4.青木村
昼食をとり、生糸商標カードの旅も本日後半戦。
この青木村に来てまず思ったのが、この時代でも村であるということだ。
今回の生糸商標カードを集める旅でも最初は15市町と書いていたところ、パンフレットを良く見たら青木村は村だったため、15市町村と書き直した経緯がある。
この道の駅に来る前に気になる看板があった。
「義民の里 青木村」。
義民とはなんぞや???
義と付く限りは忠義を尽くした人なのだろう。
しかし、義人といった個人を示す言葉ではなく、民とある。
つまりこれは特定個人ではなく、複数人を示す言葉であろう。
また、義民の里とある限りは、この青木村から義民が多く出ていることになる。
というわけで、道の駅への行き帰りの間に連れに調べてもらった。
なんでも義民とは民衆のため一身を捧げた人のことらしい。
主に飢饉などで人々が困窮しているときに一揆の首謀者となり、私財や生命を賭して活躍した百姓が、義民として讃えられるそうな。
この地域では郡奉行の不正や年貢の軽減を上田藩に直訴するため、約1万人の農民が上田城へ押し掛けた。
その後、農民の要求の大半は聞き入れられ、郡奉行は罷免されたが、一揆の首謀者は死罪など言い渡されたそうな。
この青木村は江戸時代には「夕立と一揆は青木村」という言葉もあったそうで、民衆のために義を尽くす偉人が多い地域だったのだろう。
その誇りが今日まで受け継がれ、平成の大合併を経たあとも村として存続しているわけである。
地域をサッと回るだけでもありとあらゆる情報が入ってきて面白い。
旅行の醍醐味だ。
5.千曲市
我々はカードを求め、長野県を北へ北へと向かっていく。
うーむ、安曇野まで回れるかかなり不安になってきた。
と思って、調べてみると安曇野氏天蚕センターは11月は15時までらしい・・・。
終わったー!!
まぁ、他に回れるところは全部回ろう。
今回は生糸商標カードだけでお腹いっぱいです!!
千曲市ふる里漫画館だ。
漫画の神様といえば手塚治虫だが、そんな手塚治虫が「似顔絵の名手」と評する腕前を持った人物が近藤日出造だ。
とは言え、ぶっちゃけそんな人見たことも聞いたこともなかったが、主に政治家の似顔絵を主とする1コマの政治風風刺漫画を中心に描いていたらしい。
特に施設を見ることもなくサクサク進めていく。
6.須坂市
そう言えば、ここまで描いていてなんだが、今回のカードは私と連れの分2枚づつ集めた。
ただ、基本は取りに来た人間にしかカードは渡してくれない。
そういう場合は、連れが車で待っていますのでと事情を説明し、名簿に2名分記載したら2枚貰える。
ただ、家族分名前を全部書いて数枚貰うなんて不正は決してしないでおこう。
とりあえず、信州中野観光センターでカードを1枚ゲット。
このあと急いで中野陣屋・県庁記念館に向かいカードを貰った。
ここから安曇野市まで飛ばしても施設は閉館しているだろう。
でもまだ諦めることなかれ。
とりあえず、燃料が心配だったのでまずは給油。
しかしこの車の燃費には驚かされる。
前の赤い車だったらここに来るまでにまず1度給油が必要だったろう。
地元なら144円くらいで入れれるのに150円台後半やクレジットカードなら160円とはどういうこと?!
調べたら長野県は全国トップクラスでガソリン代が高いらしい・・・。
車がないと生きていけない地域なのになかなか酷である。
8.塩尻市
給油が終わり準備万端になったあと向かった先は塩尻市。
塩尻駅前にある塩尻市観光センターは18時まで営業しており、今から高速道路を飛ばして向かったらギリギリ間に合うんじゃないかという時間だったのだ。
また、塩尻市のもう一箇所の市民交流センターは土日祝が休みのため、ここに向かえば小諸市のように2枚カードがもらえるんじゃないかと算段していたのだが・・・。
時刻は17時50分。
ほぼギリギリというタイミングで塩尻駅に到着した。
そしてカードは貰ったが1枚のみ・・・。
一応、確かめてみたのだが、市民交流センターで配布しているカードはそちらで貰ってくださいとのことだ。
いや、土日祝が休みなので貰えないと思うがどうすれば?と聞いたが、市民交流センターで聞いてくださいとのこと。
ぐぬぬ、目論見が外れた。
今日で塩尻市は完了したかったが、明日再び来る必要があるみたいだ。
しかし、土日祝が休みなのにどうするか・・・。
ただ、市役所もそうだが土日祝が休みでも休日窓口などがあるかもしれない。
それを期待し、今日のところはこれでお開きとしよう。
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