代官所跡地を望む悠久の館と悠久広場
Leica M -P+ Summicrom-M 1:2.0/35 ASPH.
眼の前には悠久広場がある。
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駐車場は数台分ある。
ここまで来るには車か、公共の交通機関であれば阪急バスを利用することになるが最寄りのバス停から徒歩で20分ほどかかかる。
あまりアクセスが良くないためか、休日でも人は少ない。
今日はこの悠久の館でとある研修会グループと落ち合い、一緒に多田銀山を回ることになった。
館の中には多田銀山の絵図面や採掘された鉱石などが展示されている。
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集合時間より少し早めに到着したので、悠久広場の方も見学しておく。
ここは平成25年に整備された公園で、明治時代に建設された堀家精錬所跡のち上に残っているレンガ構造物を展示してある。
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展示パネルもあるが、せめて観光で人を呼びたいのであればこの公園の半分を駐車場スペースとして整備したらいいのにと思ってします。
一応、道路からは坂を登って車両が出入りできるスペースはあるのだが、駐車場としては整備されていない。
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雨に濡れたレンガ構造物もまた乙なものだ。
今日のようにあまりいい天気じゃない方が風景のコントラストはクッキリした絵が撮れる。
太陽光が強すぎると光が反射して様々なものが白飛びを起こしてしまうからだ。
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悠久の館の川を挟んだ対岸にはかつて、代官所(役所)があった。
この辺は今でこそ寂れているが、江戸時代などは鉱山町として栄え、「銀山三千軒」と称されるほどの賑わいを見せていたそうだ。
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悠久の館で一通り説明を受けた後は、多田銀山の間歩(坑道)の方へ向かう。
鉱山の神様 金山彦神社
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間歩へ向かう途中には金山彦神社があり、まずはそこを見学することとなった。
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鉱山やその鉱物を加工する鍛冶場などではおなじみの神様である。
たたら製鉄で有名な島根県でもいくつも見かけた。
金山彦神はイザナミが火の神「カグツチ」を産み落とした後、火傷で病み苦しんでいるときの嘔吐物から生まれた神である。
金属が溶けた様子が嘔吐物を連想させるため、そのような生まれになったのだろう。
鉱山を司り、荒金を採る神とされ鉱業・鍛治などを守護する神と祀られている。
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なるほど、鳥居一つとってみても様々な違いが見えてくるものだ。
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山門を潜ると小ぶりの社が見えてくる。
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規模は小さくとも中々落ち着いた雰囲気の神社だ。
いつからあるかは分からないが、この街が鉱山都市として栄えている時は絶えずひっきりなしに人がお参りに来たものだろう。
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境内を支える石垣も立派なものだ。
自然石をそのまま積み上げる野面積みはそれこそ、積み上げる人のセンスが問われる。
互いの石がそれぞれ噛合いしっかり支えるように最適な箇所に最適な石を選別してハメていく。
決して適当に積んでいるわけではないのだ。
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ブラタモリが好きな人はちょくちょく話題になるため知っているかもしれないが、時代や地方によってかなり特徴が出てくる。
そういった差を見ながら史跡を巡るのもまた楽しいものである。
さて、次はいよいよ間歩へと入っていきたい。
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