2017/01/13

福寿の蔵元/神戸酒心館 蔵の料亭 さかばやし


今日は仕事終わりに神戸の御影まで繰り出し、ちょっと良い食事を楽しむことにした。
向かったのは灘五郷の一つ御影郷にある酒蔵「福寿」。

灘五郷と言えば前に櫻正宗(ブログに飛ぶ)に日本酒鍋を食べに行ったが、櫻正宗があるのは魚崎郷。
その二つに今津郷、西宮郷、西郷を合わせて灘五郷と呼ぶ。
多くの有名メーカーが軒を連ねる日本一の酒造業地帯である。


日本酒にあまり詳しくない私でも白鶴の「まる」のCMくらいは知っている。
他にも大関や菊正宗などの素人でも知ってるような大手メーカーは全て灘五郷の酒造である。
元々は伊丹や大阪の池田などが摂津の代表的な酒処であったが、幕府が江戸に移って以降は輸送に便利な港街である灘地区が酒造りの中心となり、明治以降では豊かな醸造家は阪神間モダニズム文化の牽引役となったのだ。

ちなみに芦屋市にあるヨドコウ迎賓館はその名の通り、ヨドコウ(㈱淀川製鋼所)の所有物であるが、元々は灘五郷の造り酒屋・櫻正宗の八代目当主山邑太左衛門の別邸として造られたものである。


世界三大建築家であるフランク・ロイド・ライトが設計した旧山邑家住宅は鉄筋コンクリート建造物としては日本で初めて国の重要文化財として指定された。
また、日本で現存する唯一のフランク・ロイド・ライト作の建造物でもあるので近くに来たときはぜひ見学してみて欲しい。
ただ、今は修復工事中なのだが・・・。


話はそれたが、そんな灘五郷の一つである御影郷の酒造「福寿」で今夜は夕食をとることにした。



注文したのはそば御膳セット。
個人的にはミニ会席とかでも良かったのだが、一緒に行った皆さん予算もそこまでないようでしたのでこちらを注文。
クーポンを見せると全員日本酒1杯無料サービスなのが嬉しい。

私はそこまで酒は飲まないほうだが、いい日本酒などはあまり悪酔いしないので楽しんで飲める。
もちろん、写真に写っている1杯すら飲みきらない程度を嗜むくらいだが・・・。
全部飲み干せば間違いなくトイレ直行である。


小料理の次は鯛のあらの炙り。
酒造にある料亭ということで、出て来る料理も全部酒のあてと言った様子。
サービスで出てきた酒は福寿 純米酒「御影郷」なのだが、スッキリとした口当たりで料理にあう。
酒嫌いの私がこれなら料理と一緒に酒を飲む意味が少しは分かるかもといえるくらいの酒だ。


そして茶碗蒸しでしばし口を休める。
寒い夜に温かい茶碗蒸しが有り難い。


最後にはそばが来る。
このそばつゆに先程出てきた日本酒を入れて食べるとまた一味違った蕎麦を楽しめる。
メニューにも酒そばというものがあるのだが、こんな感じだそうな。
なるほど、酒造っぽい!

最後は蕎麦湯を飲んで一服。
そういや、関西に帰ってきて蕎麦を店で食べたのは初めてかもしれない。
長野にいた頃は月1とは言わないけど通算したら2ヶ月に1度位は店に行って蕎麦を食べてたような気がする。

それが関西ではうどんばかりで美味しい蕎麦を食べる機会もそうない。
しかし、ここの蕎麦は美味しかった。

今度来たときは夜の鍋料理や会席料理も楽しんでみたいもんだ。
こうやってちょびちょび日本酒を飲みながら楽しむ食事も良いかもしれない。

さて、今度はどこで飲み会をしようか。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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