数万年前の景色へ
やってきました、ガンガラーの谷。
駐車場も何台か空いていてスッと入ることが出来ました。
ガンガラーの谷は那覇空港から約30分ほど車を走らせたところにあります。
道を挟んでおきなわワールドもあり、この周辺だけで半日以上時間を潰せる観光スポットです。
ここはツアーの受付を済ませた人じゃないと入れないので、カフェも楽しみたいならツアー開始前より早めに到着したほうがいいでしょうね。
ここ、ケイブカフェをスタート地点とし、「イナグ洞」→「イキガ洞」→「大岩」→「大王ガシュマル」→「ツリーテラス」→「武芸洞」と回っていきます。
所要時間は1時間程度。
ケイブカフェを含め、同じ場所には戻らないため、また後で撮影しようかとか出来ません。
写真撮るならチャンスを逃さないようにしましょう。
ケイブカフェを出ると、熱帯!!って感じの森が広がっています。
この大きな葉っぱはクワズイモと言います。
名前通り毒があるので食べれません。
世界最大級の竹ですが、これは海外から貰ったのを植えているようです。
しかし、上流から畜舎排水が大量に流れ込み、河川汚染が目立ち急遽公開を中止。
それから30年間、河川環境の回復を待ち続け2008年から予約制ガイドツアー専用エリアとして再び公開が始まったんだとか。
一見して、キレイな自然がたくさん残っているように見える沖縄も、見えないところでその自然を守るため様々な努力がされてきているんですね。
通路には多くのガシュマルが生えてます。
このガシュマルにはキムジナーという妖怪が住んでいるといいます。
ちなみに枝からぶら下がっているのは根っこです。
このガシュマル、実は歩くんです。
枝から伸びた根っこは地面に垂れたら太く成長し、新たな幹となります。古い幹は地面の栄養を吸い尽くしたら枯れ、徐々に木が生えている位置が動いていくというわけです。
成長も早いみたいですし、傍から見てるとゆっくりですが木が歩いてるように見えるんでしょうね。
キムジナーの伝説などもそういった現象から生まれったんでしょうか?
ここには女性の神様がいます。
4mくらいの竪穴であぶないので立ち入ることは出来ませんが、洞窟の中にはこういう岩があるそうで。
誰が呼んだか、イナグ(女性)洞。
ここは安産祈願でお参りに来る女性もいるそうで。
また、沖縄県内の巫女さんで毎年お参りに来たりしてるかたもいるみたいですね。
イキガ(男性)洞ですね。
LEDなんかじゃなく灯油のランタンです。
いやー本格的。
触ると熱いので取り扱いにはご注意を。
これがイキガ洞の由来。
なるほどよく出来たもんですね。
ります。
ガンガラーの谷って結構不思議な響きですよね。
気になる方はぜひ行って説明を聞いてみてくださいね。
谷のそこから谷を突き抜けその上まで枝が伸びた大木のガジュマルは沖縄内でもなかなか見ることが出来ないと思いますよ。
ここではスタッフの人が記念撮影もしてくれます。
ぜひ、大主ガジュマルの前で撮りましょう。
この写真を見たらここが谷の底っていうのがよく分かると思います。
全部、鍾乳洞の天井が抜けて出来た谷間。
一体どれだけの洞窟があったんでしょう。
この上にも石の蓋がしてあったんですが、最初は気付かず・・・。
土中の石をのけていったら人骨が見つかり、それが石室だと気付いたわけです。
ちょっと掘ったら石室ができたことから、この場所は2万年前かららほとんど土が堆積していない、つまりほぼ環境が変わっていないのです。
2万年前の港川人も今見てる風景とほぼ同じ景色を見てたんですね。
なんかロマンを感じます。
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