カメラを長く使うために
どんなものにも寿命というものがあります。
デジタルカメラにしてもパーツは消耗品で、長く使ってるとガタが来るものです。
一眼レフだとただ撮影するだけでもシャッターユニットが摩耗していきますので、空打ちで連射なんかしてたらすぐに壊れたなんてことも。
最近のデジタル一眼レフのシャッターユニットは、キヤノンで言うとKissのような入門機で数万回、2桁機で10万回、1桁機で15万～20万回、プロ用の1D機で30万～40万回程度のショットで寿命を迎えます。
私の使ってる1Ds MarkⅢのシャッターユニット寿命は公式では30万回と書かれているのでそれを超えるといつ壊れてもおかしくない状態と言えます。
ただ、壊れた場合は修理に出せばちゃんと使えるので現行機種ならそこまで気にせず使えばいいでしょう。
せっかく買ったカメラです、ガンガン使わないと損です。
しかし、古い機種ならそうも言ってられません。
メーカーもいつまでも修理対応してくれるわけでもなく、パーツなんて在庫がなくなったら修理できないと言われる可能性もあります。
1Ds MarkⅢは修理対応期間が2018年5月となっていますので、これを過ぎたら壊れてもメーカーでは修理できなくなるわけです。
今使っているカメラが旧機種の方は、ぜひこの修理対応期間を調べてみて下さい。
そしてもうすぐ修理対応期間が過ぎる場合、できれば摩耗したパーツを交換しておいたほうがいいでしょう。
1Ds MarkⅢを修理に出す
私の1Ds MarkⅢも前に調べてもらったショット数は25万回と、そろそろ寿命を迎える感じでした。
もちろん、使ってて何か不具合もあるわけでもなく、30万回に達しても壊れないかもしれません。
しかし、この先も使っていくことを考えたらここで一度シャッターユニットを交換しておいたほうが良いでしょうね。
また、液晶の保護ガラスにも傷が入っているため、これも交換してもらいたいです。
裏蓋のネジも1本どっかに飛んでいってなくなっており、これもこの際なんで付けてもらいたいかも。
早速、キヤノンサービスセンター大阪に修理を依頼しに行きました。
とりあえず、上のような状況を係員に説明します。
するとまずは「あんしんメンテ オーバーホールはどうですか？」と勧められました。
キヤノンは現在3つのメンテナンスサービスを行っています。
その中の「あんしんメンテ オーバーホール」は製品を分解し、摩耗したパーツを交換し調整してくれるサービスです。
仕事とかでカメラを酷使してる人にとってはいいでしょうね。
しかし、値段が高い。
EOS 1Dシリーズは91,800円もします。
これだけ金出すなら、これ＋αで別のボディ買うなぁと言う感じ。
まぁ、部品代が59,400円となってるのはあくまで目安らしいんでそこまでかからないかもしれませんが・・・。
ちなみに「あんしんメンテ オーバーホールは高いんでいいです。」と言うと、「では前版ユニットの交換をオススメします。」と再度提案されました。
長く使っているのでシャッターユニットだけでなく、ミラーボックス周り全てのパーツを合わせた前版ユニットをごっそり交換した方がいいというわけです。
確かに言ってる意味は分かるし、シャッターユニットだけ消耗してるわけではないだろうから交換できるなら全部交換したほうがいいのでしょう。
ただ、これの見積もりの値段を聞くと技術料＋パーツ代で8万円ほどかかるそうです。
うん、オーバーホールの値段と変わりません。
正直、現在一番気になるのが背面液晶の傷でそれ以外は使ってて不具合はないんだよなぁ。
言ってしまえばあと5万回ショットは切れるだろうし。
ただ、この液晶モニター窓も交換するなら技術料が発生し、17,000円＋部品代700円が必要なんだそうで、だからついでにシャッターユニットくらい交換しとくかと思っていたわけですよ。
ただ、両面テープでくっついてる液晶モニター窓を張り替えるだけなのに17,000円も取られるのは納得出来ないんで。
というわけで、今回は上で書いたとおり
・液晶モニター窓 交換
・シャッターユニット 交換
・ネジ追加
をしてもらうことにしました。
見積もりとしては
液晶モニター窓 700円
シャッターユニット 9,950円
小物部品（ネジ） 700円
両面テープ 100円
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パーツ代合計 11,450円
技術料金 17,000円
消費税 2,348円
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送料 900円
合計 31,698円
という感じなりました。
まぁ、こんなもんでしょう。
ここでシャッターユニットを交換しとけば、シャッターユニットだけはあと30万回はもつでしょうし。
あと液晶に傷が入ってるのは使ってて気になってたんでこれを機会に綺麗にできてよかったです。
ただ小ねじに700円かかるのと両面テープ代もとるのがケチ臭く感じるのは私だけでしょうか？
あと期間は2週間ほどかかるそうですが、サービスセンター受け取りにしなければでき次第発送してくれるそうです。
送料900円は自宅に発送用の費用なんですが、サービスセンターが遠い人などはこっちのほうがいいかもしれませんね。
さてどんな感じで戻ってくるでしょうか。
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