稲佐の浜
さて、出雲大社を参拝したあとはそのまま海岸へ向かい、稲佐の浜へやってきました。
静かな海が広がる砂浜にひときわ大きく目立つ岩が立っています。
これは屏風岩と言い、見ての通り岩の上には鳥居と小さなお社が立っています。
実はこの海岸こそ、神話「国引き」「国譲り」が行われた舞台なのです。
ある日、大国主命がこの海岸にやってきたとき、海の上に剣先を上に付きたてその上にアグラをかいて座っている人物を見かけます。
その神の名は武甕槌命(タケミカヅチ)。
そして武甕槌命は大国主命に国を譲るよう迫るのでした・・・。
個人的には日本神話の中でも結構好きなエピソードの一つです。
葦原中国(あしはらのなかつくに)ようは地上の国を収めている大国主命に対し、高天原からの使者である武甕槌命が交渉する話ですね。
高天原は何度も大国主命の元へ神さまを派遣しましたが、その度に言いくるめられ上手く行かなかったので、最終的に武甕槌命を派遣することにするのですが。
その武甕槌命の強キャラ感たるや・・・。
海の上に出現するだけでも只者じゃない感パないのに、剣先の上に胡座をかいて国よこせと脅迫とか。
大国主命も思わず「?!」となったに違いありません。
ただ一応、「俺はいいけど俺だけじゃ決めれねーから息子たちにも聞いてくれ!」と言ったのは最後のささやかな抵抗でしょうか。
まぁ、そのせいで大国主命の息子である建御名方命(タケミナカタノミコト)が武甕槌命と勝負することになるのですが、その勝負こそ相撲の起源と言われています。
両国国技館の壁画には「国譲りの力くらべ」の壁画があるそうですが、石の上に座っているのが武甕槌命。
片膝をついているのが建御名方命ですね。
そしてこの勝負に負けた建御名方命は逃げ去り、「科野国洲羽(しなののくにすわ)の海に至る」と書かれております。
ようは現在の長野県諏訪湖の辺りに逃げてきたというわけですね。
この前見に行った奈良博物館の絵画には鹿に乗って、落ち着いた老人の姿で描かれていた武甕槌命ですが、若い時はそうとうな武闘派だったわけですね。
そんな神話のエピソードを胸に、稲佐の浜をグルっと見回しあとにしました。
出雲大社に来た際はすぐそこなので、こちらの屏風岩もぜひご覧になって下さいね。
日御碕と出雲日御碕灯台
稲佐の浜を見たあとは、そのまま海岸に沿って車を走らせ日御碕まで向かいました。
ここには石積みの灯台としては東洋一の高さを誇る日御碕灯台があります。
前に来たのは大学生の1回生の頃でもう何年前だった?って感じなのですが、駐車場に車を止め、灯台を見た時は懐かしい気持ちになりました。
早速お土産屋が立ち並ぶ道を進み、灯台の方へと向かいます。
店の前に吊り下げられたハリセンボンの干物などを撮影していると、店のおばちゃんが面白いもんあるよと手招きしてきました。
それがこちら宇宙人の干物・・・ではなくエイの干物です。
昨日仕入れたらしく、店に並ぶのは珍しいんだとか。
しかし、ここでこれを買う人はいるのでしょうか?
まぁ気を取り直して灯台の方へと向かいます。
先も書きましたが、この灯台は高さ43.65mあり高さは日本一。
石積みの灯台としては東洋一の高さを誇ります。
ここの管理は海上保安庁がしているみたいですね。
解説の案内板などを横目に先へ進みます。
入り口で入場料を払い、あとはひたすら灯台の中の階段を登っていきます。
階段にはこのように定期的にあと何段か記載されています。
全部で163段ありますので、目安にどうぞ。
そして150段目まで来ましたらあともうちょっと。
見えにくいですが、階段の根本に150段という表記とあと13段だよという応援メッセージ(?)が書かれています
そして屋上。
いやー灯台の中は蒸し蒸ししていましたが、ここまできたら潮風が気持ちいい!
下を除くとこんな感じ。
ここから落ちたらひとたまりもありませんな。
灯台の上をグルっと一回りしたら帰路につきました。
汗をガンガン書いたので何か飲み物が欲しいです。
とりあえず駐車場で飲み物を買いました。
アクエリアス スパーリングです。
実は私このアクエリアスの炭酸が大好きなんですが、これって期間限定販売何でしょうか?
全然見かけませんよね。
大学時代の夏場にもこれの1.5L版など買い込み、サイクリングのお供にしておりました。
それからはあまり見かける機会もなかったのですが、今回自動販売機で売っているのを見かけ即買いしてしまいしたね。
少し酸味がかったアクエリアスに炭酸が効いていて、とっても飲みやすい。
清涼感あふれる味になっております。
喉の渇きが一気に潤いますねぇ。
さて、これで午前中の観光は終了です。
少し時間は早いですが、昼食を食べに店に向かうことにします。
さて、どんな昼食にありつけるのか・・・。
次回をお楽しみに!
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