使い勝手の良さそうなショルダーバッグが欲しい!
新しいカメラバッグが欲しい。
今使っているカメラバッグがちょっとボロくなってきており、またもう少し収納性の良いバッグが欲しくて最近はネットで良いカメラバッグがないか調べてばかりいる。
大きさも手頃で頑張ればフルサイズ2台に交換レンズ1本くらいなら収納できる。
ただ、そうするとバックルの長さを最大まで伸ばさないといけないしガチャガチャと内部でぶつかる気がしてあまり良い気がしない。
なのでカメラ2台や望遠レンズを収納できても余裕があるカメラバッグが欲しくなったのだ。
ただ、それならリュックタイプを買えば?という話が出てくると思う。
しかし、リュックタイプは頻繁にカメラを取り出したりするのには向かず、使い勝手はイマイチだ。
カメラを長時間収納して持ち歩くのならリュックタイプの方が楽なのだが、私は撮影地まで車で行って、そこでプラプラ撮影の為に歩いて後はまた車で移動という撮影スタイルだ。
なので、撮影時間自体は短期間であり、そこで何度もレンズやカメラを入れたり出したりしながら撮るのでできればショルダーバッグの方が良いのである。
そして色々ネットで調べてみた結果、中々良さげなショルダーバッグを見つけた。
それがこちら『TENBA カメラバッグ MESSENGER BAG DNA15』。
ドンケやナショジオみたいに泥臭いデザインではなくこれならスーツを着てるときにカメラを持ち歩いても違和感なく持てる、そういうフォーマルチックなデザインだ。
使い勝手も色々考えられており、カバンのフラップを閉めたままでも上部のファスナーを開けることで中のカメラにアクセスできる。
ポケットも多いし、サイズも手頃。
ヤフーショッピングのTポイントが1万円分ほどあり、安めに買えることも後押しし今回はこのカバンを買うことにした。
サイズは一番大きなDNA15。
TENBAというメーカーは今回始めて聞いたが、チベット語で”最高のもの”という意味らしい。
このメッセンジャーバッグは全部で4サイズ。
・DNA8 3.5L 奥行90×横幅230×高さ170mm
・DNA11 12L 奥行130-180×横幅300×高さ230mm
・DNA13 14L 奥行130-180×横幅330×高さ240mm
・DNA15 27L 奥行200-230×横幅410×高さ290mm
ただし、日本で売られているのは「DNA8」「DNA11」「DNA15」の3種類になる。
DNA13についてはAmazonなどで並行輸入品が買えるがサイズとしては「DNA11」と被っているから販売していないのかな?
これまで使用していたクランプラーの7ミリオンダラーは容量約13Lなので概ねDNA13と同じサイズ。
これが容量約27Lになるのだから収納性は間違いなく上がるだろう。
ただしサイズもワンサイズ大きくなるので取り回しが多少心配だ。
TENBA MESSENGER BAG DNA15 レビュー
開封&説明書
さて、ヤフーショッピングでポイントを使い12,000円ほどでバッグを手に入れることができた。
注文してから二日後には到着。
Panasonicのダンボールに入ってるのは気になるが、それよりダンボールのサイズが思っていたよりも大きい。
これはバッグのサイズも想像以上かもしれない。
一抹の不安が脳裏をよぎる・・・。
そしてバッグ登場!!
・・・デカ!?
今使っているクランプラーの7ミリオンダラーより一回り大きいと入っていたが、いざ見てみるとその大きさに驚く。
2泊3日の着替えでも余裕で入りそうな大きさだ。
ただし詰めるのはカメラ製品のみになるがな!
カメラに付いていた説明書。
この表のイメージキャラクターは何なのだ?良く分からん・・・。
そして中には取扱説明書が。
当然英語である。
まぁ絵を見れば大体はわかるだろう。
こちらには商品の仕様が載っている。
重さは約1.4kg。
サイズは内寸で38×27×18-20cm。
上のAmazonの表記は内寸と書きつつどうやらoutside(外寸)のサイズを書いていたようだ。
容量としてはDSLR(Digital Single Lens Reflex camera :デジタル一眼レフカメラ)のプロ機ようはバッテリーグリップ装備のものと3-4本のレンズ、そしてフラッシュにアクセリーが入ると書いてある。
レンズの内容も70-200mm F2.8のものが取り付けられたとカッコ書きで書いてあるので、70-200mm F2.8レンズを取り付けたバッテリーグリップ装備の一眼レフがそのまま入ることが売りなのだろう。
個人的にもネットの紹介記事でそれを見て購入を決めたわけで、収納力には大いに期待している。
また、15インチのノートPCも入るとあるが、これは写真ではMacBook ProとiPadを入れていたので同程度の薄型ノートでないと入れるのが難しそうだ。
私の持っているLenovoの15インチノートはちょっと苦しいかもしれない。
あとは商品紹介。
写真に写っているのがDNA8~15までのバッグだろう。
こうやって見るとDNA11とDNA13は確かにほとんどサイズが変わらない。
ここはワンサイズ大きいDNA15を買っておいてよかった。
紹介記事によってはDNA15は大きすぎるので、DNA13を日本でも売るべきだとあったが、それならDNA11のラインナップを消してDNA13を売ったほうが良い気はする。
ワンタッチ磁石クリップ「Fidlock」
このカバンの特徴の一つであるスライド式ワンタッチ磁石クリップ「Fidlock」。
つまむタイプではなく開ける時は横にすっとスライドさせるとすぐに解除できる。
また閉める時もサッとスライドさせればあとは磁石の力でバチッと固定されるのでこれはかなり楽。
ただ、あえて言えばちょっと横方向に力が加わればすぐに外れるので、持ち歩いている最中何かに当たった拍子に外れないか心配だ。
せめて解除する時は上に引っ張りながら横にスライドさせるなどもうワンアクションあっても良かったんじゃ無いかと思う。
高品質ジッパーと「welded steel D-ring」
YKK製のジッパーと「welded steel D-ring」と呼ばれるヒモ付きリング。
このリングを引っ張れば力の向きが補正され、簡単にジッパーの開閉が出来るらしい。
バッグは入れているものによってある程度形状が変化するため、ジッパーの開閉はその形状にそれぞれ合った方向に力を入れないと上手く開いてくれない。
しかし、この「welded steel D-ring」があれば、適当にこのリングに指を引っ掛けて引っ張るだけで簡単にジッパーが開くというわけだ。
こういう使いやすい仕掛けがいくつもこのバッグにはあり、作りてのこだわりがそこかしこから感じられる。
カメラバッグ外観
さてカメラバッグの外観を詳しく見ていこう。
全面のフリップにはポケットが左右に1つずつついている。
厚みはないのでチケットやスマホくらいを入れる程度だろう。
色はグレーにブラックの縞模様がついている。
安っぽくなくていい感じだ。
両サイドにはメッシュにポケットがついている。
500mlのペットボトルやコンパクトな三脚くらいなら入れれそうだ。
バッグのフリップの上部のジッパーを開けるとフリップを閉めたままでも中身が取り出せるようになっている。
実際、持ち歩いているときに使ってみたがこの機能はかなり使いやすい。
ただ、雨などの侵入が心配だ。
個人的に誤算だったのが、フリップはクリップだけじゃなくマジックテープで固定するということ。
これまで使っていたクランプラーのバッグであればこのマジックテープに蓋をし使用できなくすることもできたが、このカメラにそのような機能はない。
マジックテープは静かな場所で使用するとバリバリと言う音がかなり目立つので個人的には御免こうむりたい存在。
フラップのジッパーを使えば、無理にマジックテープを開けなくてもカバンの中にアクセスできるのでまだマシか。
ちなみにマジックテープの固い方はこれまで見たこと無いようなツルツルの素材だった。
フラップ側にフワフワの細かい毛があり、カバン側の固い毛とくっつくことで固定される。
音が出ないマジックテープとか誰か開発してくれんかなぁ。
これまでのバッグと比較すると縦横高さといずれもワンサイズ大きくなっている。
ただ、このクランプラーの7ミリオンダラーもショルダーバッグとしてはかなり大きめなカバンなので持ち運ぶ感覚がガラッと変わるわけでもない。
収納スペースに少しゆとりができた程度と考えればいいだろう。
カメラバッグ内装
バッグ内側にはいくつもポケットが装備さている。
まずカバン外側に薄い4つのポケットがある。
カバンの背側には15インチMacBook Proが入るスペースとその前にはiPadが収まるポケットが有る。
MacBook Proはかなり薄型なのだが、うちのドデカイLenovoのゲーミングノートも入れれるか試してみたら・・・。
かなりきつめだが収めることができた。
厚めの14インチノートや13インチノートなら楽勝で収まるだろう。
15インチノートの場合はMacBook Proと同じくらいの薄さじゃないと入れるのはキツそうだ。
そしてノートPC収納ポケットの前にはiPadが入るサイズの小さめのポケットが。
10インチ前後の薄型タブレットなら入るだろう。
しかし、ノートPCとタブレットを同時にカメラと一緒に持ち出す機会などあるのだろうか?
カバンの前側にもポケットが2つにジッパー付きのポケットもある。
レンズフィルターやレンズキャップをしまっておくのに良さそうだ。
続いてインナーケース。
カバンにジャストフィットというわけでもなく少し小さいサイズ。
全面と側面にポケットが有りそこに物を出し入れすることを考慮し、カバンの内寸とピッタシにしていないのかもしれない。
仕切りは全4枚。
デフォルトだと中央にカメラを入れ左右にレンズやカメラ用品を収納するのだろう。
実際入れてみるとこんな感じ。
フルサイズのD700にバッテリーグリップを装着しても普通に収まる・・・。
と言いたいがちょっと飛びて出る気がしないでもない。
しかし、先も言ったがこのインナーケースはカバンより小さめなので、インナーケースが多少膨らむ程度は全然許容範囲内なのだ。
私はカメラを2台持ち歩きたいので、中央のしきりの上部フラップはマジックテープを折りたたみ周りにくっつかないようにした。
そして、深すぎるインナーケースにカメラが入れやすいよう別のインナーケースの中敷きを追加し、下部に予備レンズ、丈夫にカメラを入れることで収納性の向上、及びカメラの固定を目指した。
収納性
では早速、カバンに装備を詰めていこう。
今回詰めるのはこちら。
- Nikon D700+TAMRON 15-30mm F2.8
- Canon 1DMarkⅢ+85mm F1.2L
- Canon 24-70mm F4L IS USM
- TAMRON SP 70-200mm F2.8
- スピードライト Nissin Di866 MarkⅡ
- Panasonic DMC-LX100
- コンデジケース
- 長財布
デジタル一眼レフボディ2台にレンズ4本(うち2本は本体装備)、スピードライト、コンデジ1台、そして財布という装備。
多いかもしれないが個人的にはガッツリ撮影に行くならこのくらいは持っていきたい。
標準+単焦点はCanonの1D3に。
超広角+望遠はNikonのD700で使い分ける。
用途が全く違う2台をそれぞれ持っていくことでレンズ交換の手間を省き撮影時のレスポンスを向上させるというわけだ。
また、いざという時はマクロ~中望遠まではコンデジで済ますことも出来る。
最高の布陣だ。
そしてそれらをバッグに詰めると。
見よ!
全然違和感なく詰めれる。
フラップのクリップも限界ではないし、8分目という感じだろうか。
横から見たらこう。
もうちょいクリップのヒモを締めれる感じだ。
クランプラーなら中望遠+ボディ2台も持ち出せばカバンがパンパンになり、フラップを止めるクリップのヒモを限界まで緩めないといけないのだが、このカバンの収納力は伊達じゃない!
また、サッと開けて今時やデジイチを取り出すことも可能。
インナーケースの隙間にこのように財布なども入れておけば、自分自身は身軽に動ける。
コートのポケットから財布が落ちるなどという心配もしなくてよい。
というわけで新しく買ったカメラバッグ「TENBA MESSENGER BAG DNA15」のレビューをお届けしたがどうだっただろうか。
流石に常用するにはちと大きめのサイズだが、実際コレだけの装備を収納し肩からかけてもそこまで辛くない。
しっかりとしたストラップと体にフィットするデザインのためだろう。
実際使ってみてどうかはまだわからないが、ひとまず満足できる商品であった。
今日同じものを買いましたが、説明書のAの図にあるように、フラップを下方向に引っ張るとフラップが簡単にはずれます。マジックテープのばりばり音なしに。
返信削除返信遅れてすみません。
削除なるほど!これは便利!!
結構特殊なマジックテープだったんですね。
ただ虎の子のワンタッチ磁石クリップ「Fidlock」は外れやすすぎて難点ですね。
気がついたらプラプラしてます。
キツめに閉めてもちょっといじるとすぐゆるくなってしまったり。
そのへんは改良してほしいと思ってます。