2026/08/11

ライカとロードスターで巡る夏|第四章 篠山に残るレトロ街


 

車を走らせ、次に向かったのは丹波篠山市西町駐車場。


ここは1時間なら駐車料金が無料という、今回のような短時間のスナップ撮影にはありがたい場所だ。



レンズは変わらず、ズミルックス50mm一本勝負。


ここからは1時間。


篠山城下町をじっくり観光するというより、カメラを首から下げて、気になったものを拾いながら歩いてみることにした。



駐車場にロードスターを停め、ふと看板に目をやる。


そこにあったのは「昭和レトロ通り」の文字。


せっかくなので、まずはこの案内に従って、レトロな街並みの方へ向かってみることにした。



路地へ一歩足を踏み入れると、どこか懐かしい空気が漂っている。


電柱と電線が張り巡らされた細い路地。


白壁と木造の家々。


観光地として整えられた場所だけではなく、そこには今も人の暮らしが残っている。


50mmの標準レンズで切り取ってみると、何気ない日常の風景が、ふっと特別な空気をまとって見えるから面白い。



少し歩くと、「西町ブリキ玩具製作所」と書かれたノスタルジックな看板が目に入った。


通り全体がどこかゆったりとしていて、昭和の面影が色濃く残っている。


こういう場所を歩いていると、目的地を決めずにシャッターを切るだけでも十分楽しい。



そして、その「西町ブリキ玩具製作所」の前に出ていたのが、ビストロのメニュー黒板。


「週替わりランチ」「丹波篠山」の文字が並んでいる。


しかも不思議なのが、ブリキ玩具製作所の前なのに、あたりには肉を焼く香ばしい匂いが漂っている。


古い町家とブリキ玩具、そして肉を焼く香り。


なんとも不思議な組み合わせだが、それがまたこの通りの面白さなのかもしれない。


今回は時間も限られていたので、そのまま通り過ぎたけれど、こういう気になる店には弱い。


次に篠山を訪れる機会があれば、ぜひ一度寄ってみたいと思う。



さらに歩くと、歴史ある町家には暖簾が並び、その向こうには山並みが見えている。


観光客で賑わうメインストリートとはまた違う、静かで落ち着いた篠山城下町の顔だ。


歩く速度を少し落として、気になったものがあれば立ち止まる。


それだけで時間が過ぎていく。



途中、ガレージの奥にクラシックなメルセデスが佇んでいるのを発見。


木板で控えめに遮られたガレージと、その奥に収まる重厚な旧車。


古い町並みの中に、こうしたクラシックカーが自然に溶け込んでいるのも面白い。


時代を超えたもの同士が並んでいるようで、思わずシャッターを切った。



さらに進むと、歴史ある町家をリノベーションした宿泊施設「NIPPONIA」の暖簾が見えてきた。


古き良き建物を残しながら、現代的な感覚を取り入れた佇まい。


こういう場所は、どこを切り取っても絵になる。



ガラス越しに覗くショーケースには、黒豆珈琲の案内や可愛らしい器、団扇などが並べられている。


ガラスに映り込む外の景色と、店内の温かな雰囲気。


50mmの距離感でその両方を一枚に収めてみる。


こういう「何となく気になったもの」を拾っていけるのも、スナップ撮影の面白さだ。



そして、散策もそろそろ後半。


通りをさらに進むと、誓願寺の立派な楼門が姿を現した。


重厚な木造建築に、白地の暖簾と提灯がよく似合っている。


50mmという焦点距離は、建物全体を記録するというよりも、こうした歴史的な建築の一部分を切り取って、その場の雰囲気を残すのにちょうどいい。


広角ほど説明的にならず、望遠ほど距離も離れない。


その中間にある50mmの距離感が、こうした城下町では妙に心地よく感じられる。



1時間という限られた時間の中で、西町の昭和レトロ通りを歩いてみた。


古い町家、暖簾、看板、寺院、そしてガレージの中のクラシックカー。


観光名所を目指して歩いたというより、目に留まったものを50mmで一つずつ拾っていく。


そんなスナップらしい時間を楽しむことができた。


ただ、篠山城下町にはまだまだ見ておきたい場所がある。


次に向かうのは、城下町らしい景観が残る武家屋敷群。


ここからは少し雰囲気も変わりそうだ。


ズミルックス50mm一本で、もう少しだけ篠山の街を歩いてみることにする。


ブログ記事の最後に貼り付けやすい形式で「丹波篠山市西町駐車場」の情報をまとめました。



 スポット情報:丹波篠山市西町駐車場


・名称:丹波篠山市西町駐車場

・所在地:兵庫県丹波篠山市西新町53

・利用料金:

 1時間未満:無料

 1時間以上2時間未満:普通車 200円

 2時間以上(当日最大):普通車 400円

・営業時間:24時間利用可能(終日)


ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。