2025/09/15

アウディと私 Q3に乗ってみて

こんなことってある?まさかのエンジン始動トラブル


前回、衝撃的な最後で終わりましたが、車検の代車で借りたこのティグアン。
エンジンがかからないんです!!
そりゃもうかなり焦りましたよ。
スーパーで生鮮食品買い物してその帰り、暑さで車内温度もマシマシのなかで早く冷房かけたい!!ってときにいくらエンジンスタートのボタンを押してもエンジンが始動しないんですから。



ネットで調べるとこのパーツちょくちょく不具合起こすようです。
電気的な不具合で、何度も押さないとエンジンが始動しないという声もありました。

スーパーから帰る際はなんとかエンジンが始動して帰れたんですが、次の日さぁ出かけようと思ったらもう駄目。
何度押しても効かない!!

流石にディーラーに電話し、なんとかエンジンが掛かったタイミングで即入庫。
ディーラーでも不具合が検知されたため、謝罪及び別の車を用意しますということで別の車を借りることになりました。



そして出てきたのがこいつ。
アウディ Q3です。

おー!!フォルクスワーゲンがアウディに進化しちゃいましたね。
ということで、今回は兄弟車でもあるフォルクスワーゲン ティグアンとアウディ Q3との比較何かを書いていきたいと思います。

フォルクスワーゲンとアウディの違いとは!?


皆さんも御存知だと思いますが、アウディはフォルクスワーゲンの傘下であり、フォルクスワーゲングループの中でもプレミアムブランドとして車を展開しております。

メルセデス・ベンツ・BMWと並ぶドイツプレミアムブランドの御三家の一つとしても数えられますよね。

そんなフォルクスワーゲンとアウディですがグループということもあり、同じプラットフォームで車を展開していたりします。

今回乗り比べることができたフォルクスワーゲン ティグアンとアウディQ3も同じプラットフォームを持つ兄弟車とも言える存在。

同じプラットフォームを持ちながらブランドの差によりどんな違いが生まれてくるか実際に見ていってみましょう。

まずサイズですが
ティグアン:全長4515mm×1840mm×1675mm、ホイールベースが2675mm
Q3:全長4490mm×1840mm×1610mm、ホイールベースが2680mm
となります。

Q3のほうが微妙にコンパクトですね。
上のサイドビューを見ていただいても分かる通り、Q3はリアハッチが傾斜し、スポーティーなルックスナノに対し、ティグアンは四角くワイルドな外見をしております。

スポーティーな方がいいならアウディをワイルドな見た目がいいならティグアンをって感じでしょうか。

ちなみにQ3のほうは更にリアを傾斜させスポーティーさを増したスポーツバックというモデルもあります。


人とは違う流線型ボディを選びたい方はこちらを。
ただし後席の居住性は犠牲になっております。


内装はどうか?


さて実際に乗り込んでみましょう。
ドアの重さはティグアンもQ3も同じくらい。

ドイツ車らしい重いドアです。

そしてまず目に飛び込んできたのが上質なシート。
ティグアンのレザーシートも悪くない質感でしたが、Q3のほうがシットリとしたレザーを使用しており、乗り心地は上です。



コクピットはこんな感じ。
デザインだけで見るとQ3の圧勝かなぁ。

流石にティグアンの内装は簡素すぎます。



ティグアンはステアリングのボタンがピアノブラックでしたが、Q3はつや消しのプラスチックのボタン。
こういうのでいいんですよ、こういうので。

下手にテカるタッチのピアノブラックはノーセンキュー。



エアコンもダイヤルで操作感は上。
ティグアンはなぜあそこまで変なインターフェースにしちゃったんだろなぁ。

ちなみにティグアンの新型はナビがデカくなり、デザインは上がったみたいですが、相変わらずエアコンはタッチ操作っぽい。
タッチ操作はいらないよ。

ただ、Q3の内装もプレミアムブランドとして考えるといかがなものかと・・・。
もう目につくところすべてがハードプラスチック!!

しかもグレー。
一応、シフトが革張りされていますが、それがなければ国産のコンパクトカーと同じような質感です。

いやこれが200万円台とか300万円くらいの車なら、まぁいい感じじゃない?って思えるんですけど。

お値段500万円近いですからね・・・。
うーむ。



ちなみに後席はこんな感じ。
座面が高いシートなので深く座ることなく体は垂直気味になります。

そのため全体的に空間には余裕がありますね。
膝の前にはこぶし3つくらいは入りますかね。

ティグアンも同じくらいでした。
私の乗っているCLA シューティングブレークはティグアンやQ3と比べて10cm以上全長が長いですが、後部座席はこれらと比べるとかなり狭い。

後部座席の快適性で選ぶならはやりSUVなんですかね。



トランクはこんな感じ。
深さがないためスッと荷物を出し入れできます。

奥行きはCLA シューティングブレークよりは狭いかなぁ。
後席かラゲッジスペースどちらをとるかって感じです。

さて、ザクッと内装を紹介してきましたが、ここからは残念だと感じたところをご紹介。

Q3 残念に感じた装備


まず全席の電動パワーシート。
スイッチがメッキとかしていないただのプラスチックというのはもう目を瞑りましょう。

ですけど、メモリー機能すらついてないってどういうこと!?
ティグアンですらちゃんとついていたんですけど。

500万円ですよこの車、500万円。
オプションでつけてくれってことですかね?

メルセデス・ベンツなら一番安いAクラスですら標準装備ですよ。



内側のドアノブの形状。
このドアノブかなり使いにくい。

これを引いてドアを開けるのがスッてできないんですよね。
開けるときのドアの持ちての位置もヒンジに近すぎてドアがかなり重く感じます。

もうちょっと開閉を意識したデザインにしてほしかったです。



リアドアに鍵の開閉機構がついていない。
これアウディなら上位モデルにはついているそうです。
A6、Q5あたりからだったかな?

もちろん、グレードによって装備の差をつけるのは重要。
それで高級感を演出できますしね。

ただ、ラグジュアリーな機構なら差別化していいんですけど、便利機能を削らないでほしい。
メルセデス・ベンツなら一番安いAクラスですら(以下省略

ただ、この機構はメルセデス・ベンツが進んでいるだけでBMWも下位車種では後部座席には搭載されていなかったり。
あったほうが絶対便利だと思うんですけどね。

国産だと最近発売した高級車クラウンスポーツにも後部座席のロック解除機構ついてなかったのでびっくりしましたね。



最後は後部座席のプライバシーガラス。
プライバシーガラスって最近の車だと標準装備だと思っていました。

国産車ですらない車探すほうが難しいんじゃないってくらい普及してますよね。
それがまさか、500万円近い高級車についてないとは驚きです。

一昔前ならドイツ車はプライバシーガラスのオプション自体なかったみたいですけど、最近の車両って結構見かけるような。

そう思ってカーセンサーで調べてみたら・・・。
メルセデス・ベンツはAクラスですら割合プライバシーガラスは装備されています。
ただ、ちらほら透過ガラスも見かける。

BMWはX1とかだとほぼプライバシーガラスですが、1シリーズで試乗車落ちみたいなのは透過ガラスですね。

Q3にいたっては中古でも透過ガラスのを結構見かける。
なるほど、買い手の需要が結構差があるのかしら?

総評

Q3は運転するにはティグアンと同じく車幅も気にならずスイスイ運転できる車でした。
ただ、同じ1.5Lターボエンジンのはずですが、ティグアンのほうが軽快に走れてた気がします。

味付けの違いかな?
シートの出来や内装のデザインはQ3の勝ち。

ですが、ティグアンもQ3も500万円の車にしては内装の質感が低すぎます。
ちなみにこれ私だけの印象ではなく実際に開発者ですらそう言っているんです。

https://creative311.com/?p=164434

上の記事にもありますが、アウディの内装の質感の悪化は海外のモータージャーナリストからも多数指摘されているそうです。

ドイツ御三家としては
メルセデス・ベンツ:上質な走り、上質な質感、安全性、最新機能
BMW:スポーティーでピュアな走りを追求
と上の2社は確かなブランドイメージがあり、それを体現していると思うです。

けどアウディってその2社と比べて何があるの?って言われたときちょっと困るんですよね。

一昔前はベンツやBMWはガラが悪い人や成金のイメージが有り、アウディはその2社と比べスマートでインテリジェンスな印象がありました。

今日まで続く車のデザインとして大きなグリルがありますが、あれはアウディから始まったのを皆さんは御存知でしょうか?



一昔前の車のグリルってこういう感じだったと思います。
ライトと並列にグリルがあり、その下はバンパーがあってそこにナンバープレートが張り付いていると。

今見ると古臭いですか?
少々物足りなさを感じるデザインですよね。



そんな中、アウディがが3代目 A6にてグリルが下のバンパーまで突き出した大型のデザインを発表します。

デザインを手掛けたのは当時アウディにいた日本人デザイナー町田 智氏。
これはもう世界に衝撃を与えましたよ。

当初は口が大きすぎて変だ、品がないと散々言われていたデザインですが、今となってはスタンダードになりましたよね。

2000年代初頭からアウディはデザインにおいて、ベンツやBMWが保守的なデザインに対し、先進的で挑戦的なデザインを採用し、アウディは新しくスマートなデザインという印象をユーザーに与えてきました。

ちょっと成功した若い実業家などが乗る車みたいなイメージですか。
ただ、それが最近はどうなんでしょう?

ドイツ御三家2社にはおいていかれ、身内のフォルクスワーゲンにも食われそうな勢いに見えます。
これまで乗ったことなかったんですけど、実際乗ってみてこれならメルセデス・ベンツやBMWでいいやって思えちゃいますよ。

中古車の値段もそう安くないですしね。

というわけで、今回の総評でした。
今度買い替える車は国産車になるでしょうが、外車を選ぶならやっぱメルセデス・ベンツかなぁ。

フランス車とかも気になりますけどね。
ただ、走りを楽しみたいならBMWなんですけど、それなら国産スポーツカーでもって思ったり?
いやいや、車って面白いですね。

ではでは。




ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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