2019/04/14

もう三脚で迷わないために 回り道しない三脚の選び方

私の三脚歴


カメラ趣味を続けている人にとっていつかは手に入れる、あるいはすでに手に入れているものの一つが三脚だと思います。


カメラ初心者のための三脚選び
https://krdayji1988.blogspot.com/2017/08/blog-post.html
ゆうのひとりごと

以前にもブログで三脚の選び方なんてものを紹介しましたが、それでもやっぱり三脚って選びにくいと思うんですよ。
かく言う私も上の写真の通り何本も三脚持っていますしね・・・。

まぁ、カメラオタクの間では「カメラボディを買うとレンズと三脚はそっから伸びてくるもんだ」なんて言ったりしますが、結局機材に合わせて買うのがベストと言えばベスト。

ただ、そんな中でも買っていい三脚、やめとけばいい三脚ってあると思うんですよね。
今回は私の三脚歴を紹介しながら、オススメの三脚の選び方なんてものを紹介していこうと思います。

大学生のときに始めて買った三脚 
SLIK  コンパクト 8451T


さてまず紹介するのは私がカメラ趣味を初めて、まずはじめに購入した三脚「SLIK  コンパクト 8451T」です。

この頃はカメラを始めたてで右も左も分からない状況。
買ったきっかけとしては、大学4年の春の歓迎会の花見のとき。

カメラを固定して撮ったほうがキレイに撮れると何かで聞きかじったか何かだったと思いますが、とりあえず三脚がほしいと思い、街のキタムラに赴き手頃な値段(3,000円ちょいくらい?)で購入したと思います。



結論から言うとこの三脚はひどかった・・・。
まず見ての通りちゃちくて、今だとこんなものに大切なカメラを載せるなんてとんでもない!とか思っちゃいますね。

足の伸縮はナット式なのですが、ナットを回す際、足も一緒に回って操作しにくいこと、しにくいこと・・・。
まぁ、文字通りの安物買いの銭失いってやつですね。

ただ、大きさと重さだけは小さくコンパクトな分、三脚を外に持ち出すというきっかけづくりにはなったと思います。
ですが、今思ってもこの手の安物三脚だけは手を出すべきじゃないと思いますね。


花火を撮るために装備一新
SLIK AMT PRO 340DX


続いて紹介するのは「SLIK AMT PRO 340DX」です。
先に紹介した「SLIK  コンパクト 8451T」を買ったのと同じ年の夏に新たに購入した三脚です。

同じ年に三脚を買い足すことになるなんて、安物買いの銭失いここにありと言う感じです。
これはその年の夏に友人と花火を撮影しに行こうとなったとき、流石にデジタル一眼レフを「SLIK  コンパクト 8451T」に乗っけるのは無理だろうということでヤフオクで7000円くらいで新古品を購入したと思います。



当時も色々調べて、高さや耐荷重など検討して買いましたが今ならもっと別のを買うかもしれません。
耐荷重も2kgなんですけど、中級機以上の一眼レフに望遠レンズを載せると考えると少し力不足かなと思います。

また、高さにしてもエレベーターを伸ばさないでアイレベルまで伸びる三脚が理想的な三脚ですが、これは少し高さも足りません。

当時はカメラを始めたてで視野も狭かったのかもしれませんが、これも長い目で見れば安物買いの銭失いに違いないでしょう。
これから私の機材はどんどん重くなっていきましたからね。

もし三脚を買うなら今後のことも考え検討するべきだと実感しました。


花火リベンジ!!
Velbon Neo Carmagne 535


さて、ときは進んで数年後。
再び大学時代に見た花火をもう一度撮影しに行こうと思い購入したのがこちらの「Velbon Neo Carmagne 535」になります。

もうあれから何年も経つわけで、カメラのことも割とわかってきました。
そして今度買うときはアルミじゃなくできたらカーボンで、ただ金はないので中古で安いのないかなと検討した結果選んだのがこちらの三脚でヤフオクで1万円くらいで買いました。



カーボン三脚にしては破格の値段だと思います。
ごっつい専用ケースもついていますしね。
ちなみに希望小売価格は75,600円だったり・・・。

VelbonやSLIKの中古三脚は結構安いのがゴロゴロしているので初めてカーボン三脚を買う方にはおすすめかも知れません。



あえて収納性ではなく耐荷重性を選んだので、足も3段と縮めても全然コンパクトにならない三脚です。
そのかわり一番細い足でも結構な太さがあり安定性はいいですね。

また、エレベーターを縮めた状態でも私のアイレベルくらいになるので使い勝手もいいです。



エレベーターを伸ばすと私の慎重を超えますしね。
ナット式のナットもすごく回しやすくて足がスイスイ伸縮するのは使っていて気持ちいいですねぇ。

ただ、雲台の樹脂部分が経年劣化でベタつくのはいただけないですが、安い中古なんてそんなもんです。

しかしこの三脚、耐荷重が3kgしかないんですよね・・・。
これだけデカくて3kg・・・。

ニコキャノのフラグシップモデルってボディだけで1.5kgあるんですよ。
それにちょっと重めの望遠乗せたら3kg近くまですぐなるわけで、耐荷重3kgはちょっと不安ですよね・・・。
せめて4kgは欲しかった。

そういう意味では安さだけを追求するんじゃなくやはり長い目で見て買ったほうがいいなと思います。
いくら三脚を買い足しても、性能が持ってる機材に追いついてないなら宝の持ち腐れですからね。

三脚を選ぶときはまず耐荷重。
これを十分注意して買ったほうがいいですね。


通勤バッグにもすっぽり入る!驚異の大きさ!!
Velbon UT-63


続いて手に入れたのがこちら。
「Velbon UT-63」です。


これの特徴といえばなんといってもそのサイズ!!
縮長282mmと30cmを下回る大きさに収納できる点は、まさに三脚界の革命児や!!



しかも全高さはエレベーターを収納した状態で1402mmと、実は一つ前に紹介した「Velbon Neo Carmagne 535」よりも長いんですよ!



こんなに短い状態から伸ばしたときのサイズ差は圧巻。
しかも、6段なのに意外としっかりしてるんですよね。

耐荷重も3kgとこれもまた「Velbon Neo Carmagne 535」と同等ですからね。
ちなみにこれは職場の送迎会をやる際、お店を貸し切ってすることになったのですが、そこで集合写真を撮影するためにコンパクトに持ち運べる三脚が欲しくて買いました。

値段はアマゾンで22,000円ほど。
買う前にヨドバシカメラで色々触って店員さんにも話を聞いて購入を検討しました。

収納性もいいのですが、付いてる自由雲台の出来も買うのを決めたときのポイント。
他の同価格帯の三脚の自由雲台はとてもチャチク操作しにくそうだったんですよ。

ですけどこれはキチッと止めれて、安心感がありました。
店員の人曰く、「新製品開発にともない雲台も1から作り直して性能を前モデルから格段に向上させてます」とのこと。
なるほどなぁ。



今では1番稼働率が高い三脚ですかねぇ。
やはり持ち運びしやすいってすっごく大事。

なんだかんだ言っても「Velbon Neo Carmagne 535」はデカイんですよ!!
バックパックに挿して運ぶこともできないし、かといってケースに入れたらかなり嵩張ります。

やっぱり三脚って持ち運べてなんぼなんですよねぇ。
使うところまで持っていけない三脚なんて価値がないんですよ、いくら持っていても。

というわけで、私の三脚歴はこんな感じ。
本当に回り道しまくりだなと思います。

場合によって使い分けとかなく、基本的には使わなくなったのは仕舞いっぱなしですからね。
皆さんもこうならないように、三脚を買うときはほんと重々注意して買ってください。

最後に三脚を買うときのアドバイスをして終わりにしましょうか。

回り道しない三脚の選び方

耐荷重をしっかり確認

先程の説明でもありましたが、三脚というものはつまるところ「機材」を載せるためのものなんですよ。
ですので、どんな機材を載せるのかによって買うものも代わってくるわけですが、基本的にはできるだけ丈夫なものを買ったほうがいいです。

ミラーレスしか使わないって方なら「2~3kg」。
一眼レフも使うって方なら「4kg」くらいが目安でしょうか。

日本のメーカーは耐荷重という書き方ではなく推奨積載重量という書き方をしていたりするので、そのへんのニュアンスの違いに注意が必要ですね。

私みたいに重い一眼レフを使うのに耐荷重3kgのもの(推奨積載重量が3kgなので余裕はあると思いますが・・・)ばかり買っていてもしょうがないわけです。


サイズは本当にそれでいい?

三脚を選ぶ際、耐荷重も大切なのですが、結局ここが一番重要でしょう。
つまり、畳んだときにどのくらいのサイズになるか。

家で使うだけなら何の問題も無いと思いますが、外に持ち出すって方はどうやって持ち出すのか翌々考えてください。

三脚専用バッグに入れて持ち運ぶ?
ショルダーバッグに入れて持ち運ぶ?
バックパックに挿して持ち運ぶ?

運用方法はそれぞれですが、最悪カバンから買い換えないといけないことになってきますので、予算を踏まえた上でしっかり検討すべきでしょうね。

また、多段のものはコンパクトになり収納性がいいのですが、強度の話になるとはやり段数は少ないほうが有利です。
一番細い足の口径がものをいいますからね。

多段のものにするなら多少お高めですが、しっかりした作りの商品を選んだほうがいいでしょうね。


買ったら一生使えるものも
値段を気にするより使い勝手を気にしよう

三脚なんてそこまで使わないし、今回だけなら安いのでも・・・とついついカメラ以外のサプライ品って使用を軽視して買いガチなんですよねぇ。

ですが、使う機会なんていくらでもありますし、むしろないなら作ればいいんですよ。
私なんて毎年の会社の忘年会の集合写真撮影係を命じられているので、年に1回は三脚を持ち運ぶ機会がありますからね(笑

ですから、その場限りなんて考えで買うより、やはりちゃんと性能と運用を考えこれという1本を買うべきだと思います。

何本も買って無駄だったなぁと思う私は、切にそう思います。

というわけで、皆さんも安物買いの銭失いは決してしないようにしましょう。
確かに最初はそこまでお金かけなくても・・・と思うかもしれませんが、それを使って撮る機会はその時しかないんです。

せっかくの記念撮影をブレた写真で収めるかしっかりした写真で収めるか。
これは多少の投資で解決できるなら私は安いものだと思いますよ。


・・・とまぁ、ここまで長い前振りと言い訳が済んだところで。
次回は私が新たに購入した三脚の紹介をしていきたいと思います!!

ある意味これが私にとっての決定版?!
一生使える三脚とは?!

ぜひお楽しみに(笑
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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