これが島根の星空!!
西出雲で遅めの夕食を食べたあと、向かった先は島根県にある火山の一つ、三瓶山。
そこの山頂付近にある島根県立三瓶自然館サヒメルで私は夜を明かすことにした。
天丼屋から出るとき、女将とこれから三瓶山に行くんですよと行ったら「あそこは暗いし気をつけて」と相当心配された。
入った時は少々つっけんどんな印象だったが、別にそうでもなかった。
これが島根の空気感なんだなぁ。
そして自然館サヒメルの駐車場に車を止め、車のライトとエンジンを切り、外に出た瞬間・・・。
思わずため息が出た。
人間本当に美しいものに出会ったときは言葉を失うようだ。
三瓶山で星がよく見えると言う情報は、この前松江市で行われたホーランエンヤに来ていた観光客の一人から聞いた。
朝6時頃から祭りが始まる10時頃まで橋の上でずーっと待っていたのだが、その間周りのカメラマンといろいろ話をした中の一つが、島根は意外と星空が見えるということだ。
まぁ、過疎化日本一の県だし光源が少ないことは容易に想像がつく。
特にこの三瓶山は人もあまりいないので目玉スポットだとか。
いやー、こういう出会があるから旅って面白い。
駐車場に到着した時は、博物館の方から子どもたちの声が騒がしく聞こえていた。
恐らく夏休みのイベントでもやっていたのだろう。
21時を過ぎたあたりで、ぞろぞろ子どもたちが移動していくのが見えた。
駐車場の直ぐ側を歩いている途中「うわー何アレ?!」「何の車?!」と言われたが、聞こえないふりをして星空を眺めていた。
さすがはロードスター、小学生にも大人気である。
その後、足元があまり見えない中、カメラを三脚にセットし、それを担いで草原の中をどんどん歩いていく。
夜露でズボンが濡れるのも気にせず、ベストな位置を見つけながら何枚も撮影する。
まさに至高の時間・・・。
途中、近くの草むらから赤い光がチラチラ揺らめいてるのが見えた。
星空観察の時は懐中電灯などに赤いセロハンを貼り、光源を弱くするのが一般的だが、恐らく私以外にも星空観察をしている人がいるのかな?
私も音やカメラの背面液晶の光などで相手に気づかれているだろうが、お互い声もかけない中作業を続ける。
なんか不思議な気分。
流石に無視するのもあれなんで、近くによったときに「こんばんわ」と声をかけてみた。
すると想像していたよりも若い声が返ってきて驚いた。
なんでも近くの大学の院生ということだ。
星空を観察しているかと思ったが、どうやら目的は草原に咲く花に集まる蛾を観察しているらしい。
いやー、その考えはなかった・・・。
その後、彼とは島根のことやら地元ネタであれこれ話し、気付いたらもう深夜。
上を見上げたら天の川もだいぶ移動している。
明日も朝からドライブをする予定なので、今日はこの辺にしておくかと車の中で無茶な体勢で寝ることにした。
まぁ、殆ど寝れなかったけど少しでも体を休めておかないと明日の移動が怖い。
こんな無茶ができるのも若いうちの特権・・・もうそこまで若くない?
いや!若い!!
若く有りたい!!という気持ちを胸に明日も重い機材を担ぎ、色々回っていきますか。
さて、明日はどんな出会いが待っているだろう・・・。
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