2016/04/28
旅行最後に訪れたのはこの神魂神社。
”神魂”と書いて”かもす”と読みます。
決して醸すではありません。
この神社は私が松江に来て初めて行った実習地の近くにありその時からずっと気になっていた神社です。
実習は最初この神社の近くの風土記の丘という資料館を見学した後、ここの周りをグルっと1周オリエンテーションとして回りました。
その時たまたま今神社の前も通ったのですが、その時なんというか趣きのある場所だなぁと気になったわけです。
風土記の丘がある場所から少し行ったところに神魂神社はあります。
境内は大きな木々に覆われておりまるで境内と外界とを遮断しているよう。
この中に一体どんな神社があるのか。
もうわくわくです。
残念ながら雨は降り続いていますが石段に滑らないよう境内を歩いていきます。
この鳥居も不二期でていいですね。
最近はプラ製の鳥居も多いらしいですが木製じゃないと歴史の重みは感じれないと私は思います。
ただ手前の石灯籠は結構新し目のやつみたいでここからずっと後ろに続く参道に並んでいました。
本殿のある場所まではちょっと階段を登って行くのですがその階段の下に手水があります。
神社なんかでこの手水が普通のステンレスの蛇口からでてたりするのを見るとちょっと萎えますね。
いやコスト優先なら仕方ないのですが…。
あと柄杓も竹で造られた手作り感のあるものです。
これも最近は金属製やプラ製に変わられてなんだか味気ない。
そしてこちらが境内の中へ続く階段。
後で分かりましたがこの階段を登らなくても奥の坂からこの上には行けるそうな。
雨の日など滑りやすい日は奥の坂から行ったほうがいいでしょうね。
そして上に到着。
木々に囲まれた境内はまさに外界から切り離された異世界のよう。
とても幻想的な雰囲気を醸しだしてます。
神魂神社は伊弉冊大神を主祭神とし伊弉諾大神を配祀として祀っています。
また、この神社は天照大御神から国譲りするよう大国主命の説得に使わされた天穂日命が作ったとされており、その天穂日命の子孫が出雲国造として25代まで当社に奉仕したとされています。
なかなか長い歴史を持つ神社ですねえ。
ちなみに前にも一度ブログで書いたかもしれませんが、高天原から天穂日命が降り立ったのは六甲山山頂と言われており、六甲山カンツリーハウス敷地内には天穂日命の磐座があります。
こちらが国宝で現存する日本最古の大社造りの本殿です。
今日見た中で一番立派な本殿に見えました。
なんと言いますか存在感が違う。
漂ってくる空気が違う感じです。
また私がかなり気になったのが、本殿脇にあるこちらのほこらたち。
写真じゃ伝わりにくいのですが、この場所だけまた空気が違うんですよ。
もうなんというか重いというか神聖というか。
こればかりは実際に現地に行って見てきて欲しいですね。
いや~、神魂神社本当に良かった。
来てみてよかったですよ。
ホントは出雲の方まで足を伸ばして出雲大社なども参りたかったですけど今回の旅はこれでお腹いっぱい。
さて、グルっと神社巡りもできたところでいい時間になりました。
ここでちょっと少なかった昼食の代わりじゃないですがティータイムと洒落こむことにします。
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