梅花藻が咲く水路
春に丹波の青垣の記事で梅花藻について触れたが、今日はその梅花藻を見るために滋賀の醒ヶ井(さめがい)までやってきた。
醒ヶ井は醒井宿という宿場町として昔から栄えていた街で、日本書紀の大和武尊伝説に登場する「居醒泉(いさめがい)」が地名の由来なんだそうで、その由来通り豊富な湧き水が古くから旅人を癒やしていた。
そんな醒ヶ井の名物といえば豊富な湧き水を生かした鱒の養殖とこの梅花藻。
以前にも話したが、梅花藻は水温が年間を通して一定で水質がよく流れのある場所でないと生息できない。
ようはキレイな湧き水が絶えず流れる水路でないと見られない貴重な植物だ。
透き通るような水路の自らいくつもの白い花が水面に浮き出る姿は本当に美しい。
観光客でごった返ししているかと思ったが、案外人は少なかった。
それでも昔からこの場所を知っているだろう人は「最近は人が多くて…」とボヤいていたが・・・。
この水路には絶滅危惧種であるハリヨが制作しているらしいが、残念ながら見つけることができなかった。
ハリヨはまだら模様の魚なので上から見てもすぐ分かる・・・はず。
道には出店なども並んでいたが、見ての通り京都などの観光地と比べるとまだまだ閑散としている気はする。
ただ水路沿いにはごついカメラを構えたカメラマンがズラッと並んでいた。
この景色をこれからもずっと残していきたいものだ。
旧街道沿いの古民家では光の作品展をしており、模様を描いた焼き物の中から光を当てとても幻想的な空間が広がっていた。
家のリビングなどに置いて夜じっと見てるだけでも心がやすらぎそう。
ちょっとしたヒーリングミュージックとミントティーでも飲みながら一時を過ごしたいと思うのは、私が疲れている証拠なのだろうか?
そんな感じで水面に咲く小さな花に癒やされたあと、どこか美味しいものでも食べに行くかと醒ヶ井を後にした。
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