2013/06/27

山陽・四国旅行記 香川編  その2  ~ひたすら登れ!こんぴらさん~

その1で言ってて通り、ちょっと遅い朝食(早い昼食)を食べたら琴平町まで車を走らせて食後の運動ということで金比羅宮にやってきました。


通称「こんぴらさん」。
海上交通の守り神として昔から多くの人に親しまれてきました。


漁師、船員を始め戦前では帝国海軍の慰霊祭から戦後では海上自衛隊の殉職者の慰霊祭も行われたりしており、日本でも随一の功徳を誇るという声もあるほどありがたい神様です。

祭神は大物主命と崇徳天皇。


この旅の始まりが海上自衛隊や旧海軍兵学校見学でしたので、旅の締めくくりとしては最適な場所と言えるでしょう。





大学時代に一度来たことがありますが、ここは普通の神社とちょっと違った雰囲気ですよね。

観光温泉街+神社みたいな。
世俗的な雰囲気がムンムンと漂っております。





とはいえ、そのような世俗的なものを振り払って上まで行ったらそれはそれで中々いい雰囲気なところです。

早速上がっていきますか!




金比羅宮の特徴と言えばなんといっても行き着くまでに登る石段の数。
確か700段くらいでしたっけ?

とにかく結構登らないと行けないんですよ。





そして今日は曇りの天気でしたが良い感じに太陽も顔をのぞかせてきました・・・。
友人はさっそくツバの広い帽子を買って装備しております。






神社の境内に入るまでは道の両脇にこのように多くのおみやげ屋が並んでおります。
ここで装備を整えていくわけですね。

登る前に友人に「財布は持ったか?」って確認しました。
財布さえあればここで装備を準備していけますからねぇ。

帽子に杖に飲み物。
休憩用の茶屋もあります。

最初は笑いながら「登るにしたがってどんどん買っていって登り切るころにはフル装備になってるな。」とか冗談で行ってましたが、登ってすぐに帽子を購入したところをみるとそれもあながち冗談で済まされなくなっている気がします。




まぁ、疲れたと暑いを繰り返す友人を引きずってドンドン登っていきます。
こういうのは勢いです。

ダラダラ登っていたらいつまでたっても頂上まで行き着けません。





石段にはちょくちょくここが何段目という看板もあり、ある人にとっては希望(もうここまで来たのかという意味で)、ある人にとっては絶望(まだここまでしか来てないの…かという意味で)を与えております。




何度目かのアーケードを抜けたら、もうすぐ境内に入っていきますよ。




上の方に門が見えるでしょうか?

アレより先には自販機も店もありません。




装備を整えるならここが最後となります。

飲み物とかないならここで買って行きましょう。






では、準備が整ったらいよいよ本宮を目指す旅に出かけましょう。

これより先は先ほどとガラッと雰囲気が変わってきます。

そのギャップもまた面白いですよね。






とはいえ、確か中にも神社関係の建物以外に美術館とかレストランが合った気がします。

今回は行きませんけどね。





ではでは、私達も門をくぐりますか。




笑顔でお参りですか。
みんな結構死にそうな顔をしてるのは内緒です(笑

特にこのへんからちょっと嫌な予感というか・・・。
先に全部で700段程度石段があると書きましたが、それは本宮まででその奥には奥宮というものがあるんですよね。

それをさっき地図で見かけたのですがなんか距離的に倍くらいあるような・・・。

まぁ、相棒には黙っておきます。




そして門をくぐってすぐにはおばちゃんたちが飴を売っています。
確か境内内で営業を唯一許されてる老舗のべっこう飴だとか。

まぁ、個人的にはべっこう飴はあまり好きじゃないのでいつもスルーしてますのでよく知りませんが。





ここからはちょっと長いストレートがあり、そしてすぐに石段が続いていきます。





木陰が涼しい石柱が立ち並ぶ道を歩いきましょう。

とすると・・・・






大学生のグループでしょうか。
男女6人組が前方をキャピキャピしながら歩いてます。

ナンカタノシソウデスネ...




若さにあてられないようにちょっと離れて歩きます。

今日は暑いですね~。




そしてちょっとした広場に出ました。




なんかアフリカゾウとかいます。
トイレはこういった広場に何箇所かありますが、上のほうには無いので行くなら早めに行っといた方がいいでしょうね。




するとさっきの大学生グループが鳥居の前でなんかやってます。

ふむ。

とすると・・・



鳥居からの石段をグリコで登りはじめた?!
マジか?!

これが若さか・・・・。

てか、そんなことしてると上まで行くのに日が暮れますよ、と。
青春してんな~。


と思いつつ、私と友人はその横を華麗にスルーしていきました。





そう時間も無限にあるわけではないし。
サクサク登っていきます。





しかし、前に来たときは連れがほんと早足でスラスラ登っていったので写真もよく撮れなかったんですよね。

今日はバッチリとれて嬉しいです。





そしてこの雰囲気はそろそろ本宮かなぁ?






と、失礼。
ここはまだ本宮ではありません。




御本宮に参拝の方はこちららしいです。

ふむ。





ちなみにこれは降りてるときにツアーのガイドさんが話してることを聞いたのですが、この石段を上がって少し行ったら本殿となります。

その本殿までの石段の総数は785段となってます。

しかしですね、実はこのこんぴらさん。
石段の中に1段降りる石段があるんですよ。

上の門を超えてすぐなんですが。

フラットなとこにいきなり1段あるんで普通なら見落としがちなんですが。

実はコレ、最初作ったときは石段は全部で786段だったらしいんです。

ですが、それだと786(なやむ)で縁起が悪いってことで1段降りる階段を作ってそこから総数を一段減らしたそうな。

そうしたことで悩み(786)を(一段)落とすってことで縁起のいい石段になってるらしいです。
これは狙ってやったんじゃないらしいですが、なかなか昔の人ってトンチが聞いてますよね。




そう、ここの一段です。
写真中央に降りてる石段があることがわかると思います。

本殿に上がるためのラストのきつい石段の前の手水近く。
また行ったときはぜひ見てください。

この段を降りればどんな悩みも吹っ飛びますよ。




というわけで、本殿前の最後の石段。
かなり急な傾斜となっております。





さぁ、頑張って登っていきますよ!!





途中途中に鳥居や社があります。






そしてついに本殿前到着!!

みんなヘトヘトですね・・・。





まぁ、これを見ていかに最後が急な勾配になってるか分かっていただければ幸いです。






ここからの景色もなかなか絶景ですよね。

まぁ、ここがゴールじゃないんですけどね。

そう!本当のゴールはこの奥の奥社!!

石段総数1368段だ真のゴールです。


さぁ、あと600段くらい登ろう!!と友人に言うと・・・。






え、マジ・・・?みたいな顔をしてました(笑
あと、もう疲れたから休もうと。


甘い!
こういうフィールドワークの時はどっしり腰を落として休んでしまったら次に体が動かなくなりますからね。

ここは意地でも体を動かさないとゴールまで行き着けませんよ。

ということで肩を落とす友人。

まぁ、ちょっとは休憩しましたけどね。




なんか、ふざけんなコノヤロー!!的なことを言ってた気がしますがそんなの知ったこっちゃない。

文句ならこんぴらさんに言ってくれ。


というわけで、我々2人は本宮のその奥、奥社を目指します。






と、そこへ上からすでに参拝を終えた客が。

・・・遠目でも疲れているのが分かります。

気合入れていくぞ!!






とはいえ、個人的にはこの奥社までの道がこんぴらさんのメインだと思ってます。

ここからはほんと山の中にグイグイ入っていく感じでいいですよ。

奥社までいく参拝客も少ないので静かで落ち着いた雰囲気もまたいいです。






重い足を引きずって一段一段登っていきます。






道すがらにある社もどこか神秘的な感じですしね。




こういう木々に囲まれた道は大好きです。






そして広いとこに出ましたよ。

これが奥社?




いえいえ、これは白峰神社。

ここで923段らしいです。

奥社まで残り445段!!






ここまで来たら逆に登るのが楽しくなってきますよね。

友人もちょっと楽しむ余裕が出てきたみたいです。





登ってる途中でトカゲとかも見かけました。

そういう発見を探しながら歩いて行くのもとっても重要なことだと思います。







そして見覚えのある折り返しを見かけました。

ここまで来たらゴールまで後少し。





このストレートを登り切ったらそこに奥社が見えるはずです!




見えました~!!

これでゴール。






奥宮となります。






とりあえず2人おみくじを買います。






う~ん、いい景色!

ここまで来たかいがあったというものです。


そしてあとはきた道を戻ります。
思ったよりも時間がかかってしまいましたが、ふもとに降りて飲んだジュースの美味しいこと!!


みなさんも機会が会えればぜひ訪れてみてくださいね。


神戸編 へ続く


ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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