カメラをあまり使わない人にとってはスピードライトという言葉自体あまり馴染みない単語ですよね。
一般的にはストロボとかフラッシュと言ったりしますね。
英語ではエレクトロニックフラッシュ(Electronic Flash)と言い、これが省略され「フラッシュ」と言われてます。
またストロボの方は、本来はストロボスコープ(Stroboscope:光源を一定間隔で点灯させ、物体の動きを可視化させるシステム)の意味で使われていたのですが、アメリカのストロボ・リサーチ社が同社の写真用光源装置を「ストロボ」という商品名で販売してから一般的になりました。
ただ、「ストロボ」という言葉自体を商標登録してしまったので、他社はその商品名を使えなったので様々なオリジナル名を作ったというわけです。
ニコンなら「SpeedLight(スピードライト)」。
キヤノンなら「SpeedLite(スピードライト)」。
ペンタックスなら「オートストロボ」。
オリンパス、シグマはそのまま「エレクトロニック・フラッシュ」。
ソニーは「フラッシュ」などと呼んでいます。
今回はその中でもキヤノンのスピードライトを買うならどれが良いか、紹介していきたいと思います。
キヤノン スピードライトラインナップ
これまでニコンを使っていましたので、スピードライトという名前にも違和感を覚えないわけですが、綴りが違っているのは今回はじめて知りましたね。
キヤノンのスピードライトは上記の3種類がラインナップされております。
大きさと光量がそれぞれ違っており、小さい方から
- 270EX Ⅱ
- 430EX Ⅲ-RT
- 600EX Ⅱ-RT
となります。
恐らく一眼レフを所有してる方ならら「430EX Ⅲ-RT」か「600EX Ⅱ-RT」が選択肢になるでしょうね。
「270EX Ⅱ」は上下には首が振れますが左右には振れませんし光量も少ないです。
初めてのストロボにと書いていますが、どうせ買うなら初めから良い奴を買っておいたほうが無駄が少なくていいですよ。
特にスピードライトを使う撮影を本気で検討している方ならなおさら上位モデルを候補にしていきましょう。
迷った時は一番いいのを買っておけ
正直、何のためにスピードライトを使うかというと光源の乏しいところでより強い光を被写体に当てたいから使うわけですよ。ですので、スピードライトは光量が多ければ多いほどいいわけです。
ですので、迷ったら一番でかいのを買えというのが鉄則なんですよね。
なので一番のオススメは「600EX Ⅱ-RT」です。
キヤノンのフラグシップモデルであるだけあってガイドナンバー(簡単に言うとストロボが出力できる光量)60とかなりの大出力。
操作性もよく防塵防滴仕様のボディは堅牢性もあり、ラフな仕様でも安心です。
また、電波通信によるワイヤレスストロボ撮影機能を搭載していますので、スピードライトをカメラから離して、また複数のスピードライトを使用して撮影が可能です。
複数のスピードライトを使用する時はマスターストロボとしても使用でき、他のストロボの状態を直感的に把握できるのもフラグシップモデルならではです。
ただ、フラグシップモデルだけあってボディも大きく値段も当然高いわけでして。
そりゃ買えたらいいけど・・・っていう財布との相談になるわけです。
コンパクトだけど優秀な430EX Ⅲ-RT
「430EX Ⅲ-RT」はガイドナンバー43とフラグシップモデルである「600EX Ⅱ-RT」のガイドナンバー60よりは少ないのですが、その分コンパクトかつ軽量で取り回しはいいです。
結局カメラもスピードライトも持ち運べてなんぼなので、荷物がかさばり結局使わないだろうって人には「600EX Ⅱ-RT」より「430EX Ⅲ-RT」の方がいいでしょうね。
430EX もⅡからⅢになり、これまで「600EX Ⅱ-RT」しか対応していなかった電波通信式のワイヤレス発光が可能となったことにより、使い勝手はかなり600EXに近づいたと言えます。
また、操作系もボタンが並ぶ「600EX Ⅱ-RT」の操作系ではなく、ジョグダイヤルで設定メニューを選びダイヤル操作で選択する方法になりました。
Ⅱの頃は600EXと同じく設定ボタンが並ぶインターフェイスだったのですが、コンパクトなボディにするにあたって操作系も一新されたというわけです。
値段も「600EX Ⅱ-RT」が実売54,000円程度なのに対し、「430EX Ⅲ-RT」は27,000円前後と約2倍の差があります。
多灯撮影も考えてる方は「600EX Ⅱ-RT」を1台買うのでなく「430EX Ⅲ-RT」を2台買っちゃうのもありかもしれません。
「430EX Ⅲ-RT」もキチンとマスターストロボとして使用できますからね。
さて、今回年末に向けて室内でイベントを撮影する機会ができたので、新しくスピードライトを新調しようと思うのですが、どちらを買おうかしら。
財布とよくよく相談することにしましょう。
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