前回、最近使っているイヤホン「Atomic Floyd SAF-EP-000005」について紹介したが今回はもう少し突っ込んだ話をしたいと思う。
オーディオの世界というものはなかなか奥が深いそうで、行くところまで行けばコード1本で100万とかそういう世界らしいが私はそんなものとは微塵も関係ない世界を生きている。
しかし、出来ればいい音を聞きたい。
凝り性なこともあってイヤホンやヘッドホンはそこそこいい物を買おうとしてるわけではあるが・・・。
オーディオの面白いところは再生する機械が変われば音ももちろん変わる。
そして音を鳴らすスピーカーやイヤホンが変われば音も変わり、再生する音楽ファイルの形式によっても音質は左右される。
どこまでこだわるかはその人次第ではあるが、ちょっとしたことでガラッと音が変わるならぜひともその方法を試したくなるのが人の性というものであろう。
そこで今日は簡単に音質が変わるかもしれない方法を紹介したいと思う。
さて、その方法というのが”イヤーピース”の交換である。
イヤーピースって何?という方もいるかもしれないのでまずはそこから説明したい。
イヤーピースというのはイヤホンの先端に付いている突起状のパーツのことである。
最近のカナル(耳栓)タイプにはその人の耳に合うよういくつかサイズ違いの物がイヤホンを買うと付属している。
このイヤーピース選びがそのイヤホンで最高の音を聞くためにはかかせないのだ。
というのも、耳にあってないイヤーピースを装着したまま音楽を聴き続けると途中から耳が痛くなったり、不快感が現れる。
また、必要以上に小さいイヤーピースをつけていたりすると耳とイヤーピースとの密着性が薄れ音に厚みがなくなったりする。
やはり、そのイヤホンの性能をキチンと活かすためには自分に合ったイヤーピースをちゃんと選ぶ必要がある。
また、イヤホンを耳に装着するときのポジションも音質に大きく関わってくるのだが、それは今回は割愛させていただこう。
ただ、イヤホンをベストポジションに装着するためにも自分の耳にあったイヤーピースをイヤホンに着けないといけないのは言うまでもない。
さてさて、そんな感じでカナル式イヤホンを使う際はイヤーピースが大変重要なものだとわかっていただけたと思う。
そしてここからが本題。
普通ならばイヤホンについてきたイヤーピースから自分の耳にあったものを選べばいい。
大概、S、M、Lの三種類がついてきてその中から一番耳にフィットするものを選ぶのである。
しかし、もしかりに標準でついてきたイヤーピースがすべて自分の耳に合わなければどうすればいいのか?
そう、私の耳にはAtomic Floydのイヤーピースはすべて合わなかったのである・・・。
その原因としてはまずイヤーピースの硬さ。
Atomic Floydの純正のものは私が他に持っているイヤホンのイヤーピースに比べ結構硬い。
つまり、フィット感が悪い。
Sだと小さすぎて音が抜けていくし、Mだと耳が痛くなるのだ。
更にこのAtomic Floydのイヤホンの特徴としてイヤホン先端部が大きいという問題がある。
いったい何のことを言ってるかわかりにくいと思うのでここで私が持っている別のイヤホンと比べててみよう。
こちらは私が一番気に入っているイヤホンApple製「In-Ear Headphones with Remote and Mic」である。
Apple純正のイヤホンでマイク内蔵リモコンが搭載されており、音質も上々。
1万円以下のイヤホンとしては最高のコストパフォーマンスだと思っている。
こいつのイヤホンの先端とAtomic Floydのを比べると
お分かりいただけるだろうか?
Atomic Floydの方が一回りほど大きい。
そしてその分イヤーピースをつけた時に耳の穴を圧迫するわけで・・・。
硬いイヤーピースだとかなり装着感は悪い。
また、その先端の大きさに合わすようにイヤーピースの穴の口径も大きめのものとなっている。
左の3列がAtomic Floydのもの。
右から2列目がSONYのイヤホンについてくるハイブリッドイヤーピース。
一番右側がAppleの「In-Ear Headphones with Remote and Mic」のイヤーピースである。
こうして比べると分かると思うが、Atomic Floydのものは穴がデカイ。
イヤホンにねじ込むための筒部分も厚みがあり硬いので、必然的に耳に入れた時にぎっちりとした感触になるわけなのだ。
そんなわけで私は買ってすぐ純正のイヤーピースを使うのをやめた。
聞いてて苦痛になるようなものを使用するのは個人的には馬鹿らしい。
そして何を使ったかというと前回にもちょこっと話したが、SONYのハイブリッドイヤーピースである。
このイヤーピースはネットでもなかなか定評がある。
筒部分は伸縮性に富んだ柔らかめの素材出できており、多少サイズが合わなくても無理やりねじ込んで装着することができる。
また、耳に入れた時のフィット感もよく、遮音性が向上するとともに低音などがより響くこととなるのだ。
嘘のように聞こえてホントの話。
イヤーピースを変えるだけで、装着感はもちろん音質も変化してくるのである。
そんなわけで今では快適な音楽ライフを送っているわけだ。
皆さんももし機会があるのなら試してみてほしい。
ちなみにイヤーピースにはコンプライというイヤーピース界でも屈指のメーカーがあり、そこのイヤーピースがネットでも結構話題である。
ただ、消耗品らしくコストが掛かるので私は試したことはない。
今回紹介したSONYのハイブリッドイヤーピースも単体で購入することが可能だ。
ただ、ワンサイズ4つ入りで800円とかするので、SONYの一番安いイヤホンを購入して流用したほうが得かもしれない。
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耳に合えばなんてもいいかな~と一番軽視していた部分でした(^^;;
音質にも影響してくるとは考えもしなかったです。
ためになるなあ。φ(..)メモメモ
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��つっじさん
ものによっては微妙な差ですが、質の悪いイヤーピースからいいものに変えると一目瞭然なくらい差がでたりしますね。
コンプライの低反発イヤーピースや三段きのこのような遮音性のいいものは結構評判いいですね。