スサノオの軌跡を辿る
さて、スサノオが最後に開拓した須佐神社を参拝したあとは、もう少し出雲市の奥に入っていきましょう。
しばらく田園地帯を走ったあとはこんな感じの山道をどんどん登って行きます。
やって来たのは雲南市にある八重山神社。
石段をひたすら登った先にある神社と聞いていますが、まずそこに行くまでが結構な秘境感。
すれ違いができなさそうな道をひたすら走ります。
ロードスターはコンパクトなのでこのくらいの道なら楽に走れるので安心です。
そしてちょっと開けたところにこのような看板が。
ようやく神社までの参道の入り口に到着したようです。
この看板の近くに駐車場があるので、車で来た方はそこに車を止めれます。
まぁ、ここまで歩いてくる人のほうが少ないだろうけど・・・。
正式な参道の入り口は車道の途中にあった階段があったので、それだと思うのですが、歩いてそこまで戻るのも大変なので今回はこのアスファルト敷きの道を登っていくことにしました。
ちょっと登って見下ろすと。
私の車があんな感じで停車しております。
横の小屋はコットン水車と書いた木の看板が掲げられていましたが、今は使用されてないみたいです。
少し登ると小さな広場のような場所がりました。
そこに立ってる鳥居の向こう側から本来は登ってくるのでしょう。
鳥居をくぐって少し向こう側を見てみると・・・。
これは急勾配な階段がずーっと下まで続いています。
こっちからきたらけっこう大変かもしれませんねぇ。
さて気を取り直して上へと向かいます。
赤い山門をくぐるとあと半分くらいでしょうか?
山門前からこのような石段となっております。
今日は朝から車を飛ばし島根に入り、そっから昼食の休憩以外はずっと行動しっぱなし。
流石に肩が痛いなぁ。
そして山門に近づいていくと・・・。
透明なケースに入れられた狛犬が見えてきました。
なるほど。
結構珍しい形の狛犬ですね。
風化しないようにこのようにケースにいれているんでしょうか?
実は結構貴重なものだったりして・・・。
さて門をくぐると・・・うわ~。
これは辛い・・・。
ダラダラ流れる汗を拭いながら一歩ずつ石段を登っていきます。
これ踏み外したら下まで転がっていきそう。
そんな感じで登っているとようやく頂上が見えてきました!
あれが拝殿でしょうか?
到着!
うわー凄い岸壁ですね。
拝殿がある場所は岸壁の縁にできた小さな広場。
そこにいくつかの建物が建っています。
これらの建材はここまで担いで持ってきたのかしら?
来た道を振り返ると・・・。
うん、帰りもしっかりとした足取りで帰らんとこりゃご愁傷様やで。
まぁ、せっかくだし参拝しときます。
拝殿木は結構新しいです。
最近建て替えたんでしょうか?
離れてみるとこんな感じ。
実際は岸壁の圧迫感が凄いです。
こうこちら側にグイグイ押し付けてくるような、そんな場所で気を抜くとフラッとここから落ちちゃいそう。
なんでも昔はここに洞窟があり、そこには悪事を働く「鷲尾猛(わしおたける)」という怪神がいたそうな。
鷲尾猛は金の鶏にまたがり、自由に空を飛び回り里の住人たちを苦しめていたそうです。
そこにヤマタノオロチを退治し、稲田姫とどこか定住できる土地を探し求めていたスサノオが現れます。
スサノオは住人たちの話を聞くと、鷲尾猛を退治し鎮めたそうです。
それ以来、集落には平和が訪れ、八重山には母神のイザナミノミコト、姉神のアマテラスオオミカミなど諸神が祀られたそうな・・・。
こんなところにもスサノオは来ていたんですね。
粗暴な性格で高天原を追い出されたスサノオですが、死んだ母神イザナミノミコトに合うため黄泉の国に行こうとしたり、各地で苦しめられている民を救うため化物と戦ったり、色んな意味で英雄らしい神さまですよね。
ただ、助けたのはスサノオなのに主祭神はイザナミノミコトとアマテラスオオミカミって・・・。
スサノオは「ええ?!俺じゃねーの!!」とか思ってそう。
まぁ、配祭神にちゃんと建速須佐之男命は入っております。
拝殿の前にはこちらも年季がはいってそうな狛犬がおります。
そしてその側には・・・馬?
この神社は祀っているのはイザナミノミコトやアマテラスオオミカミなのですが、松江藩ゆかりの牛馬の守護神としても八重山神社は信仰を集めているそうです。
さて、このへんで帰ることにしましょうか。
登るのは大変でも降りるのはあっという間。
喉がカラカラなので、少し下ったところにある休憩所で飲み物でも買いますか。
先程の駐車場から少し行ったところにこのような階段があります。
おそらくここを登っていくと先程見た石鳥居のところに繋がっているのでしょう。
そしてこちらがちょっと降りたところにある休憩場。
この辺はいくつか滝があり、それらの滝を見るためのハイキングコースが整備されてるみたいです。
今回は行く暇ないですが、自動販売機があるのはありがたい。
ここので喉の渇きを潤してリフレッシュ!
さて、もう日が傾いてきましたが、次でラストくらいになるでしょうか。
もうちょっと奥出雲を楽しんでいくことにしましょう。
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