一つ一つ表情が違うんです
北海道からやってきた「工房 十勝の木のうつわ」さんだ。
このコーナーは定期的に様々な作家さんが出店に来る。
私はそういう個人の作家さんの作品を見るのが大好きだ。
ただ、お値段は可愛くない(笑
普段は焼き物が多いんですが、こういう木材工芸もいいものだ。
材料は様々あって同じお箸やスプーンでも木目や香りが違っていて面白い。
大量生産品ではなく、工具を使い一つ一つハンドメイドで作られているのだ。
そりゃ高くなる。
しかし、最近漆器用の木製のスプーンを探していた。
渡りに船とはこのことだ。
どうせ買うならこだわって買いたい。
店主の人もとても良い人で、木のことなど色々教えてもらった。
あれこれ選び気に入ったスプーンを2つ購入することにした。
いい値段だ(笑
ちなみに上のスプーンが朴の木(ホウノキ)。
下がミズナラだ。
朴の木は木目も色も薄めで見た目の通り軽い。
この色目が気に入り私がチョイスした。
連れはミズナラを選んだ。
ミズナラは英名ではオークとも呼ばれてますよね。
マインクラフトでも見かけるオーク材はこれか!と改めて実感。
ミズナラの特徴は木目がはっきりしており、所々に虎斑(とらふ)と呼ばれる筋模様が現れる。
知らない人が見たら傷や汚れに見られるらしい。
また、オーク材は香りが高く、ウイスキーの樽などにも使用される。
このスプーンもどこか甘い香りがするので、鼻がいい連れは「これでは料理が食べにくい!?」と言っていた(笑
洗っていくうちに匂いは薄れるだろう。
ここの作品はとても気に入った。
年に2回ほどガーデンズに訪れるらしい。
今度来たときは木の器も手に入れてみようか。
お値段はスプーンとは比べ物にならないほど高いが・・・。
ただ、こういう工芸作品は感性に訴えかけるものがある。
眺めたり手に触れ使っているだけで、生活がワクワクしたものに変わっていく。
少しずつでも、そうしたものを生活の中に取り入れていきたいものだ。
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