沖縄祖神が住んだ場所 シルミチュー
続いて訪れたのが浜比嘉島にあるシルミチューという場所。
先程行ったちぬまーすのある宮城島から渡って行ける離島にあるスポットです。
上の写真のように看板にいくつもの落書きがあるのが気になります。
この横はビーチで大勢の客が楽しんでいましたが、こういった器物破損行為はいただけませんねぇ。
しかも沖縄県民にとっても大変重要な場所なのに・・・。
ただこうした落書きって島外からの人じゃなく地元のやんちゃしてる若者とかがやってそうなのが否めない・・・
気を取り直してシルミチューに向かいます。
沖縄にはいくつもの開闢(かいびゃく)伝説が残っていますが、いずれにも共通することは男女二人の神がニライカナイ(神の世界)からこの地に降り立ち島々を造り、子孫繁栄を行ったとされること。
ここ浜比嘉島はニライカナイからアマミキヨ(アマミチュー)とシネリキヨ(シルミチュー)が降り立ち、二人で暮らし子を生み育てた場所だと伝えられています。
上でも書きましたが、ここのすぐ近くはビーチになっており、たくさんの人が騒がしく遊ぶ場所なんですが。
シルミチュー霊場の中に一歩踏み込んで見れば、先の喧騒はどこえやら・・・。
聞こえるのは沖縄に来てから度々聞こえてきた特徴的な蝉の声、そして鳥の鳴き声。
木々のざわめきの中でとても厳かな空気が辺り一帯を満たします。
そう、これがシルミチュー霊場。
沖縄が始まったところ。
これまでの旅の疲れ、今日の暑さでのへばり、レジャーで遊ぶ人々の喧騒、そんなものがすべて吹き飛びただただ雰囲気に圧倒されます。
誰もいない森の中で、この地の空気を目一杯楽しむことにします。
鳥居前の石碑にはシルミチューについて書かれていました。
では鳥居前で一礼し階段を上がっていくことにします。
階段は短くないですが、そこまで長くもありません。
登りきると鍾乳洞が見えてきます。
中に入らないよう厳重に柵が設けてありますが、中を覗き込むことは出来ます。
しかし、沖縄でも二拝二拍手一拝でいいのかしら?
まぁ、こういうのは形より気持ちっしょ!というわけでとりあえず拝んでおきます。
地面の玉砂利を見てみると玉砂利じゃなく珊瑚?!
なるほど沖縄ですねぇ。
というわけでシルミチューを見た後はホテルまで帰ることにしました。
流石に3日目なんで1日中遊び尽くすっていうのはちょっと無理。
明日のフライトも朝一からですし、早めに休んで英気を養うことにします。
0 件のコメント:
コメントを投稿