私はあまり好きではありません。
ジメジメするし外に出れば濡れるし洗濯物も乾かないし。
ですが、雨は大気の清掃係。
雨上がりの爽やかな空気はいいですよね。
最近ではPM2.5やら黄砂やら飛んできてるのでなおさらです。
そして写真を撮るのも雨の日はなかなか面白いんですよ?
もちろんカメラには水分は大敵ですが、ちょっとした小雨のときに防滴性能のあるカメラを持ちだしていつもと違う雰囲気の街を撮ってみましょう。
今回使うカメラはD700。
雨の日は外であっても暗いので高感度に強いカメラのほうがいいですね。
そしてD700などの上位機種はマグネシウム合金ボディに各所シーリング加工がされており、防塵防滴性能も下位機種より向上しております。
とはいっても油断は禁物ですが・・・。
使うレンズは80-200m F2.8。
昔の直進ズームタイプのレンズです。
重いレンズですがその描写は最高ですね。
今日はこの望遠レンズを持って風景を撮って行きたいと思います。
焦点距離:200mm シャッタースピード:1/3000秒 F値:2.8 ISO:800
望遠レンズを使うときはとにかくシャッタースピードに気をつけてください。
焦点距離が長くなるほど手振れによるブレが激しくなります。
普通は(1/焦点距離)秒を目安にすればいいと思います。
今回の写真ですと焦点距離は200mなので1/200秒以上で撮ればいいということですね。
今回はちょっと保険をかけてISOを高めの800に設定して撮ってます。
焦点距離:200mm シャッタースピード:1/90秒 F値:6.7 ISO:400
近くの物を撮るときはグッと絞ってやることも必要です。
水玉だけにピントを合わせるよりもうちょっと前後の葉っぱにもピントが合ったほうがいいでしょうし。
ただそうなるとシャッタースピードは低くなるのでブレないように気をつけて。
焦点距離:110mm シャッタースピード:1/90秒 F値:6.7 ISO:400
もうちょっと雨が激しければキレイな白い線がいくつも出るんでしょうが。
拡大して撮ったり離して撮ったり。
色々試して自分がこれだという画角を試行錯誤できるのもデジタルのメリットですよね。
焦点距離:110mm シャッタースピード:1/75秒 F値:4.0 ISO:400
シャッタースピードを早くすれば当然降ってる雨も止めて撮れます。
また、葉から落ちる水滴は遅いスピードなので完全に止めることもできます。
焦点距離:145mm シャッタースピード:1/350秒 F値:4.0 ISO:400
望遠レンズのいいところはこのような密集したものを撮るときもメリハリがつけれる所。
前後をボカすことで被写体を際立たせることがしやすいです。
焦点距離:185mm シャッタースピード:1/1000秒 F値:4.0 ISO:400
雨の日はただの地面を撮るだけでも面白いです。
幾つもの波紋が重なってアートみたいになってますね。
個人的には左端の草がクッキリまるで浮き出てるように描写されてるのがツボです。
このレンズの性能をまじまじと見せ付けられてる気分。
古いレンズなのに大したものです。
焦点距離:185mm シャッタースピード:1/90秒 F値:11 ISO:400
枝についた水滴がまるで木の実のよう。
とても素敵な感じです。
葉が落ちた今の季節だからこそ見れる風景でもありますね。
焦点距離:170mm シャッタースピード:1/60秒 F値:4.0 ISO:400
というわけで今日の写真はこのへんで終わりです。
あまり長時間雨に晒すのもよくないですしね。
短時間でパッと撮ってパッと帰る。
それが重要だと思います。
今回の写真はどうでしたか?
家に帰ったらちゃんと濡れたカメラとレンズは拭いて乾かしてあげてください。
また雨天での撮影はあくまでも自己責任で。
メーカーは防塵防滴をうたっていますが、雨の中の撮影は推奨しておりません。
万が一何かあっても保証等受けれなくなるかもしれませんのでそのへんはご了承ください。
まぁ、私は多少の雨ならガンガン使っていこうという気持ちですがね。
そのための上位機種ですし。
ただレンズは選んでください。
ボディが上位機種でもレンズが安物ならレンズが壊れるかもです。
ですが、少しいつもと違う雨の街を。
あなたも楽しんでみて下さいね。
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