2018/02/09

信州旅行 1日目 その4 ~御射鹿池とおしどり隠しの滝~

辺り一面真っ白な雪景色 御射鹿池

EOS-1D X + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)

私が初めて冬の茅野を訪れたのは2011年の年末だ。
そのときはこの御射鹿池近くの明治温泉に1泊したのだが、そのときの旅行こそ私の人生を大きく変える起点となったわけだ。


その話はさておいて、その時見たのが明治温泉の脇にあるおしどり隠しの滝が見事に凍りついた姿である。
滝自体は凍ってはいなかったが、その周りが氷柱になっており、それは見事だった。
最近では夜にはライトアップなどもしているらしい。
その姿をもう一度見ようと私は車を蓼科の方へと向かわせた。


途中何度もつづら折りになる山道をアクセルを踏み込み登りきった先に明治温泉はあるが、その前に御射鹿池を見ていこうと車を道の脇に止めてカメラを持ち出し、御射鹿池の方へと歩いていった。


EOS-1D X + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)

御射鹿池も見事に凍りつき、その上に雪が積もったことでどこが池でどこが岸か分からなくなっていた。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

しかし、この風景は見事だといえるが一つショックを受けたのがこの柵である。
私が前に御射鹿池を訪れていた時はこのような無粋な柵はなく、池の畔まで歩いて行けた。
だが、真新しいこの柵のそばには立入禁止の立て看板がしてあり、これ以上先へ行くことはできない。

冬季のこの時期危ないので取り付けたわけではなさそうだ。
そうだとしたら立派すぎる。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

仕方がないので柵から身を乗り出すようにして撮影する。
こんなとき”何だこんなものは!”と柵を乗り越え、撮影するような無粋な真似は絶対やってはいけない。

カメラを持つものは普通の人以上にマナーには気をつけたいものだ。
そうしないと必ず撮影者に対し厳しい社会が待っている。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

観光客が増えたことに対する池の管理者の配慮だろうか?
ここは東山魁夷の絵のモデルになったことで写真家の中では割りと有名な場所だと思う。
きっとその中では他人の迷惑を顧みず三脚を広げて我が物顔で撮影している人もいたのかもしれない。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

最悪の場合、撮影の邪魔だと手前の木の枝などを打払う人もいたりする。
観光客が増え、小さい子どもなどが池の畔まで歩いていき落ちたら危ないから柵をした、とそのような理由であることをせめて願いたい。


EOS-1D X + EF24-70mm F/2.8L Ⅱ USM

そして明治温泉に向かう分かれ道のところには前にはあったっけ?と思えるくらいの立派な駐車場ができた。
恐らく観光用だろうが、きっとこれも観光客が増えたことによる配慮だろう。
前までは御射鹿池の前に3台ほど車が止められる程度で、それ以上は車が道路に溢れている状態だった。

人が増えることは観光地としてはありがたいのだろうが、そのために失われる景色もある。
なんとかうまく住み分けれないものか。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

日陰はまだ凍りついた道を滑らないようにしながら明治温泉へと向かう。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

暫く歩くと懐かしい景色が見えてきた。
前に来たのは、夏だったがそれももう5年前になる。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

そして明治温泉の前まで来た。
車が何台か止まっているので宿泊客もいるのだろう。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


そして温泉宿の脇から横谷峡遊歩道へ降りる道があり、降りたらすぐおしどり隠しの滝だ。


EOS-1D X + EF24-70mm F/2.8L Ⅱ USM

今回は日中気温が上がっていたせいか氷柱までは見れなかった。
ただ、いい天気なので何枚かおしどり隠しの滝を撮っていくことにした。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

対岸へと繋がる橋から落ちないようにしてカメラを構える。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

滝の岩肌が赤いのはここの温泉に鉄分が多いせいだ。
そのためここの温泉は真っ赤な温泉なのだが、体の芯から温まる。
明らかに治ると書いて”明治温泉”なわけだ。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

さて、日が暮れる前にまだまだ山を楽しもう。
今度は白樺湖の方まで足を伸ばし車山をグルっと回ってみようと思う。
久々の山道のドライブに心躍るが、せめてもうちょっといい車だったらなぁと思うのは贅沢だろうか・・・。

ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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