★重低音が体の芯まで響き渡る、クラブスタイル★
というわけでDENON AH-C300についてのレビューである。
DENONのヘッドホンシリーズでも重低音にこだわったURBAN RAWER(アーバンレイバー)シリーズのイヤホンだ。
【主な特徴】
● 形式 / ダイナミック/カナル型
● ドライバー / Φ11.5mm x 2(ダブルエアコンプレッションドライバー)
● 出力音圧レベル / 115dB/mW
● 再生周波数帯域 / 4-25,000 Hz
● 最大入力 / 250mW
● インピーダンス / 16Ω
● 質量(コード含まず) / 13g
● コード / Y型(1.3m)
● プラグ / 金メッキステレオミニプラグ(L型)
というわけで早速レビューしていこう。
まずは外箱である。
ちょっと海外風のパッケージデザイン。
外を覆うケースを取ると銀文字でDENONと書かれた化粧箱が出てくる。
持ち手にオレンジンの紐があったり細かいとこではあるがあるとないではかなり印象が違ってくる。
それを持って上蓋を開くと、
「Welcome to DENON」と書かれた黒い紙にスポンジで守られたイヤホン本体、そしてその下にキャリングケースが見える。
値段の高いイヤホンでは当たり前になってるがそれぞれイヤホンを入れるためのキャリングケースも商品ごとに全然違ったタイプが入っているのでそれも楽しみと言えば楽しみである。
例えばAppleのカナル式イヤホンは三角のプラスチックケースがついてくるし、SONYの高めのものにはイヤホンをピタッとハメるようのケースにそれを入れるためのシガーレットケースみたいなものがついてきた。
今回のものはDENONと書かれた少々大きめのケース。
イヤホン本体も大きいのでちょうどいいのかもしれない。
ケースはチャック式で開閉可能。
中はには青色の固めのクッション材に片方には小物をいれるネットがついている。
そしてケース内には付属品が入っていた。
・金メッキ標準変換プラグ
・シリコンイヤーピース(XS、S、M、L)
・2層シリコンイヤーピース(S、M、L)
・コンブライイヤーピース
・イヤスタビライザ(S、M、L)
である。
続いてイヤホン本体を見ていこう。
黒が基調の本体で青とシルバーのアクセントも合っている。
ぱっと見安っぽくはないがそこまで高級感が漂う本体でもない。
そして分かってはいたがいざ持ってみると…デカイ!
その代わりプラ部分が多いのか重くはない。
むしろかなり軽いといってもいいだろう。
先端にはイヤーピースがついており、そしてイヤスタビライザがついているのが見える。
これを耳の凹んだとこにうまく入れて固定するらしいのだが、ネット評価では微妙とのこと。
艶出しボディにキラキラのシルバーメッキもいいのだがこういう合わせ目とかが目立って仕方ない。
こういうとこで高級感を失っている気がしないでもない。
音質には関係ない部分だが、高い値段出して買うならそれなりの作りの方が所有者としては嬉しい。
とはいえ第一印象はそう悪くない。
一体これからどんな音が流れてくるのか、期待は膨らむばかりである。
そしてイヤホンのもう一つのキモでもあるケーブル。
普通のイヤホンと比べれば太めのケーブルであり、適度に柔らかい。
タッチノイズも少なく、何より絡まりにくいのがいい。
丸くまとめてケースにいれても癖が付くことなく快適に使うことができる。
そしてこれがリモコンである。
右側イヤホンの側面の丸い突起部分。
ここの先端をクリックすることで再生/停止や曲スキップなどのコントロールを行える。
また前後に回すことでボンリュームコントロールも行える。
とはいえ、イヤホン本体は耳に完全に固定されているわけではないので操作感はそこまで良くない。
しかし、iPhone対応機種が多い中、XperiaZでも問題なくリモコンが操作できたのは嬉しい誤算である。
そして付属品一覧。
イヤーピースは2重シリコンタイプと普通タイプがS、M、Lの3種類ずつ付く。
そしてコンプライの低反発イヤーピースも1セットついてきている。
そしてあまり評価が良くないイヤスタビライザ。
これもS、M、Lの3種類ある。
実際に使ってみて、確かにこれがないほうがポジショニングしやすい。
しかし、イヤホン本体がデカイためちょっとでもずれると音質が悪くなる。
そのため耳に完全に固定するにはやはりイヤスタビライザを使用したほうがいい。
これは各サイズと位置をちょっとずつずらしながら自分にあったポジションを見つけるしかない。
どのイヤホンにも言えることだがちゃんとした位置で鳴らさないとそのイヤホンの真価は発揮できない。
ぜひ、頑張って自分にあった付け方を見つけよう。
【音質評価】
最後に実際に聞いてみてどうだったかを書いておく。
結論から言えば、私が持っているイヤホンの中でも最高の音質と言えよう。
重低音は言うまでもなく、ドスッと体の芯まで響くようなドラム。
そしてキレのあるシンバルや透き通るようなボーカルの声。
確かに2基の大型ダイナミックドライバを搭載したことは意味があったといえる。
普通、低音重視なイヤホンは低音はよく出るのだがその分高音が響かなかったり、中音やボーカルの声が後ろに隠れ聞こえにくくなったりする。
しかし、このイヤホンはボーカルの声もしっかり前に出てきてくれる。
少々値がはり、クセのあるイヤホンだと思うが重低音を楽しみたい方にはオススメの機種であることは間違いない。
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