.2インチ 104万ドットになり、とても見やすくなりました。
液晶サイズ自体は0.2インチしか変わってませんがドット数は約5倍と精細さが全く違いますね。
EOS-1Ds Mark Ⅲは背面液晶の出来がよくなく、その点はかなり不満でした。
EOS-1D Xの背面液晶は大変見やすくこれなら現地でも撮った画像をしっかり確認することができそうです。
あとサブダイヤルの回しやすさが向上しましたね。
一見すると先代機と変わりないのですが、機械的な接点を排除し静電気容量センサーを導入することで耐久性が向上しています。
EOS-1Ds Mark Ⅲなんかはダイヤルを回すと真ん中のSETボタンも一緒に回ってなんとも不格好だったんですが、セットボタンはきっちり固定されるようになったので押しやすさも変わった印象です。
ライブビューボタン/マルチコントローラー
背面のレイアウトは殆ど変わりませんが、ライブビューボタンとマルチコントローラーが横構え位置と縦構え位置どちらにも装備されました。
ポートレートなんか撮るときは縦構えで撮影することも多いのですが、そんなときフォーカスポイントを縦構えのままマルチコントローラーでササッと操作できるのはありがたいですね。
ライブビュー用の専用ボタンも最近のカメラっぽいです。
あまり一眼レフでライブビューや動画機能は使ったことはありませんが、せっかくなんでガンガン使っていきたいと思います。
メモリーカードスロットはこちらにあります。
EOS-1Ds Mark ⅢはSDカードとコンパクトフラッシュのダブルスロットでしたが、EOS-1D Xはコンパクトフラッシュ×2となっています。
コンパクトフラッシュって結構高いんですよね・・・。
動画やるために大容量のメモリーカードを手に入れたいところですが、SDカード買ってアダプタでお茶を濁そうかしら。
軍艦部
本体上部です。
これはEOS-1Ds Mark Ⅲとほぼ変わりなしですね。
右肩にWB(ホワイトバランス)設定ボタンが追加されました。
しかしこのカメラのグリップは私が持っても持て余すほどデカイです。
手が小さい女性カメラマンなどは大変でしょうね。
これはEOS-1Ds Mark Ⅲとほぼ変わりなしですね。
右肩にWB(ホワイトバランス)設定ボタンが追加されました。
しかしこのカメラのグリップは私が持っても持て余すほどデカイです。
手が小さい女性カメラマンなどは大変でしょうね。
気になるレリーズ回数は!?
中古のカメラを買って気になるのがボディの傷や凹みもそうなのですが、何と言っても「レリーズ回数」。
ボディの具合は上の写真を見ていただいたら分かる通り、すっごくキレイ!!
これ良品で出ていたのですが、美品で出ていたとしても誰も文句言わないんじゃないですか?
それくらいキレイでした。
ですが、外装がキレイでも中のメカはヘタってるという可能性もあります。
EOS-1Ds Mark Ⅲはサービスセンターに行かないと総レリーズ回数を確認できませんでしたが、EOS-1D Xからはメニュー画面から総レリーズ回数が確認できるようになりました。
実際その機能を使って見てみますと・・・。
・・・。
16000以下?
16万の間違いじゃなく?
1万六千回以下・・・?
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
16000回以下?!
なんということでしょう!
まさかの16000回というかなり低い数字がでてきて取り乱してしまいました。
正直、プロ機を購入する人は撮る人なんですよ。
当たり前ですが。
特にフラグシップモデルは連写にも力を入れてるのでそりゃもう気にせずパシャシャシャシャシャって撮ります。
あっという間に10万回、20万回いってしまうわけですね。
中古の中じゃフラグシップモデルでレリーズ回数が10万回切っていれば結構値が上がりますからね。
ヤフオクに出品されてる商品見ても相場は30万円前後じゃないでしょうか。
外装がキレイなんでアマチュアの方が大切に使ってたんだなとは思っていましたが(プロが使っているものは基本的には傷だらけです)、レリーズ回数もぜんぜんありませんね。
ほとんど持ち歩いていなかったのかな?
ちなみにバッテリー劣化度も「劣化なし」ですからね。
これもうほぼ美品やんと。
まぁ、重いデカイなおかつ値段が高いカメラはプロ以外が買うと割りとこういうことになりがちです。
つまりこれが買えるのはある程度年収のある方になるわけですが、そういう方は割りとお歳を召された方が多い。
ただ、そういう方が使うにはこのカメラ、あまりに重くデカイ。
結局買ったはいいけど何度か使ってあとは小さいカメラに買い換えてってパターンが多いんですよ。
ですから、プロじゃない方が買ったフラグシップモデルは結構狙い目なんですが、まぁ狙って買えるものでもなく。
ホント運次第ってところです。
今回はその運がいい感じに働いたというわけですね。
外装も中身も全然使用されておらず、なおかつそれが格安で買えた。
こんなことってありますか?
ホント最高のクリスマスプレゼントですね。(自腹ですけど・・・)
来年はこのカメラを使ってガシガシ新しい被写体に挑戦していきたいですね。
風景などはライカに任せられますが、動体や高感度撮影なんかはこのカメラがもってこいです。
夏の花火撮影や星空撮影、野鳥や飛行機なんかも撮りに行こうかなぁ。
良いものを買ったら使いたくなる、使ってみたらもっと試したくなる。
ある種の沼とも言いましょうか、ですが趣味をする上ではこのループが趣味を続けるモチベーションになります。
年の最後に良いものを手に入れウッキウキな気分で年を越せそうです。
さてさて、来年はどんな年になるのか、今から楽しみですねぇ。
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