なにもない から面白い
そこに1枚のポスターがあった。
京都にはない。
金沢にもない。
あまりになにもない。だから面白い。
・・・よし、一乗谷朝倉氏遺跡へ行こう!
なにもないから!
というわけでやって来たのがこちら”一乗谷朝倉氏遺跡”です。
この地には戦国時代に一乗谷城を中心に越前国を支配した戦国大名朝倉氏の城下町があったそうですが、今は見る影もありません。
現在残る遺物としては江戸時代中期頃に再建された唐門が平原の中にぽつんと佇んでいるだけ。
なるほど確かになにもない。
ですが!
最近では城下町を一部復元しており、その中を自由に見学することが出来ます。
というわけでその復原町並を見学してきました。
こちらの入り口から向こうの出口まで概ね200mにわたって当時の町並みが復元されていると言います。
入口付近はただの芝生の空き地だったのですが、そこから奥へと進むと土壁の塀に囲まれた町並みが見えてきます。
再現されているのは空くまで居住区の一部のみでほかは区画ごとに水路などで区切られ井戸などが復元されているみたいです。
復原町並は中々立派なもので、まるでその時代にタイムスリップしたよう。
ここら一体はこのような風景がずーっと谷筋一面に広がっていたんでしょうね。
ちなみに通路部分だけのハリボテじゃなく住居はちゃんと中にはいれるんです。
こちらは住居の裏庭ですね。
井戸などがきちんと再現されています。
いくつもの民家が立ち並んでいますが、左側は塀を越えると空き地が広がっており、あくまで塀と門の復元のみとなっております。
民家の中はこんな感じ。
ほんとこうやって見ると土間以外は寝るスペースくらいしかありませんね。
裏庭にはちゃんと厠まで再現されているんです。
屋根に苔が付いているのがそれっぽさを演出してくれてます。
いやー立派な復元ですねぇ。
このような民家が何件か並んでいるわけです。
ほんとは裏庭もこのように殺風景じゃなく何かしらの植物や畑なんかを作っていたんでしょうね。
とある民家の中ではマネキン模型などが置いてあり、当時の生活を再現しております。
そして中には武家屋敷を復元したものもあります。
流石は武家屋敷。
中が広い!
こっちの建物はグルリと周って縁側などを見れるのですが中もきちんと復元されております。
ハリボテじゃなく中まで作り込んでいるのはいいのですが、開けっ放しのドアや窓など雨の日はどうしてるんでしょうね。
係の人がちゃんと逐一締めてるのかしら?
こちらが家の中です。
武家屋敷だけあって中も広い!
趣のあるマネキンが将棋を指していました。
この時代は稽古以外はこういった遊びで時間を潰していたんでしょうね。
というわけで、復原町並はこれにて終了。
人も全然いないしまるで自分がその時代に1人タイムスリップしたような錯覚を覚えました。
ですが、あくまで模型なんで生活感とかは一切ないわけで。
賑わいのある場所ならもうちょっと細部まで復元できるんでしょうね。
人があまり来ないここだと、そこまでコストかけても仕方ないですからね。
そして最後は最初の方に見せた唐門を撮りに橋を渡り、対岸まで歩きました。
この奥の坂道を上がっていくと墓所があるみたいです。
まぁ今回はそこまで行きませんでしたけどね。
そして唐門のアップで終了。
なるほどなかなか興味深いところでした。
ただ滞在時間はそこまで稼げないので、観光地としては頭が痛いところでしょう。
あまり地元にお金が落ちない。
せっかくの町並みですのでコスプレとかとタイアップすると人が来たりするかしら?
こういうのって中々難しそうです。
というわけで一乗谷朝倉氏遺跡の見学はこれにて終了。
日も傾いてきましたが、次の観光地に行ってみよー!
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