電気自動車は夢の車?
最近、何かと取り上げられる電気自動車。
ガソリン車と比べクリーンで、静かで、力強く走ってくれる。
まさに夢の車のように宣伝されている電気自動車。
実はその歴史は古く1800年代からすでに電気で車を動かす試みはされていた。
むしろ一般販売されたのはガソリン車よりも早く、当時としてはガソリン車よりも加速が早いことから有望視されていた。
あの発明王トーマス・エジソンも電気自動車の改良に勤めていたのだが、彼のもとで内燃機関を研究していたヘンリー・フォードがフォード・モデルTを販売し、自動車市場は完全に内燃機関自動車に支配されたのだ。
昭和時代にも何度も電気自動車の実用化が試みられたが、その度に内燃機関自動車の進歩が促され結局電気自動車が普及するまでには至らなかった。
しかし、2000年台に入り、高性能なバッテリーが発明されるとともに再び電気自動車に脚光が浴びるようになり、2008年にテスラモーターズ社製の電気自動車「ロードスター」が発売されると約1000万円という高額にもかかわらず、一瞬で完売するという盛況ぶりを見せた。
ただ、航続距離や値段の高さという問題が残ったが2010年日産がリーフを販売することで一般人にも電気自動車が身近になった。
リーフは助成金を受けることで他の普通車と同等の価格で購入することができ、1度の充電は数百円、定額のプランに入れば月々2,000円でその辺の充電施設で電気補充し放題という地球にも財布にも優しい車ということを強調し宣伝している。
リーフモニターキャンペーンに応募する
そんなリーフだが、何の因果かモニターキャンペーンを受けれることになった。
正直、電気自動車を買おうとはサラサラ思っていないが、電気自動車は正直気になる。
この機会に思いっきり楽しんでやろう思い、リーフを使った1泊2日の旅行を計画し、そこで思う存分電気自動車というものを体験して見ようと思う。
リーフスペック(X(30kwh))
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
全長×全幅×全高:4445×1770×1550mm
ホイールベース:2700mm
トレッド前/後:1540/1535mm
室内長×室内幅×室内高:2080×1460×1185mm
車両重量:1460kg
駆動方式:FF
トランスミッション:CVT
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):独立懸架ストラット式
サスペンション形式(後):トーションビーム式
ブレーキ形式(前/後):ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(前/後):205/55R16
最小回転半径:5.2m
航続距離(30kwh駆動用バッテリー):280km
まずはリーフのスペックを確認だが、今回乗ったのは中間グレードの「X」だ。
リーフは「S」「X」「G」の3つのグレードがあるが、それぞれ装備が違っている。
大きな違いは廉価版の「S」には純正ナビが無いが、「X」「G」には標準装備ということだろうか。
また、バッテリー容量も「24kwh」「30kwh」の2種類がある。
それぞれ航続距離が違い「24kwh」は228km、「30kwh」は280kmとなっている。
今回借りたのは「30kwh」のタイプで航続距離はカタログでは280kmとなっているが、ディーラーの店員曰くこれもカタログ数値なんで実際には200km前後になると思いますだそうだ。
また、ガソリン車と違って高速で高速巡航をするとぐんぐんバッテリーが消費されかなり航続距離が下がるので注意と言われた。
なるほど、電気自動車は完全街乗り用らしい。
店員曰く「高速に乗るより街乗りのほうが逆に燃費いいです」とまで言っていたがホントだろうか?
一定の速度で巡航したほうが絶対航続距離はロスがなく上がると思うのだが、これも今回の試乗でしっかり試してみたい。
試乗計画
今回の試乗計画は三田市内の日産でリーフを借り、奈良の妹の引っ越しを手伝い、1泊した後和歌山県を観光しまた三田市に帰る計画である。
ざっと見積もって約400kmだが、色々寄ったらもっと行くだろう。
通常の試乗では数キロを運転するだけなので、電気自動車の乗り心地や運転のしやすさは分かるが、使い勝手までは分からない。
ガソリン車と違い充電スタンドのある場所までいき、急速充電でも30分待たなければいけない電気自動車はやはりその使用感をしっかり確認した上で購入を検討したほうが良いと思う。
まぁ、今回の旅は割りと遠出になるが短時間で充電まで体験しようと思ったらちょうどいい距離だと思う。
カタログ数値の倍である560km以内には収まっているし、高速も下道も走れる。
そこまで田舎道じゃないのでどこにも充電スタンドがないということもないだろう。
というわけで、リーフで行く1泊2日の体験記の始まりである。
つづく
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