そこは最高位の御嶽
那覇空港から車で40分ほど。
南部そばからも同じくらいの距離ですね。
神社みたいなものでしょうか。
そして斎場御嶽とは「斎場(せーふぁ)=最高位」の御嶽という意味で、琉球王朝においても最も重要な御嶽です。
また、入場券も駐車場近くの券売所で買っていくことになるため、忘れずに購入していきましょう。
斎場御嶽に行ってから戻ると大変なことになります!
途中まで観光地らしい店が沿道に並んでいましたが、この辺りに来ると一気に雰囲気が変わります。
店もなく、重い深い空気が漂ってまいります。
施設に入ると、まず諸注意のビデオを見せられます。
先に書きましたが、ここは沖縄にとって最高位の聖地です。
本土で言うと伊勢神宮といったところでしょうか?
これまでは祭祀を行う関係者しか立ち寄れなかったことを考えると、伊勢神宮以上の聖域です。
サンダルやハイヒールなどの履き物、肌の露出が多い服装などでは入場を断られます。
履物に関しては、バリアフリーが整備されておらず、急な坂や石畳の道を歩くのに危険なことが理由ですが、無料貸し出しの履き物もあるので、不安なら受付で申し出ましょう。
池を見てみると・・・イモリ!?
大量のイモリが池に浮かんでいるじゃないですか!!
さすが聖域ですね。
腹が赤いからアカハライモリかな?
それか琉球イモリ(そんなものいるか知りませんが)かな?
なんて思いながら先へ進みます。
ここから先は神事関係者しか入ることが許されず、一般人は御門口の横に並べられた6つの香炉に対し、祈りを捧げるそうです。
6つの香炉は斎場御嶽にある6つの神域(イビ)を表しています。
滑らないようゴムマットが敷いてある箇所もありますが、下手な靴だとここの時点で行くことが困難となりますよ。
ここが斎場御嶽最初の拝所になります。
観光客が拝所まで上がって、香炉用の石板を触ったり色々あったそうなので、観光時はちゃんとルールとマナーを守るようにしましょう。
虫と鳥と風の音が静かに響いていきます。
観光客が少ないのもいいですね。
これが人でごった返すとこの空気は無くなってしまうかもです。
今日、この日にここに来て本当に良かったなと思います。
ここは石段すら登ることは禁止されています。
手前で見学することにしましょう。
今でも草木が生えない窪地になってますね。
こんな聖域であっても戦争の傷跡は残っているのですね。
当然、祭祀に使うものなので触れてはいけませんよ。
そしてこちらが三庫理(サングーイ)。
本来はこの中も入れて、岩の切れ目から海が見れるのですが、フォトスポットとしても有名なため、一度入ったらしばらく人が出て来ず密になるんだとか。
なのでコロナ禍の今は立ち入り禁止になっているんですよね・・・。
沖縄は感染者数も多いですし、やむ無しですかね。
斎場御嶽自体が見学禁止とかになってはいませんでしたし。
次に来る楽しみがまた増えたと思えばです。
そこに「足元注意」の文字が書かれているのが「シリケンイモリ」。
絶滅危惧種みたいなのですが、まさかあの池にウヨウヨいたのではないよね?
森の中にいるのかな?と思い、係員の方に聞いてみると・・・。
「はい、あの池にいるイモリがシリケンイモリですよ。一応、絶滅危惧種なんですけどねぇ」と笑って答えてくれました。
さすが聖域!!
絶滅危惧種も大繁殖してらっしゃる。
この空気が、環境が末長く続いて欲しいですね。
今度、沖縄を訪れた時もぜひ行ってみようと思います。
その時は三庫理に入れるようになってるといいですねぇ。
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