2018/07/22

福井旅行 3日目 ~名車がたくさん!トヨタ博物館~

車の歴史が見れる トヨタ博物館


さて福井の旅行は終わりましたが、今日最後にやってきたのがこちら”トヨタ博物館”。
何でトヨタ?!何で愛知?!と思う方もいるかもしれませんが、・・・なんででしょうね?




前から一度来たかったんですが、帰りがけ(にもならずかなり迂回しますが)に寄ったと行った感じでしょうか。



とりあえず車を駐車場に置き、入口前に置いてあるボンネットバスを横目に入り口に向かいます。



さすがはトヨタ。
休日なのに来観客が多いです。



こちらの受付で入場券を買っていざ中へ!!


トヨダ・AA型乗用車(のちのトヨタ・AA型乗用車)

まず出迎えてくれたのがこちら!トヨタ・AA型です。
トヨタが1935年に作った試作車「A1型」を改良し、1936年に同社としては初の量産乗用車として作られた車です。



昔の「豊田」文字のエンブレムが時代を感じさせますねぇ。



すっごいピカピカでまるで新品のようですが、この博物館に展示されている車の殆どは動体保存されており、定期的にメンテナンスを受けているのでこちらも動くんでしょうか。



前にTBSでやっていたトヨタ自動車創業者である豊田喜一郎を主人公としたドラマ、リーダーズ。


その中でも当然この車が出てきますが、きっとCGだけじゃなくこの博物館の車とかも撮影に使ったんでしょうね。

というわけで、今回は私の大好きな「車」の博物館なので話もこのように少々長くなるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。


ベンツ パテント モトールヴァーゲン(レプリカ)

エスカレーターを昇り2階にやって来たら、こちらは世界の自動車を歴史順に展示してあるコーナーです。
こちらはガソリン自動車の第1号と言われるベンツの三輪車。

ガソリン自動車はドイツで生まれたんですねぇ。


ベンツ ヴェロ 

そして展示室の中に入ると、こりゃまたレトロな車が出てきました!
こいつはフランス、アメリカにも出荷されていた、史上初の量産車「ベンツ ヴェロ」。



個人的にはコイツのスタイルを見てるとどうも懐かしい気持ちになるんですよ。




そう私が子供の頃大好きだったアニメ「名探偵ホームズ」の愛車を思い出すんです。
まぁそれもそのはずでこの車は「ベンツ ヴィクトリア」といい同じベンツの車なんです。


ベンツ ヴィクトリアは1892年、ヴェロより2年早く生産された車でドイツ全土に大量に販売されたらしいです。
こんなマニアックな車を出すなんて宮崎駿氏はやっぱオタクですね。

そうこのアニメ、最初の6編のみですが、あのジブリの宮崎駿が監督・演出を務めているんですよ。
宮崎ファンなら必見ですよ?


しかし、ホームズ懐かしい。
この車は上のPVにもあるとおり、ホームズの相棒として結構活躍するんですが、エンジン始動のときにクランクを取り出しぐるぐる回しながらエンジンをかける演出がとても印象的なんですよ。
独特のレバーとハンドルの操作とか、結構細かく描写されていて子供ながらにワクワクしながら見てましたね。

ちなみに実車は最高速度21km/h程度らしいので作品のように猛スピードで駆け抜けることはできないので、そのへんはご愛嬌。


 ロールス・ロイス シルバーゴースト

続いては車の王様ロールス・ロイス社が誇る最大の傑作シルバーゴースト。
この重量感、さすがロールス・ロイス。

ちなみにシルバー・ゴーストの由来ですが、実証したテスト車が、銀色で幽霊のように静かに走ったからだとか。



だからって、そんな縁起でもないような名前を王室御用達の車につけますかって感じです。
この頃はまだスピリット・オブ・エクスタシーじゃなく王冠が前についてるんですね。



しかし、ロールス・ロイスってダークな名前を付けるのが伝統になってるんですが、どう考えてもコイツが原因ですよね。
昔は10HP、15HPとか付いていたんですが、「40/50HP」として作られた試作車「シルヴァーゴースト号」がそのまま車の愛称になっちゃったんです。

それからはロールス・ロイスのフラグシップモデルは「ファントム(亡霊)」。
ファントムを一回り小さくしたモデルが「ゴースト(幽霊)」。
2ドアクーペが「レイス(生霊)」。

なんのオカルト集団だ!
ちなみに全てまるで幽霊のように静かに走るという意味を込めて付けられております。

まぁ最近出たSUVは「カリナン」と名付けられ、世界一大きなダイヤモンドが元ネタなんで流石にSUVは幽霊のように物静かに走ることは要求されなかったのかな?


タッカー’48 

個人的に見たとき滅茶苦茶テンション上がった車がこちら。
タッカー’48です。



見ての通り、アメリカの車なんですがとっても不遇な車なんですよコイツは。
作ったのは元フォードのデザイナーである「プレストン・トマス・タッカー」。
彼は「理想の車を人々に提供する」という夢を諦められず、フォードを退職して自らの会社を設立させます。



そして売り出そうとしたのがこの「タッカー」通称タッカー・トーピードです。
この車は彼の理想が込められており、安全を重視した画期的な発明がいくつも込められいます。

ハンドルと連動するフロントライトや衝撃で前に外れるフロントガラスなど、今の車の装備にも通じるところがある装備を備えたこの車は、予約も上々だったのですが・・・。

アメリカは世界一の車社会であり、そこのビッグ3のお膝元で新たに車会社設立というのは流石に無謀すぎました。
量産体制に入る段階で様々なアクシデントがあり、最終的には50数台の完成を持って生産は打ち切られ、会社は潰れてしまいます。


そのへんはこの動画にも詳しく載っているので気になる方は見てみて下さい。
ある意味、車が良くても環境が整ってないと売ることすら出来ないということを身をもって証明してくれた貴重な車なのです。


 シボレーコルベット

続いてはとってもファニーな顔が特徴の初代シボレーコルベット!



今ではすっかりやさぐれて強面な顔になってしまいましたが、彼にもこんな時代があったんですねぇ・・・。



アメリカ初の量産スポーツカーということでこの車の意義は大変大きいです。
それから50年以上もキャラクターを変えながら第一線で走り続けるその姿は経緯に値しますね。

これほどまでアメリカを象徴する車もないと思います。



現行車は6.2L 466馬力とかいうアホな性能でとてもじゃないけど手には入りませんが、一度でいいから乗ってみたいですねぇ。

ちなみにコルベットで好きなのは、どう見てもハリウッドの悪役キャラが乗ってるイメージしか想像できないナイスなスタイルのC3か


コルベット C3

GTカーからスポーツを意識し、シャープなラインとリトラクタブルライトがかっこいいC5ですかね。

コルベット C5

ちなみにこのコルベット C5は21世紀最後のリトラクタブルヘッドライト搭載車なんでそこんところも気に入ってます。


メルセデス・ベンツ 300SL クーペ 

続いてはやっぱこいつは外せませんね。
メルセデス・ベンツ 300SL クーペです。

北陸旅行⑦ in小松 ~大迫力 日本自動車博物館~
https://krdayji1988.blogspot.com/2017/09/in_2.html
ゆうのひとりごと

前に小松市の日本自動車博物館の記事でも書きましたが、私この車大好きなんですよ。



コンパクトなボディ、ガルウイングの特徴的なフォルム。



ロングノーズショートデッキでいかにも走る!っていうスタイルがホント好き。



実際この車はレーシングカーを元に作ったガチのスポーツカーなので、走りに追求したスタイルのは当然といえば当然なのです。



この特徴的なガルウイングドアも、ボディを軽く丈夫にするため、フレームをガッチリ作ったら普通の横開きドアは付けれない構造になったため上に跳ね上げ式のドアにしたんですよ。

まぁ、レーシングカーも多くはドアを上に上げたり、外したりして乗り込みますからね。
そんな感じです。



そもそもサイド部分が滅茶苦茶分厚く普通のドアだと跨ぎにくいので、そのへんの実用性もかねてるわけです。



最近出てたメルセデス・ベンツ SLS AMGもこの300SLを踏襲してガルウイングドアを装備したロングノーズショートデッキのフォルムで「イヤッッホォォォオオォオウ!!300SLが現代に蘇ったぜ!!」って超ハイテンションだったんですけど。

メルセデス・ベンツ SLS AMG

最新型のメルセデス・ベンツ AMG GTになったら普通のヒンジドアになったんですっごくテンションが下がりました。

メルセデス・ベンツ AMG GT

いやまぁ、レースとかするならガルウイングドアは転倒したときドアが開かないという問題もあるから仕方ないけど・・・。
でもご安心を!メルセデス・ベンツ SLS AMGはそんなとき用にドア部分に火薬が詰められており、いざという時は小爆発によりドアハッチが外れるようになってるんで!

・・・まるで戦闘機の脱出装置みたいやな。


トヨタ クラウン

 さて、長々と書いてきましたがとりあえず巻いていきましょう。
3階は最近の国産車なんかも置いてる展示スペースになります。



こいつは初代クラウン。
正直新型のタクシーこのデザインにしてくれたら東京の街もちょっとはクールになる気がするんですけどねぇ。
皆さんどう思います?


 キャデラック エルドラド ビアリッツ

まさにアメリカンドリームの象徴とも言える車。
こんなの日本じゃ絶対は走らせれませんよね。



まぁ、たまに見かけるけど・・・。
しっかし、ほんどどでかい車です。



ある意味キャデラックらしい車ですよね。
あとは昔の結婚式で缶を紐でつないで引いてるイメージ。



テッカテカのグリル。
コイツのエンジンはどんな音を響かせてくれるんだろ?



このロケットのようなリアも超特徴的。
巨大なテールフィンは世界中の車に影響を与えたみたいです。



内装もピンク!
ステアリングは細いですねぇ。



デートでこんな車で迎えに来られたら今だとドン引きしますが、昔の映画とかだと大学生の友達が何人も乗って「へい!」って主人公に声かけたりしてるシーンが思い浮かびます。
時代を彩る車ですね。



こんな感じでこのコーナーは昭和な車がグルっと展示されてるわけですが。


トヨタ 2000GT 

このコーナーの一角に国産車では私が1,2を争うくらい好きな車がありました。
そうトヨタ 2000GT。



日本車でも世界レベルに通用するものをと期待を込めて作られたこの車は、1台生産するごとに赤字になっていったと言います。



それほどまでにトヨタの意地と執念をもって作られた車ですが、実は設計・開発はヤマハで行われたんですよね。



実物を見ると意外とコンパクト。
今でも通用する最高のデザインだと思います。


ジャガー Eタイプ 

そしてその2000GTの近くには、2000GTのデザインにも大きく影響を与えたんじゃないかと言われているジャガーの傑作スポーツカーEタイプが展示されていました。



その美しい外観は今でも多くのファンを魅了しています。
最近はジャガーEタイプのEVモデルが少量生産で復活したというニュースが有り、仰天しましたね。



やっぱ美しい車は時代を経てもその美しさは色褪せることはありませんね。


個人的にはオープンモデルよりクローズドモデルの方が好きですが、このライン!
最高に美しいでしょ?
なんせ世界一美しい車と称されることもある車ですしね。

ジャガー良いですねぇ。


レクサス LFA

 長々と書いてきましたがこれで最後です。
日本が誇る数少ないスーパーカー!

レクサスが500台限定生産で世に出した車はその名も「LFA」。



多分実物見るのはこれが初めてかも!
さすがにそのへんのディーラーには置いてないですからね。

出た時は色々言われましたけどやっぱカッコいいと思います。



このデカイブレーキ。
薄いタイヤ。
スーパーカーって感じですね。



4.8L V10エンジンを搭載しており、560馬力の出力を発揮します。
ほぼ全てを職人によるハンドメイドで1日1台のペースで仕上げており、3750万円という価格なのに赤字だったといいます。

2000GTの頃から進歩してないなこいつ・・・。

 

そんなこんなで登場したLFAですが、後継機はなかなか現れませんね。
流石にこの時代、スーパーカーを出す余力はないのかしら?



今のトヨタ社長はスポーツカー大好きでもうすぐスープラも復活すると言いますし、レクサスブランドではRC FやLCなどスポーツモデルもどんどん出していますし、ここはガツンと日本が誇る最高性能のスーパーカーを出してもらいたいものなんですが。

ホンダのNSXだけじゃやっぱ物足りないですしね。

というわけで長々と書いてきましたが、今回の記事はこれにて終了。
もしかしたら、これまで書いてきた中で一番長い記事かも・・・。

写真も全部で60枚くらいあったし・・・。

ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
楽しかった福井旅行もこれで終りとなります。

いやーようやく全部書き終えれた・・・。
さて次は8月、一体どんなイベントが有るか楽しみにしていて下さい。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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