その日私は旅に出た
8月はじめの日、その日私は仕事を午前中で切り上げ、午後から有給を取り、旅にでかけた。
3泊4日の島根旅行の始まりである。
ちょうど夕暮れ時に家を出発し、いつも馴染みの中国道、米子道と車を走らせ、出雲までやってきたころには時刻は20時を回っていた。
せっかく午後休をとったのに、なぜそこまで悠長に出発したかと言うとこれも理由があるのだ、それはまた次のブログで説明しよう。
そんなことより、まずは夕食である。
ほんとお腹がペコペコでさっきから幾度となく腹が鳴っている。
とりあえず、家を出る前にめぼしい店は検索しておいたので、高速を降りてからまずそこに向かう。
西出雲駅の目の前の天ぷら屋”味里”である。
まずは島根旅行一発目に美味しい天丼でも食べていきますかと、やたら広い駅前の駐車場に車を止め、店のドアを勢いよく開けて中に入っていった。
このお店はどうやら老夫婦二人でやっているようだが、店内には座敷に一組、数人で宴会をしている人たちがいた。
恐らく駅近くのホテルの宿泊客だろう。
店内はその団体さんの貸切状態で、老夫婦も今日はこの団体相手で終わりと思っていただろう。
そこに異質な来客が一人。
店の中の人がみな入り口を振り返る。
老夫婦ですら「(え?なんのよう?)」みたいな顔でこちらを見る。
そしてワンテンポ遅れて「お食事は9時までですがよろしいですか?」と女将が声をかけてくる。
今の時刻は8時15分、夕食を取るには十分すぎる時間がまだあるが、やはり歓迎されていないのだろうか。
「ええ、大丈夫ですよ」と声をかけ、座敷ですっかり出来上がってる団体客を横目にカウンターに座り一息つくことにした。
お品書きはこんな感じ。
まぁ、先の言葉はお酒を飲むことを前提としているんだろうが、残念ながら私は酒は嗜まない。
席につくと同時に天丼を注文。
注文後すぐにカウンターにお箸やお手拭きが並べられる。
店内は座敷が2テーブルにカウンターのみ。
そしてようやくお目当てのものがやってきた。
天丼に小鉢にお新香、味噌汁。
これで900円は安い!
天ぷらもかき揚げやナス、かぼちゃやエビも2匹入っている。
味噌汁は当然しじみの味噌汁である。
うん、これぞ島根。
しじみの出汁が身にしみる。
天丼もサクサクで美味しいじゃないか。
ちなみに注文時に無料で大盛りにできるが、私は大盛りにした。
これが結構腹にたまる。
ただ、これからやることを考えたらそのくらいが丁度いい。
ちなみにご飯は佐田産だそうな。
島根の米も美味しいもんだ。
さて、腹ごしらえも済んだところで出かけるとしよう、星を撮りに・・・。
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