はじめに
我が家には、もともと1台分のカーポートがあります。
建物の雰囲気に合わせた瓦屋根タイプで、和風の我が家にもよく馴染んでいます。
これまではメルセデス・ベンツ CLAシューティングブレークの1台だけだったので、特に不満はありませんでした。
ところが今年の2月。
我が家に新しいクルマがやってきました。
念願だったマツダ・ロードスター(NB型)です。
ついに夢だった2台持ち生活がスタート!
車好きとしては最高に幸せな瞬間です。
……しかし、ここで一つ問題が発生しました。
「カーポートが1台分しかない!」
せっかくのロードスターが青空駐車に……
我が家の駐車場は、2台横並びの駐車場ではありません。
縦列駐車になっています。
奥側に既存のカーポートがあり、その手前にもう1台を停める配置です。
この配置なら、2台とも敷地内に収めることはできます。
しかし、問題になるのが「どちらの車を先に出すか」です。
平日の朝、通勤で先に出すのはロードスター。
ところがロードスターを奥のカーポートの下に入れてしまうと、前に停めているCLAが邪魔になります。
毎朝、
CLAを一度道路へ出す
↓
ロードスターを出す
↓
CLAを戻す
という作業が必要になってしまいます。
これは……かなり面倒です。
そこで結局、ロードスターは出し入れしやすい手前側に置くことになります。
つまり……
せっかく購入したロードスターが青空駐車です。
この図を見ると、我が家の状況が分かりやすいと思います。
奥にあるのが既存の瓦屋根のカーポート。
その手前にロードスターを停めています。
そして、今回屋根を増設したいのが、その手前側のスペースです。
ロードスターにも屋根が欲しい!
もちろん、青空駐車そのものが悪いわけではありません。
でも、ロードスターは幌車。
雨や直射日光、紫外線。
そして鳥のフンなども気になります。
何より、これからも長く大切に乗っていきたいと思っているクルマです。
「やっぱりロードスターにも屋根を付けたいな……」
そう考えるようになりました。
ただし、ここで新たな問題があります。
ただ屋根を付ければいいわけではない
カーポートを増設するだけなら、話はそれほど難しくありません。
外構業者に相談して、一般的なカーポートを設置すればいい。
……のですが。
我が家の場合、それではちょっと困ります。
既存の車庫は瓦屋根。
建物も和風の雰囲気です。
そこへ、
いかにも「後から付けました」という感じのアルミ柱+ポリカーボネート屋根
を追加したらどうなるでしょう?
機能的には問題なくても、せっかくの家の雰囲気を壊してしまう可能性があります。
うちはとくに外構に対して厳しい規制のある地域ですので、道路側の美観にはできれば気を付けていきたい。
しかも、できることなら費用も抑えたい。
つまり今回のカーポート選びには、
「ロードスターを守りたい」
「家の外観も守りたい」
「できれば費用も抑えたい」
という3つの条件がありました。
これはなかなか難しい。
そこで私は……
ここでAIに相談してみた
今回のカーポート選びで、最初から積極的に使おうと考えていたのがGeminiやChatGPTなどのAIです。
せっかくAIが写真を見て相談に乗ってくれる時代。
だったら、今回のカーポート選びも、
「AIを最大限使ってみよう」
と思いました。
そこで、現在の駐車場の写真をChatGPTに見せて相談してみることに。
最初の質問は、かなり率直です。
「今自宅の駐車場は後部のみ屋根がかかっている。2台以上停めようとすると前の車両は青空駐車になるので困っている。ただポリカーボネートの安っぽいカーポートを設置しただけでは外観を損なう。いい手はないだろうか?できるだけ費用も浮かせたい」
すると、ChatGPTからいくつかの案が出てきました。
ChatGPTから出てきた3つの案
最初に提示されたのは、大きく3つの方向性でした。
案① 既存の屋根を前方へ延長する
一番おすすめとして出てきたのがこれ。
現在の瓦屋根を、そのまま前方へ延長してしまう方法です。
既存の屋根と一体化できるので、確かに見た目としては一番自然。
瓦調の屋根材などを使えば、家との統一感も保てそうです。
ただし、それなりに費用が掛かる可能性があります。
案② デザイン性の高いカーポートを追加する
もう一つが、既存の瓦屋根とは違う方向性。
デザイン性の高いカーポートを新しく追加する方法です。
ここで候補として出てきたのが、
LIXIL「カーポートSC」
でした。
一般的なカーポートと違い、屋根がアルミ製。
ポリカーボネートが見えないため、非常にスッキリしています。
「これなら後付け感を抑えられるかもしれない」
と、このあたりからカーポートSCが気になり始めます。
案③ 前側だけ庇を追加する
そして、もっと費用を抑えるなら、車の前側だけを覆う庇を追加する方法。
車全体を覆うわけではありませんが、フロントガラスやボンネットを雨や直射日光から守ることはできます。
大掛かりな工事を避けられるのもメリットです。
文章だけでは分からないので、画像を作ってもらう
ここで終わらないのが今回のAI活用です。
文章で、
「既存屋根を延長するとこんな感じ」
「カーポートSCならこんな感じ」
「庇だけならこんな感じ」
と説明されても、実際に我が家に設置したらどう見えるのかは分かりません。
そこで今度は、
「実際の我が家に設置したイメージ画像を作ってみて」
とお願いしてみました。
そして出来上がったのがこちら。
こうして画像にしてもらうと、かなりイメージしやすくなります。
特に面白かったのが、文章で説明されていたときと、実際に画像で見たときでは印象が違うこと。
「既存の瓦屋根を延長するのが一番自然かな?」
と思う一方で、
「カーポートSCも意外と悪くないな……」
となってきます。
AIに相談して、AIに画像を作ってもらう。
この段階で、単なる商品探しから少しずつ「実際に我が家へ設置したらどうなるか」という検討に変わっていきました。
ところが、ここでAIらしいハプニング(笑)
ただし。
最初から何もかも完璧だったわけではありません。
むしろ、AIらしいちょっとしたハプニングがありました。
最初に作ってもらった画像を見ると……
車が横並びになっています。
「……あれ?うちは横並びじゃないんだけど(笑)」
いやいや。
我が家は、
完全な縦列駐車です。
どうやらAIが写真から駐車場の状況を完全には理解できなかったようです。
そこで、
> 「カーポートの配置はそのままで、車は縦列駐車にして」
と、もう一度お願いしました。
すると今度は……
ちゃんと縦列になりました。
こういうところは、AIを使っていると面白いですね。
「写真を見せれば、AIがすべて正確に理解してくれる」
というわけではありません。
こちらから、
「ここが違う」
「こうしてほしい」
と条件を追加しながら、少しずつイメージを詰めていく。
でも逆に言えば、
間違えても、その場でもう一度作り直してもらえる。
これもAIの面白いところだと思います。
実際にアルミカーポートとポリカーボネートのカーポートを駐車場に取り付けたらどんな感じになるか作ってみます。
どうです?
印象がだいぶ変わってきますよね。
そして「カーポートSC」が第一候補に
3案を比較し、画像でも確認してみると、だんだん方向性が見えてきました。
既存の瓦屋根を延長する案は、確かに一番自然。
でも、費用や施工のことを考えると簡単ではありません。
庇だけという案は安く済みそうですが、せっかくならロードスターをしっかり屋根の下に入れたい。
そこで気になってきたのが、
LIXIL「カーポートSC」
でした。
アルミ製の屋根でポリカーボネートが使われていない。
シンプルでスタイリッシュ。
そして、片側だけに柱を配置する片支持タイプなら、我が家のような縦列駐車でも使いやすそうです。
「これなら我が家に合うんじゃないか?」
ここからカーポートSCについて、さらに詳しく調べていくことになりました。
とはいえ、AIだけで決めるつもりはない
今回の計画で大切にしたかったのは、
AIの回答をそのまま鵜呑みにしないこと。
AIに商品候補を出してもらう。
↓
メーカーの情報を調べる。
↓
YouTubeなどで実際の施工例や比較動画を見る。
↓
実物を見に行く。
↓
そこで得た情報を、またAIに相談する。
そんなふうに、AIと実際の情報収集を組み合わせていくことにしました。
画像についても同じです。
AIに完成イメージを作ってもらうだけでなく、この先は3Dモデルまで作って、実際の敷地を上から見たり、横から見たりしながら検討することになります。
つまり今回のカーポート選びは、
「AIに選んでもらう」
のではなく、
**「AIを使って、自分で納得できるまで検討してみる」**
という方法です。
次は実物を見に行こう!
ただ、どれだけ画像を作ってもらっても、最後は実物を見ないと分かりません。
屋根の質感。
アルミの色。
柱の太さ。
実際に立ったときの圧迫感。
そして何より、
「我が家の瓦屋根と本当に合うのか?」
これは実物を見てみないと判断できません。
そこで次は、
LIXILのショールームへ行ってみることにしました。
カーポートSCを実際に見ながら、
* 屋根の色
* 柱の色
* 木調色を入れるか
* サイズ
* 片支持タイプの使い勝手
* 我が家に合わせるならどんな仕様が良いか
など、さらに具体的に考えていきます。
そして、この先もAIは大活躍。
ショールームで得た情報をもとに他社製品との比較をしたり、YouTubeの施工例を参考にしたり、実際の我が家に設置した場合の画像を作ったり。
さらには3Dモデルまで作って、いろいろな角度から眺めてみることになります。
「ここまでやれば、かなり理想に近いカーポートを選べるんじゃないか?」
このときは、そう思っていました。
……ところが。
実際に設置する段階になって、建築関係の法律や規制を調べ始めると、思わぬ問題が発覚することになります。
まさかの「アウト」でした。
果たして何が問題だったのか?
そして、ここまでAIを駆使して選んだカーポートSCは、本当に我が家に設置できるのか?
次回は、いよいよLIXILショールーム編です。
【次回予告】
【カーポート設置計画 Vol.2】LIXILショールームへ!実物を見てカーポートSCの仕様を考えてみた
実物を見て分かったこと、カタログだけでは分からなかった質感。
さらに他社製品との比較やYouTubeでの情報収集。
そして、実際の我が家にカーポートを設置したらどうなるのか、AIで画像を作り、さらに3Dモデルまで作ってみることに。
AIを使ったカーポート選びは、ここからが本番です。