異音の原因は一体何なの!?
24年落ちのNBロードスターを購入してから、半年ほど。
これまで特に大きなトラブルもなく、快調に走ってくれていました。
ところが最近、仕事を終えて夜にロードスターへ乗り込み、エンジンをかけると、ちょっと気になる音が聞こえるようになりました。
「キュルキュルキュル……」
何かが滑っているような、ゴムが擦れているような音です。
最初はエンジンをかけた直後だけなのかなと思っていたのですが、そうでもありません。
走り出してもしばらく音が続き、最初の交差点あたりまで、
キュルキュル……
という音が響いています。
走行自体には問題ありません。
エンジンも普通にかかりますし、警告灯が点灯しているわけでもありません。
ただ、24年落ちの車から今まで聞いたことのない音がする。
これはちょっと気になります。
まず疑ったのは「ファンベルト」
この「キュルキュル」という音を聞いて、まず思い浮かんだのがファンベルトでした。
ファンベルトは、エンジンの回転を利用してオルタネーターやウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーなどの補機類を駆動しているベルトです。
名前からすると冷却ファンを回すためのベルトのように思えますが、実際にはエンジンの力をさまざまな補機類へ伝える重要な部品です。
このベルトが劣化したり、張りが弱くなったりすると、プーリーとの間で滑りが発生して「キュルキュル」という音が出ることがあります。
今回の症状にも当てはまりそうです。
エンジン始動直後に鳴きやすい理由
特に気になったのが、エンジン始動直後に音が出ることが多いという点です。エンジンがかかるとクランクプーリーが回転し、その力がベルトを通じてオルタネーターなどへ伝わります。
夜に帰宅するときならヘッドライトも点けています。
エアコンを使っていれば、エアコンコンプレッサーも動きます。
こうして補機類にかかる負荷が大きくなると、ベルトにもより大きな駆動力が求められます。
もしベルトが劣化していたり、張りが弱くなっていたりすれば、そのタイミングで滑って「キュルキュル」と鳴くこともあるようです。
そこで、まずは自分でも確認してみることにしました。
ボンネットを開けてみます
NBロードスターのボンネットを開けるには、運転席の右下にあるレバーを引きます。
これでボンネットのロックが解除されます。
ただし、これだけではボンネットは開きません。
次に車の前方へ回り、ボンネット中央付近にあるロックレバーを引きます。
これでボンネットを開けることができます。
そしてこちらが、NBロードスターのエンジンルームです。
改めて見てみると……
かなりキレイですね。
24年落ちの車とは思えないくらい、エンジンルームもきれいに保たれています。
こういうところを見ると、これまで大切に扱われてきた車なのだなと感じます。
これがファンベルトです
では、今回確認したかったファンベルトを見てみます。
エンジン前側に見えているのがファンベルトです。
そして、そのベルトが掛かっているのがオルタネータープーリー。
さらにその奥にある大きなプーリーがクランクプーリーです。
エンジンが回転するとクランクプーリーが回り、その回転がベルトを通じてオルタネーターなどの補機類へ伝わっていきます。
今回の異音はこのあたりから聞こえているように感じます。
そこで、ベルトを少し押して張り具合を確認してみました。
すると……
かなり固い。
少なくとも、ベルトがフニャフニャに緩んでいるような感じはありません。
もちろん、これはあくまで私が手で押して確認しただけです。
本当に適正な張力なのかどうかは、整備士の方に見てもらわないと分かりません。
ただ、目視した限りでは大きなひび割れなどもなく、見るからにボロボロという印象でもありませんでした。
となると、少し気になるところがあります。
オルタネータープーリーが少し錆びている?
改めて撮影した写真を見てみると、オルタネータープーリーの表面が少し茶色く見えます。

もしかすると、表面に薄くサビが出ているのかもしれません。
もちろん、この程度の表面サビだけで異常だと判断することはできません。
軽い表面サビであれば、ベルトが回転することである程度落ちていくこともあります。
一方で、サビが進行して表面が荒れてくると、ベルトとの接触面にも影響します。
ベルトを傷めたり、正常にグリップできなくなったりすれば、ベルトが滑る原因になる可能性もあります。
つまり、
「ベルトそのものではなく、プーリー側に原因がある」
という可能性も考えられます。
今回の写真を見る限り、私にはそこまでひどい状態には見えません。
ただ、実際に音が出ている以上、このあたりも気になるところです。
車検の整備記録を確認してみる
そこで、今年2月にロードスターを購入したときの車検整備記録も確認してみました。
この車は購入時に車検を受けています。
購入したお店については以前のブログでも紹介していますが、かなり信頼しているお店です。
車を引き渡す前に必要な整備をきちんとしてくれているので、単純な点検漏れということは考えにくいと思っています。
そして整備記録を確認すると、
ファンベルトは交換されていませんでした。
これは今回の異音を考えるうえで、一つの手掛かりになりました。
もちろん、
「交換されていない=悪い状態だった」
という意味ではありません。
車検時の点検で、その時点では交換が必要な状態ではなかったから、そのまま使用されていたのでしょう。
逆に、もし購入時の車検で新品のファンベルトに交換されていたのであれば、今回の異音についてはベルトそのものの劣化という可能性は低くなります。
そうなると、プーリーやオルタネーター、エアコンコンプレッサーなど、別の部分を疑っていくことになります。
だから今回については、
「まずはファンベルトから疑ってみよう」
と考えました。
24年落ちのロードスターですから
そもそも、このNBロードスターは24年落ちです。
金属部品だけではなく、ゴムや樹脂などの部品も長い年月の中で少しずつ劣化していきます。
ファンベルトもその一つです。
これまで大切に扱われてきたからこそ、交換する必要がなく、そのまま長く使われてきたのかもしれません。
だからこそ、
「今までよく頑張ってくれたな」
とも思います。
青空駐車も気になります
そして、もう一つ気になったのがロードスターの保管環境です。
普段は青空駐車です。
昼間は太陽に照らされ、車体やエンジンルームも温められます。
そして夜になると気温が下がります。
今回の異音も毎日必ず発生するわけではありません。
特に、日中と夜の寒暖差が大きい日に、仕事から帰ってエンジンをかけると鳴るような気がします。
朝に出発するときには鳴らないこともあります。
昼間に温められた車が、夕方から夜にかけて冷えていく。
その温度変化が、長年使われてきたベルトに何らかの影響を与えているのではないか。
そんなことを考えました。
もちろん、これも私の想像です。
実際にはベルトではなく、プーリーや補機類など、別の原因かもしれません。
気になる異音は放置しない
今回のような異音は、車が普通に走れてしまうだけに悩ましいところです。
エンジンは普通にかかります。
走ることもできます。
しばらく走れば音が消えることもあります。
それでも、異音が出ている以上、何かしらの変化が起きている可能性があります。
もし本当にベルトの滑りが原因なら、状態が悪化してベルトが切れてしまう可能性もあります。
逆に、ベルトではなくプーリーや補機類に問題がある可能性もあります。
自分でできる範囲で確認してみましたが、これ以上は判断できません。
最後はプロに診てもらいます
ここまで自分なりに調べてみました。
ファンベルトの劣化なのか。
ベルトの張りなのか。
プーリーのサビなのか。
オルタネーターやエアコンコンプレッサーなど、補機類の問題なのか。
いろいろな可能性が考えられます。
しかし、結局のところ自分で原因を特定することはできません。
24年落ちのロードスターだからこそ、小さな異変も放置せず、きちんと確認しておきたいところです。
ということで今回は、マツダのディーラーへロードスターを持っていくことにしました。
果たして、あの
「キュルキュルキュル……」
という音の正体は何だったのでしょうか。
ファンベルトなのか。
それともプーリーや補機類なのか。
自分なりの推理はここまで。
あとはプロに答え合わせをしてもらいます。
次回、マツダディーラーで診てもらった結果を紹介したいと思います。