2022/10/08

岐阜・長野旅行⑪ 大王わさび農場

 かつてこの地を開拓した人々がいた・・・

テンホウで美味しいランチを食べた後向かった先は安曇野「大王わさび農場」。
日本最大規模のさわび園がある安曇野随一の観光スポットです。

大王わさび農園の「大王」とはかつてこの地にいたと言い伝えられる魏石鬼八面大王のことです。
坂上田村麻呂が有明山の鬼賊を退治したという伝説がこの地に残っているそうですね。



ただ、坂上田村麻呂は後に付け足された話のようで、比較的ぐて対的な伝承を記す信府統記によると、

”魏石鬼と呼ばれる鬼賊がこの地域におり、八面大王を名乗り、神社仏閣を破壊し民家を焼き人々を悩ましていた。
そこで田村という将軍が討伐を命ぜられ、安曇群矢原庄に軍を派遣しこれを討伐したとのこと。

田村将軍が後に坂上田村麻呂と混同されたのではないかと言われてます。
また、鬼の正体ですがこの地域を荒らし回ってた盗賊ないし山賊でしょうね。



ちなみにこの農園って最近できたのかと思ってましたが、元々荒れ地のこの地が開拓されたのは大正4年のことなんだとか。
すごく歴史のある農園なんですねぇ。

しかもこの規模のわさび農園が元々個人所有だったっていうのもすごい話です。



まぁそんなサイドストーリーを頭に入れ、大王わさび農場を見ていきましょう。



まず、お土産屋を見て回りましたが、こんな感じで生わさびが売ってます。
買って帰ってスリたてのワサビで蕎麦とか食べたら美味しいんだろなぁ。

ただ使い切らないといけないのでコスパが・・・。



農園の近くにはきれいな川が流れております。



この清流に回る水車、茅葺屋根。
これこそ日本の原風景だと黒澤明監督もこの景色を気に入ったといいます。



たしかにいい風景ですよね。
水車って殆ど見なくなりましたし。



苔むす水車もいいもんですなぁ。



さわび園の中に入ると一面黒いネットで覆われております。



わさびはどこかな?思って進んでいくと、



黒ネットの下からわさびが元気よく生えているのが分かります。
絶えずきれいな水が流れているワサビ畑ですが、こんな畑こういう土地じゃないと絶対できないですよね。

栽培期間は1〜2年ほどなんだとか。



園内には池もあります。



中ではニジマスが優雅に泳いでおりますが、生簀ではないですよねぇ?



また、園内には大王を祀る祠もありますよ。



一体どんな人物だったんでしょうね。
あとわさびは好きだったのかしら?



祠の近くには像があります。
手にワサビを持ったわさびの女神でしょうか?



観光客も程よく多くなかなか流行ってますよね。



ちなみにわさびを育ててるきれいな水を飲めるスポットもありますよ。



安曇野に寄ったらぜひとも寄りたいスポットですよね。
さて、わさびアイスでも食べて帰るとするか。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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