2016/07/29
7月ももう終わり。
最後の週の週末に有給を取りやってきたのは京都の伏見。
前から一度は訪れたいと思っていたがなかなか行く気になれなかった。
というのも京都のイメージといえば「人混み」「暑い」「渋滞」などなど。
距離的にはそう遠くないのだがどこ行っても観光地にぶち当たるようなところに行くには強い意思が必要なのだ。
今回はそんな人混みや暑さを回避するために行く日を平日に設定した。
さらに朝早く家を出て現地に早朝に着くことでできるだけ人混みを回避しようと試みた。
ちなみに現地までは上の写真の通り電車を使って行った。
重い機材を運ぶときは車で現地まで直接行くのが楽なのだが、ここに行くならアクセスを考えたら電車がベストだろう。
そんなことを色々考えながら家を出たのは7時前。
そのかいあってか現地には8時過ぎに到着できた。
もうこの時間でも気温はぐんぐん上がってきており、日差しの強さを感じる。
さすがは京都、まだ早めに家を出て良かった。
そして駅から歩くこと約5分。
あっという間にその赤い鳥居と門が見えてきた。
周りの屋台も流石にこの時間では全部閉まっている。
境内にもまだ人影は少なくこの時間に来てよかったと改めて思った。
ただ神社を楽しむならいつの時間に来てもいいが、写真撮影をするためとなれば流石に人混みは避けたい。
どれだけ早く来ても日が昇ってからは地元の人などが散歩しており、全く人がいないということはないだろうがそれでもできるだけ人がいない時間を狙って行きたいものだ。
狛犬の代わりにある狐様に挨拶して境内に入っていく。
お稲荷様と言えばこの狐だが狐はあくまでもお稲荷様の使いなのでお間違えないように。
稲荷大社の主祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)とう豊穣の神様で別に狐耳の女神様ではないのであしからず。
今日も太陽が眩しい。
この時間は以外にも外国人の観光客が多い。
さてそれではお目当ての千本鳥居に行きましょうか。
この伏見稲荷大社には多くの鳥居が有りますが、その中でも有名なのがズラーっと多くの鳥居が並んでいる千本鳥居でしょう。
伏見稲荷大社は山全体が境内になっており、ぐるっと山道を辿って一周できるようになっている。
一番上の一ノ峰まで行き戻ってくると概ね2時間半程度かかる。
4km程度の道のりらしいが、今回私は重さ約7kgのカメラ機材を抱え撮影しながらなので3時間程度は見たほうがいいかもしれない。
ちなみに本殿から千本鳥居までは5分位あるくだけなので初心者でも安心だ。
四ツ辻からぐるっと一ノ峰まで一周するのは少々覚悟がいる。
大きな鳥居を何本もくぐり千本鳥居を目指す。
途中何人もの観光客ともすれ違ったが朝方であればこのように人が全くいない写真を撮ることも可能だ。
そしてこちらが千本鳥居である。
ホントは右側通行なのだが人が少ないうちはどちらから行ってもいいだろう。
案内板はあるが実際住職が左側の鳥居から出てきて思わず笑ってしまった。
しかしここは流石に人気スポットなのでいくら待っても人が途切れることがなかった。
記念撮影をするものも多いし。
根気よく粘ればシャッターチャンスも訪れるかもしれないが、時間が経てば経つほど人は増えるのである程度の妥協は必要だろう。
ちなみに撮影するのにも少しコツがいる。
このようにストレートの参道ではどうしても人が写りやすい。
なので少しカーブしたところを選ぶと・・・。
上の写真とほとんど位置は変わらないのだが、このように人が全くいないように写すことも可能だ。
ただし、これも人がまだ少ない早朝しか無理だろう。
私が再び山から降りてきた10時過ぎ頃にはこの辺には人がひっきりなしに通っていた。
しかし人が入ることを私はあまり気にしない。
逆に人が入るほうがよりリアルな写真に見えるためだ。
なんにせよ楽しく撮影するのが一番だ。
前から人が居なくならないとイライラするのが一番ダメだと思う。
余裕を持った撮影を心がけたいものだ。
しかし、こうやって歩いていると機材の重さの差というのもバカにならない。
少しずつ肩に機材の重みが食い込んでくる。
あまり歩くのが得意じゃない方はできるだけ装備を軽くして行ったほうが良いだろう。
また夏場は必ず水分を手に持って歩いたほうが良い。
脱水症状になってからでは遅いからだ。
しかし伏見稲荷はすごい。
どこまで行っても鳥居が途切れない。
一体全部で何本ほどあるのだろうか。
どこを撮っても絵になりそうなところも憎い。
撮影ばかりして全然進まない。
途中すれ違った地元の方からも挨拶した後に「ここは撮影スポットが多いやろ」と言われた。
ええ、仰るとおりです。
また、朝方だからか軽トラが走ってる姿も確認できた。
いきなり後方からエンジン音がするとビックリする。
さてここまできてもまだ1/4も過ぎてない。
これはある意味金毘羅さんよりキツイかもしれない。
途中このように雰囲気が変わる場所があるが、これが三ツ辻の付近だ。
ここまで来るとようやく気分的には半分来たかと思うのだが、実は四ツ辻まではまだまだ上がる。
地図で見たら三ツ辻から四ツ辻までは距離が短く見えるが高低差があるためそこまで近いようには感じない。
ちょっと神秘的な空間を過ぎると売店がある。
伏見稲荷の面白いところはこのように要所要所に茶屋があるところだ。
たとえ水を忘れても水がなくても現地調達できるので干からびる心配がない。
ちなみにこの三ツ辻当たりに来た頃には私の喉は限界を迎えていた。
私は水分は現地調達しようと思っていたが、どこで買うか迷っていた。
そして頭の方も回らなくなっていたのか、この三ツ辻で四ツ辻の方ではなく最初は降りる方に向かってしまっていた。
しかし、それが幸いしたのか少し降りたところの自動販売機を使い水分をゲット。
水分補給をしっかり済ませて四ツ辻へ向かうことができた。
後で知ったが、この四ツ辻まで来てしまうと自動販売機の値段も上がる。
できれば三ツ辻までで水分補給は済ませたいところだ。
三ツ辻までの自動販売機ならば外界と同じ料金だが、ここからは高度によって値段もどんどん上がっていく。
さてようやく中間地点の四ツ辻までこれた。
またこれから頂上の一ノ峰まではまだひと踏ん張り必要だ。
四ツ辻からグルっと各峰を一周した様子は引き続きその2で案内していこう。
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