2013/05/28

掃除機の使い方

私の家では猫を飼っている。
動物を飼ったことがある方は分かると思うのだが、ペットの抜け毛というものはバカにならない。

気を抜くと部屋のあちこちでケセランパサランみたいなフワフワとした白い物体が風にのって飛んでいくのを見かけるようになる。


ということで頻繁に掃除しなければ家が毛だらけになるのだが、今回はこの掃除について話をしたい。


今日において最も身近な掃除機具は言うまでもなく掃除機であろう。
特に家の中での稼働率は他のどんな掃除機器具より高いと思われる。

掃除面積で考えれば雑巾などよりよっぽど家の面積をカバーしていると言えよう。


もちろん、私も掃除機はよく使用する。
なんせ最近、時代の波に乗っかろうかと買ったサイクロン掃除機がどうにも使いやすくちょっとホコリを見かけてはコードを伸ばしコンセントに差し込んでスイッチを入れるということを繰り返す日々である。



そんな掃除機であるが、使用方法を間違ったらとんでもない健康被害をもたらすということをこの前ふとしたきっかけで聞いてしまった。

普通に考えれば掃除を一切せずホコリだらけの部屋で過ごすことほど不健康なことはない。
だが、ある条件下で掃除機を使い続けているとむしろそちらのほうが健康にとってよくないと言うのだ。


その条件とは何か。
近年家の建築スタイルは次々と進化し、最近の住宅地は高気密高断熱住宅が標準と言っていい。

私がこの前まで住んでたマンションも防音、断熱性が高く中々快適な冬場を過ごせたのだが、これがまずいという。


つまり高気密住宅というものは空気の流れが前時代の住宅に比べかなり抑えられてるという。
そりゃ、家を買って隙間風だらけだと訴訟ものだからそれも仕方ない。


ただ、その空気の流れが存在しにくい住宅では空気の入れ替えが意識して行わないと行われないといった欠点がある。


特に冬場、外が寒い季節に進んで窓をフルオープンにして部屋の空気を入れ替えようとする人は少ないのではないだろうか?


つまり、最近の家は室内の空気がよどみがちなのだ。


そしてそこで掃除機をかけたらどうなるか。

掃除機というのはヘッドからゴミを吸い込んで本体の中でゴミをより分け、空気を外に出すといった機構を持っている。

しかし、その際細かい粉塵を回収しきれず排気と一緒に外に出してしまうといった問題があるのだ。

結果として掃除機をかければかけるだけ、床に積もった細かい粉塵を空気中に巻き上げるといった作業を繰り返すこととなる。


まぁ、主婦の方々には今更の話かもしれない。

しかし、その巻き上げる粉塵こそ昔のようなただの塵ではなくなっているのだ。


今年も花粉が多いらしいが、その花粉も風に乗って、また我々の服などについて室内に侵入している。
そしてここ最近巷を騒がしているPM2.5なども花粉に付着し室内に侵入しているのだ。


そして室内で使用しているあらゆる化学物質。
消臭剤や女性の化粧品などももちろん床に落ちている。


掃除機はそれらをすべて巻きあげて部屋中に充満させる作業に加担しているというのだ。


もし室内に小さな子がいたら、ちょっと体の弱い人がいたら、このような粉塵で体調を崩すことは必然であると言えよう。



これこそ掃除機をかければかけるだけ不健康になる理由である。



と、ここまで掃除機をかけるにあたる影響を淡々と語ってきたがではどうすればいいのか?


聞いた話によると掃除の基本は拭き掃除だという。
なるほど、確かにそれなら粉塵は舞い上がらない。


しかし、フローリングオンリーの部屋だけならいいが畳やじゅうたんを拭き掃除するというのは困難である。
毎日腰を落として拭き掃除するのも大変である。


そこで個人的にどうすればいいか考えてみた。
これらのことを聞いた上で掃除機を使いつつリスクも少なくするにはどうすればいいのか?


基本的ではあるがまず掃除するときは換気をしっかりということである。
また、その換気は掃除の終了とともにやめるのでなく掃除をした後一定時間は換気し続け、中の空気を交換することが大切であろう。


そして頻繁に掃除するということ。
ゴミは少なければ少ないほどいい。

もし掃除機を使用し、粉塵が舞い上がるとしてもその量が少ないならそれほど問題でもないはずである。


そして最後は性能のいい掃除機を使用するということである。

なんかこれを言ったら掃除機メーカーの回し者に聞こえるかもしれないが、各メーカーも値段以上のものを消費者に提供するのは不可能である。

そして掃除機の値段は使い勝手もそうだが、吸塵力によっても価格が変わってくる。

高性能フィルターの搭載だとか某吸引力の変わらないただひとつの掃除機とかはゴミの遠心分離率を売りにしている。


そのような掃除機は普通安物掃除機と比べ、粉塵が排気と共に出る率は低いと考えられる。


てか、安い掃除機は目に見えたゴミすらちゃんと吸い込んでくれない。
古いものになると何か掃除機をかけるのがアホらしくなるものも少なくない。


そうした掃除機はキチンとゴミを吸い込んでないどころか、床に積もった粉塵を空気中にばらまくだけの産業廃棄物と言えよう。

そいつを換気もろくにされてない部屋で使うなど不健康甚だしい。


安かろう悪かろうではあるが、もし掃除機を使うのであればある程度いいものを買ったほうが効率においても健康においてもいいのかもしれない。



とまあそんな感じで今日はこの辺で。

もし、ペットを飼っているおたくがあるのなら。
掃除をするときは中の人を全員外に出して、自分はマスクでもしてしっかり換気をしながら掃除機をかけるのがベストではないだろうか。


まぁ、めんどくさいんで私は換気程度しかしませんが。
これからどんどん暑くなってくる季節なので換気に関してはなんの問題もない。


あとは頻繁に掃除できるよう努力しようかな。



ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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