それは玄関のインターホンと共にやってきた。
突然の来訪者。
こんな時間に一体誰か?
まぁ、そう疑問に思う時間でもなく確か10時を少し過ぎた頃だろうか。
来訪者の正体もリビングの窓からクロネコのトラックが見えたので予想はついていた。
しかし、何が届いたのか?
全く心当たりがない。
家の人が何か頼んだのか?
頭に?を浮かべながら、シャチハタを持って荷物を受け取りに行く。
配達員から荷物を受け取るがその瞬間に何が届いたかが分かる。
そして差出人を見たら誰から来たのかも分かった。
それは信州から届いた贈り物。
笑いながら親に箱を見せ、送り主を話す。
親も驚いた様子だったが、この後より大きな驚愕が待っているとはこの時は思いもしなかったのである。
届いたものを確認しようと早速開封作業に取り掛かる。
そしてそれは箱の周りの結束バンドをハサミで切っていたときのこと。
最初は青いバンドで隠れて見えなかったのだが、そこで私達が見たものは・・・。
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚Д゚) …!?
私の目がおかしくなければそこには『50本』という文字が見受けられる。
5本ではない、15本とかでもない。
確かに『50本』と書いてあるではないか。
正直私はバラの相場なんてわからない。
ただ、それがそう安い代物ではないことくらいは分かる。
バラ50本。
一体いくら位になるのか?
ここまでバラが集まるとさすがに壮観である。
顔を近づけるまでもなくバラの良い香りが漂ってくる。
ふむ、バラってこんなにいい匂いだったのか。
まぁ、こんなものもらうのは大変喜ばしいことだと思うのだが、思うのだが…。
一体どうしろというのか。
バラ50本である。
うちにそんなに花瓶あったかしら?
まぁ、悩むのは私ではなく親なのでそこまで思いつめる必要はないのだが。
何はともあれ素敵なプレゼントをありがとうございました。
バラは何本かずつに分けられ、家の各所に飾られることとなった。
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