地球が作ったダイナミックなアミューズメントパーク
結構アクセスしにくい場所にありますが、見学時間は結構短いので、パパっと見た後他の観光を組み合わせて行くのが良いと思います。
オススメは城崎温泉とかですかねぇ?
玄武洞公園はいくつかの洞窟からなり、南側から青龍洞、玄武洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞となります。
うねった柱状節理が龍のウロコみたいに見えるんですかね?
ちなみにここは柱状節理とは、溶岩が冷えて固まる際に柱上に固まったものを指します。
ここにある洞窟は別に自然に出来たものではなく、江戸時代にこの柱状節理を石材として切り出した後なんですよね。
こちらが玄武洞になるわけですが、溶岩の種類で玄武岩ってあるのご存知です?
あの玄武岩の名前の由来がこちらの玄武洞なんですよ。
日本の地質学の歴史に関わる重要な場所なんです。
玄武岩の名前の由来だけでも結構すごい場所だと思うんですけど、実はこの場所。
世界的な大発見があった場所でもあります。
それが”地磁気の逆転”です。
皆さんは方位磁石を使うと、北がN極、南がS極を指すのをご存知ですよね。
まぁ北を指すからN、南を指すからSと名付けられたわけですが、磁石がそれぞれを指すということは地球は北極がS極、南極がN極なんです。
うん、頭がちょっとこんがらがってきましたか?
要は磁石ってN極とS極が引き合いますよね。
方位磁石のN極と引き合うのはS極、つまり磁石のN極が指し示す北極はS極なんですよ。
いやいやいや、何言ってるの?
地磁気(地球の磁極)がそんなにコロコロ替わってたまるか!とお思いの皆さんも多いでしょう。
もちろん、この説を提唱した地質学者 松山基範のことも最初は誰もが何を言っているんだと相手にしませんでした。
むしろ論文を書こうと思った松山博士自身も半信半疑でした。
玄武洞の玄武岩を調査したところ、今の地磁気と真逆のものが発見されたものの、地磁気が逆転しているみたいですと上司の教授に相談したところ、んなわけあるか!と叱責されたそうな。
論文を書くべきか書かぬべきか迷っていたところ、別の大学の教授に書くことを勧められ執筆に至ったそうです。
最初は誰も信用できない論だったわけですが、論文が英訳され世界中に広まると同時に同じような現象が世界各国でも発見されるようになり、地磁気が逆転についての信憑性が高まっていき、この功績より地磁気が現代とは逆向きだった年代の名前「松山逆磁極期」として命名されることになるわけです。
そんな偉大な発見があったことを知ってから行くと、この玄武岩がとても雄大な場所に見えてきませんか?
ちなみにこの地磁気が逆転は現在の地質学にも大きく影響を与え、ちょっと前に話題になったチバニアンにも影響を与えたりしていますので。
詳しくは玄武洞の麓にある玄武洞ミュージアムで学習してみてね!!
とまぁ、大学で地質学を学んでいたことより、地質系のことになると饒舌になっちゃうわけですが、皆さん上の玄武洞の写真になにか映り込んでいるの気付きました?
そうそう、左上の方なんですけど・・・。
なんともまぁ立派なスズメバチの巣が垂れ下がっているではありませんか。
柱状節理って蜂の巣にも似てますしね!
あまり近づくのはやめて次を見に行きましょう。
めちゃくちゃあるねぇ。
玄武洞公園はスズメバチによって占拠されてしまったようです・・・。
流石に今は撤去されているでしょうが、皆さん山に行く際は黒っぽい服を着ていくのはやめましょうね。
というわけで、玄武洞公園でした。
皆さんも是非一度訪れてみてください。
地球が作り出した芸術と地質学の歴史の息吹を感じ取ってくださいね。
2025年10月25日
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