一体なぜこのようなことが起こったのか。
今回は最初に決めていた車種から、実際に車を見て、最終的に購入に至るまでの経緯を順を追って説明し、更に買った車の簡単なレビューもしていきたいと思います。
最初の狙いはスペーシア
軽自動車を買うときの最初の希望は
・衝突軽減ブレーキ搭載
・荷物が乗る
・軽快な走り
の3点でした。
それらの希望を吟味すると、
衝突軽減ブレーキ性能クラス最上位
スペーシアはデュアルカメラブレーキサポートを搭載しており、他社のセンサー式や単眼カメラ式よりも高性能な衝突軽減ブレーキを搭載しています。
自動車事故対策機構の予防安全性能アセスメントの試験では対車両試験はほぼ満点、対歩行者試験も8割以上の得点を取っています。
また、はみ出し警報性能、後方視界情報も満点です。
ただし、これは2015年のマイチェン後の車種からでそれまでの車種はレーダーブレーキサポートで点数もかなり低めなので注意が必要。
スライドドアに圧倒的なラゲッジスペース
スペーシアの特徴でもある積載性能。
スライドドアなので乗降性能も高いですし、荷室の背も高いため27インチの自転車も楽々積める、とカタログではあります。
ただのハイトワゴンと違うのはこのリアシートの収納方。
普通は背もたれを畳むだけなのですが、スペーシアなどのスーパーハイトワゴンはその後後部座席の足場にシート自体を収納することで広い収納スペースを確保することが出来ます。
ターボモデルなら走りも楽々?
自動ブレーキシステムと積載性能はクリアできても走りはどうなのか。
正直なところスーパーハイトワゴンは背が高いため走りはそこまで得意じゃありません。
しかし、スペーシアにはターボモデルがあり、ターボ仕様なら走りもそこそこ軽快に行えるんじゃないかなと。
とまぁ、スペーシアなら言われてた希望も全てクリアできるんじゃないかなと。
そんな気持ちで中古車屋やディーラーを巡ってみたわけですが、そこで待っていたのは思ってもみない展開でした・・・。
スペーシアは実は積載性能が悪い!?
なんというか、一番の衝撃はこれ。もはやスペーシアを選択した一番の理由が真っ先に潰されてしまいました・・・。
どういうことかというとそれはスペーシアの後部座席の収納方法に原因がありました。
普通の軽自動車などは後部座席の背もたれを倒したらそのままラゲッジスペースとして使えるような上げ底仕様になっていますが、スペーシアなどのスーパーハイトワゴンはより積載量を増やすため、トランクの底を低くし後部座席を収納してしまうことで、より背が高く広いラゲッジスペースとなっています。
後部座席の収納方法ですが、まずは後部座席を一番後ろまでスライドさせ、その後背もたれを前に倒し、さらに椅子を足場に収納するわけです。
しかしここで問題が2つ。
収納作業が意外と手間
図で見ていただいても分かるように結構収納作業は手間です。パッと背もたれを倒すだけのハイトワゴンなどの車の倍以上の手間です。
背もたれを倒すだけならトランクのドアをあけ、そこからパッとできますが、これはスライドドアを開けて作業しないといけません。
前席を前に出さないと収納できない!?
これが正直驚きました。
ある意味想定外です。
普通、前席がどんなポジションであろうが後席くらい収納できると思うじゃないですか?
しかし、スペーシアの場合、後席を収納するためには前席を半分程度前に出した状態じゃないと椅子が突っかかって収納できないのです。
ようは後席のヘッドレストや座席部分が干渉し後部座席の足場に収まらないという・・・。
なぜそのような仕様にしたし!!
しかも、それが結構前席を前に出さないといけないんですよ。
大柄な男性ならちょっと狭いな…ってくらい運転席を前に出さないと収納できません。
これには参りました。
メインで使うのは私の父親ですが、背も私より高いし割りと恰幅が良いので運転席は結構下げて使います。
しかし、ゆとりをもって下げると後席を畳むことが不可能!
しかも、ギリギリまで前席を後ろに下げた状態では同じく後席のヘッドレストなどと干渉しリクライニングも出来ない始末。
お前は2シーターのスポーツカーかとツッコみたくなりました(2シーターの車は文字通り後席部分が無いのでリクライニングするためには少し座席を前に出さないといけないのです。)
これには買いに来た一同絶句。
なんというかこの時点で、もうスペーシアはないわ…という空気が漂っていたのですが、それでもフロントウインドウが広いことによる視界性や低床による後部座席の乗り降りのしやすさなどオススメしたのですが。
そこのスズキディーラーが「スライドドアは実は開口部の大きさはそこまで広くないんですよね。ハスラーやワゴンRの方が正直広いです。」とか「ターボなんて意味ないっすよ。あんなん燃費悪くなるだけです。」とか言い出すもんだからもうすっかりスペーシアじゃなくていいじゃんとなりました。
やっぱ、車は現物を見ないと分からないもんです。
で、じゃあ何にするかとなったんでそこで上がってきた候補が
ハスラーです。
ええ、いい車ですよハスラ-。
可愛いしアウトドアチックだし。
洗いやすい樹脂カバー付きのラゲッジスペースと後部座席の背面は汚れ物をいれるのにもちょうどいいですしね。
これならトランクからレバーを引くだけで簡単に後部座席の背もたれを倒せます。
ちなみにハスラーもスペーシアと同じデュアルカメラブレーキサポートを搭載しており、試験結果はスペーシアよりもいいという…。
車重の差による制動力の違いが功を奏したのかしら?
とにかく収納性は今のワゴンRとハスラーはほぼ同等ですし、肝心の衝突軽減ブレーキでデュアルカメラブレーキサポートを搭載しているのがスズキではハスラーとスペーシアしかないのですから、もはや選択肢は1択というわけで我が家はすっかりハスラー買うぞ!となったわけです。
そしてその足で中古車屋を何店か周り、程度がよくフル装備のハスラーがあったのでそれを購入したのでした・・・。
ハスラーを試す
まぁ、色々ありましたが我が家には新しい軽自動車ハスラーがきたわけです。
エネチャージ搭載で燃費もよく、しかも今回購入したのは念願のターボモデル!!
アルミホイールやフォグランプ、ディスチャージヘッドランプ。シートヒーターも標準装備なXターボというモデルで更に、
・ツートンルーフ
・アラウンドビューモニター付き純正ナビ
・ETC
などのオプション装備もされてるまさにフル装備仕様!
色はスタンダードなオレンジ+白ですがポップでいい感じ。
本革ステアリングもただの樹脂よりよっぽど握ってて楽しいです。
ステアリングリモコンも嬉しい。
別のグレードではハーフレザーっぽい内装もあったのですが、まぁこれもかもなく不可もなくという感じ。
アラウンドビューモニターも初めて使いますが、面白いですね。
しかも走行中でも各所に付けられたカメラ映像を見れるので使いこなせば幅寄せとかも楽々出来るという・・・。
これは面白いなぁ。
そして燃費!
ターボモデルは燃費悪いだけで意味ないっすよと言ってた某スズキディーラーの店員!
尼崎ICから乗って奈良の妹の家まで走ってなんと24.3km/Lを叩き出せましたよ。
Xターボのカタログ燃費が27.8km/Lなんで割と頑張ったほうかな。
街中でうちの家から尼崎ICに行くまででもリッター25kmくらいはいってたし、ターボでも全然燃費悪くないじゃん!って感じです。
しかも、アクセル踏みこむとちゃんと加速してくれるんでやっぱターボで良かったなぁと言う印象ですね。
我が家のワゴンRは踏んでもエンジン回るだけで全然加速しない車でしたから。
あとはターボモデルはオイル交換がシビアですが、それは買ったところだと無料で交換してくれるらしいので定期的に行ってさえすれば安心ですね。
というわけでこれにてレビューは終了です
皆さんも新しい車を買う時はちゃんとものを見てからしっかり選んでくださいね。
ではでは。
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