うすくち龍野醤油資料館を見学したあとは、次の目的地へ。
やって来たのは、たつの市龍野町にある「クラテラスたつの」です。
歴史ある建物を活用した施設で、ショップやカフェが併設されています。
店内には播州素麺や醤油、地元の調味料など、たつのや播磨にちなんだ商品が並んでいて、お土産探しにも良さそうな雰囲気。
そんなクラテラスたつのですが、今回ここへ来た一番の目的は……
醤油ソフトクリームです!
今回のお目当ては「たつのの醤油ソフト」
これまでにも、北播磨の「高橋醤油」や、和歌山県湯浅町の「湯浅醤油」など、醤油の産地で醤油ソフトクリームを食べてきました。
醤油の産地へ行くと、ついつい食べてしまうご当地ソフト。
そうなると、やっぱり気になるのが、
「淡口醤油の本場、たつのの醤油ソフトはどんな味なんだろう?」
ということ。
たつのといえば、淡口醤油の名産地。
せっかくここまで来たのですから、ぜひとも本場の醤油ソフトを味わってみたい。
そんなわけで、今回のたつの散策では、このクラテラスたつのを楽しみにしていました。
醤油味だけじゃない!甘酒味とミックスも
メニューを見てみると、ソフトクリームは、
* 醤油味
* 甘酒味
* 醤油+甘酒のミックス
の3種類から選べるようになっています。
ここでちょっと気になるのが、
「なぜ甘酒?」
というところ。
でも、先ほど「うすくち龍野醤油資料館」を見学してきた方なら、その理由も分かるはず。
龍野の淡口醤油は、一般的な濃口醤油とは少し違った製法で造られており、甘酒を使うことも特徴の一つ。
先ほど醤油の歴史や製造方法を見てきたばかりなので、
「なるほど、だから甘酒味もあるのか」
と納得できます。
こうして考えると、クラテラスのソフトクリームも単なる変わり種ではなく、たつのの醤油文化をスイーツにしたものなんですね。
さて、醤油味と甘酒味、どっちにする?
ここで困った。
せっかく来たのだから、醤油味も食べたい。
でも、甘酒味も気になる。
「両方食べてみたいなぁ……」
と思っていると、連れは、
「ソフトクリームプリンが食べたい」
とのこと。
そこで店員さんに聞いてみると、なんとソフトクリームプリンの上に乗っているソフトクリームも、3種類の中から選べるそうです。
それなら話は早い。
ということで、
私のソフトクリームは甘酒味。
そして、
連れのソフトクリームプリンは醤油味。
これで醤油味と甘酒味の両方を味わうことができます。
さらに、連れが「喉が渇いた」というので、もう一品ドリンクを注文。
それが、
甘酒ミックスジュース。
こちらは甘酒にマンゴーと豆乳を合わせたドリンクだそうです。
醤油に使われる甘酒と豆乳、それにマンゴーを組み合わせたジュース。
さて、こちらのお味はどうでしょうか。
まずは甘酒ソフトクリームから
まずは私が注文した甘酒味のソフトクリーム 500円。
ちなみにコーンかカップか選べます。
もちろん私はコーンで。
竹炭コーンに乗っていて、白いソフトクリームとのコントラストがなかなか良い感じです。
見た目はちょっと大人っぽくて、普通のソフトクリームとは違った雰囲気があります。
さっそく食べてみます。
……うん。
正直なところ、「甘酒っぽさ」はそれほど分かりません。
ただ、バニラソフトとは違った甘みとコクがあって、これはこれで食べやすい。
甘酒独特の風味がガツンと来るわけではないので、甘酒が苦手な人でも比較的食べやすいんじゃないでしょうか。
ただ、ちょっと気になったのが食感。
ソフトクリームにしては少し硬いかな?
という印象です。
口当たりの滑らかさについては、もう一歩という感じ。
とはいえ、竹炭コーンとの見た目の組み合わせも良く、味そのものは美味しくいただきました。
醤油味のソフトクリームプリンは?
続いて、連れが注文したソフトクリームプリン。
こちらはプリンの上に醤油味のソフトクリームが乗っています。
しかも、プリンのカラメルも醤油味なんだとか。
これはなかなか攻めています。
まずは上に乗っている醤油味のソフトクリームから。
ひと口食べてみると……
うーん……。
これは以前、湯浅醤油で食べた醤油ソフトでも感じたのですが、
「バニラアイスに醤油をかけた」
という印象がかなり強い。
醤油の味と風味が、かなり尖っています。
もちろん醤油の風味を楽しむという意味では、これも醤油ソフトの一つの形なのでしょう。
ただ、個人的に私が食べたいのは、
「醤油をかけたアイス」ではなく、「醤油味のアイス」
なんですよね。
ここは、これまで食べてきた高橋醤油の醤油ソフトと比べると、かなり違いを感じました。
高橋醤油のものは、醤油とアイスの組み合わせをかなり考えている印象で、口当たりはまろやか。
クリームチーズのようなコクを感じながら、その中に醤油の風味もしっかりある。
「醤油とアイスをどうマリアージュさせるか」
というところまで考えられているように感じました。
それに対して、こちらは醤油の個性が前面に出ています。
正直、
バニラアイスに醤油をかけるだけなら誰でもできるんですよね。
実際、湯浅醤油では「もっと醤油を効かせたい」という人向けに、追い醤油が用意されていました。
それを考えると、私としては、
「醤油の量を増やす」のではなく、醤油そのものをソフトクリームの味としてどう仕上げるかに、もう少し工夫があってもいいのではないかなと思いました。
そして醤油カラメルのプリン
では、プリンのほうはどうでしょう。
こちらもカラメルが醤油味。
食べてみると、やっぱり醤油の風味がかなり強い。
ただ、醤油をそのまま効かせると、どうしても尖った味になってしまいます。
甘辛く仕上げれば、今度はみたらし団子のような方向になってしまう。
これはこれで味の調整が難しいところだと思います。
とはいえ、個人的にはもう少し甘さとのバランスを取ってほしいかな、という印象でした。
「プリン+醤油」という組み合わせ自体は面白いんですけどね。
甘酒ミックスジュースは……ぬるい
そして最後に、甘酒ミックスジュース。
甘酒、マンゴー、豆乳を使ったドリンクです。
さっそくひと口。
……
ぬるい。
いや、これが本当にぬるいんですよ。
一応、氷は入っています。
ただ、キンキンに冷えている感じではありません。
「よく混ぜて飲んでください」と言われたので混ぜてみたのですが、最初に出てきた段階では、まだしっかり混ざっていない状態でした。
甘酒と豆乳が入っているので、普通のジュースよりも粘り気があります。
そのためか、氷を入れただけではなかなか冷えにくいのかもしれません。
個人的には、最初からしっかりブレンドして、もう少し冷たい状態で出してもらえたら印象が違ったんじゃないかなと思います。
マンゴー自体は甘くて美味しい。
ただ、
マンゴー+豆乳+甘酒がすごくマッチしているかというと……うーん。
という感じ。
少し置いて、氷が溶けてもう少し冷たくなってから飲もうと思ったのですが、これがまた失敗でした。
その間にソフトクリームやプリンを食べてしまったので、舌が完全に甘いものモード。
その状態で飲むと、甘酒ミックスジュースの味がほとんど入ってこない(笑)。
これは注文の組み合わせを間違えたなぁ……。
甘いスイーツに合わせるなら、やっぱりアイスコーヒーのような、ちょっと苦味のある飲み物のほうが良かったと思います。
連れも、ちょっと残念そうな顔をしていました。
まとめ:たつのならではの味を楽しめるけれど……
今回のクラテラスたつのは、何といっても「たつのの醤油ソフトを食べてみたい」という目的で訪れました。
甘酒味、醤油味、そしてミックスと3種類から選べるのは面白いですし、先ほど訪れたうすくち龍野醤油資料館で醤油と甘酒の関係を知ったあとに食べると、より興味深く感じられます。
ただ、味については、個人的にはちょっと辛口評価。
甘酒ソフトは食べやすくて美味しかったものの、もう少し滑らかな口当たりならさらに良かった。
一方の醤油ソフトは醤油の風味がかなり尖っていて、「醤油味のアイス」というより「醤油をかけたバニラアイス」に近いというのが正直な感想です。
これまで食べた中では、高橋醤油の醤油ソフトが、私の中ではやっぱり一歩上かな。
そして甘酒ミックスジュースについては、冷たさとスイーツとの組み合わせがちょっと残念でした。
とはいえ、たつのという醤油の町だからこそ楽しめるメニューであることは間違いありません。
「たつのに来たなら、一度は食べてみたい」
そんなご当地スイーツだと思います。
そして次は、クラテラスを出て、いよいよたつのの城下町をもう少し歩いてみることにします。
クラテラスたつの 店舗情報
住所
兵庫県たつの市龍野町上霞城126
営業時間
10:00~17:00
※変更になる場合があります
定休日
月曜日
駐車場
あり